119エマージェンシーコール【2話感想】現場と管制員の違いに「自分の仕事への姿勢も考えさせられる」

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フジテレビ系月9ドラマ「119エマージェンシーコール」

フジテレビ系の月9ドラマ「119エマージェンシーコール」。1月20日放送の第2話放送後の感想まとめ記事です。

ネタバレ注意!

「線引きしない、命をつなぐ」と使命感に燃える粕原雪(清野菜名)と指令管制員に夢を持たず現場と一線を画して働く兼下睦夫(瀬戸康史)。水と油のような2人ですが、雪の粘り強さや高千穂係長(中村ゆり)のプッシュもあって、兼下の気持ちにも変化が起きる様子です。

今回のメインは金属加工工場での火災事故ですが、その工場では数日前に作業員の指負傷事件が起きていて、雪と兼下の「復習済み」のパワーが生かされます。また、息子に指令管制員のことを告げていなかった兼下家の事情も描かれ、緊張感が漂います。

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目次

第2話の視聴率はいつ発表?

「119エマージェンシーコール」の視聴率は1/21(火)に発表されます。

視聴率一覧表はこちらで速報更新しています。

第2話を見た視聴者の感想

現場の確認に付き合わされる兼下

金属加工の佐久山工業から負傷者の通報があり、兼下と雪は「通報者に交代してもらうべきか」「応急処置が先か現場詳細が先か」など、ことごとく対立してしまいます。どちらの言い分も一理あるものの、兼下は先輩として緊急判断の引き出しが多いのに、雪にそれをあまり伝えていないように思えました。「自ら気づけ」というスパルタ気質のようですが…今時なじめない人も多そうですよね。

しかしブレない雪は高千穂係長のフォローもあって、うまく兼下を現場の確認に連れ出すことに成功、兼下や工場の社長にドン引きされながらも想像力を働かせます。文句を言っていた兼下も「工場の前に1人案内人を立てればいい」と珍しく雪に直接的なアドバイス…少しは雪の熱量に感化されたのでしょうか。

兼下の過去と家庭の事情

雪は成り行きで兼下の息子・光君(高木波瑠)と遭遇、うっかり「指令管制員」のことを話してしまいます。実は兼下は、消防隊員の現場で事故を起こしてしまい異動、そのことを光君には説明していなかったのでした。その根底には事故の原因が自分にあったという負い目、現場の方が偉いという自分自身の固定観念などがあったようで、今話でそれが少しでも和らいだようです。

レジェンド指令管制員・堂島(佐藤浩市)が「最初に最悪の事態を防げるのは指令管制員だけ」と語る笑顔が、兼下の鎧を砕いたようですね。最終的に光君も署内見学で「指令管制員のお父さん」に惚れ直した様子、心がホッコリしました。

現場を知っての通報対応、伏線回収もお見事

「このドラマにはミステリ要素がある」との声をネットで見かけたりするのですが、確かに雪と兼下の「現場確認」からの伏線回収(笑)は良かったです。雪は佐久山工業から火事・救急両方の要請があった時に、建物の特定や案内人の指示、救急救命の指導などを的確に進めていました。

そして兼下、過去のトラウマから「一線を越えない」と決めていた信念を蹴散らして、アルミニウム粉末による爆発の危険性を現場に訴えます。普段指令管制員を下に見る現場としても、そして兼下の頑なさにドン引きしている同僚たちから見ても見事なファインプレーでした。「だから現場は大事でしょ」とは絶対言わないヒロインだからこそ、兼下すら動かした雪のパワーに感心してしまいます。

次回の見どころ

フジ月9ドラマ「119エマージェンシーコール」第3話のケースでは、外国人からの119をテーマに、新島紗良(見上愛)がクローズアップされます。紗良は外国語の能力も高いものの周囲とのコミュニケーションは最低限、自分の悩みを周囲に漏らすことはしないキャラクターです。

そんな紗良にもガッチリ喰らいつく雪、一方紗良の彼には海外転勤の話があり、人生の転換期を迎えていました。破天荒な雪のプッシュで司令課3課の結束が高まるのか否かが見どころとなりそうです。

視聴者の感想

当サイト読者の方から寄せられた「119エマージェンシーコール」放送後の感想記事を紹介しています。

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まとめ

何といっても兼下家の平和が守られた、もとい更新されたことがホッコリする第2話でした。

そしてレジェンド堂島も、現場の消防隊員からあえて指令管制員を選んで骨を埋めたのだということで、主人公・雪の将来にも夢があるように思えました。一般的にはカッコよさも知名度・危険度も「消防隊員>指令管制員」という現状はありますが…。

今日の顛末で、兼下だけでなく以前雪につらく当たったような現場の隊員たちの気持ちも変わっていくといいなぁと思いました。

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