ブラックペアン【2話感想】公開手術の裏での駆け引きに「ドス黒い」「もはや腹黒ポジ代表格」

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TBS系ドラマ日曜劇場「ブラックペアン シーズン2」

TBS系の日曜劇場ドラマ「ブラックペアン シーズン2」。7月14日放送の第2話放送後の感想まとめ記事です。

ネタバレ注意!

いよいよ天城雪彦(二宮和也)が帰国、東城大病院の日本らしい小物さをけなしつつ、ギャンブル好きで公開手術という大舞台を好む自分のスタイルを貫く姿勢にはむしろスカッとしました。大勢の医師を敵に回したようですが、天城専任にされた世良雅志(竹内涼真)は意外にも敬意を払い続けている様子、やはり「手術・命を救う>人間性」は大前提なんですね。

天城信奉者のパク・ミンジェ(キム・ムジュン)やその指導医の高階権太(小泉孝太郎)の思惑と本音、そして渡海びいきだった猫田麻里(趣里)の動向も絡み、目が離せない第2話です。

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目次

第2話の視聴率はいつ発表?

「ブラックペアン シーズン2」の視聴率は7/16(火)に発表されます。

視聴率一覧表はこちらで速報更新しています。

第2話を見た視聴者の感想

天城、アップルパイを賭けに

天城はパクと世良が診ている患者・繁野の執刀を引き受ける代わりに、ギャンブルとして跡継ぎの孫娘にアップルパイの味の完成を言い渡します。相変わらずの悪魔ぶりという感じですが、一方で財産ではなくパティシエとしての未来に賭けたうえで成長を後押ししているのだから、割と親切ですよね。

ちなみに、患者の孫・結衣役の堀越麗禾ちゃんは市川團十郎の娘とのこと、自宅でもアップルパイづくりにいそしんでいたことが芸能ニュースやSNSでも話題になっています。けなげに「おじいちゃんの味」を完成させた結衣と天城の「未来のアップルパイで支払う手術費用」の契約が、心優しいものであるといいなぁと思います。

裏がありすぎる公開手術

繁野の容態が悪化、高階医師のスナイプ手術が不可能ということで、結衣が勝ち取った天城の執刀と公開手術が決定します。

しかしこれは高階が持ち込んだライバル大・維新大病院の主催する舞台であり、裏には日本医学会会長のポストが絡んでいるとのこと、陰謀にイライラしてしまいます。しかも維新大の菅井教授(段田安則)は学会クラッシャーの安島医師(新納慎也)を投入、さらに患者に不測の事態があると明らかに喜んでいて、大河ドラマ「光る君へ」の藤原兼家役を思い出す、お見事な悪役ぶりでした。

しかし、対する佐伯教授もその菅井の思惑を利用している様子、よりによって猫田看護師(趣里)に密偵役を命じていたのだから、ため息が出てしまいます。猫田には普通に(?)米とアップルパイと医療技術を好む、変人でいてほしいものです(笑)。

誰の掌の上?

ダイレクトアナストモーシスを華麗に成功させた天城の退出後、助手の独断が災いして患者・繁野は危険な状態に。その時冷静に判断しようと頑張る世良、陰謀や出世を差し置いて患者を助けに駆け付けた高階の動きには感動してしまいました。

パーティから呼び戻された天城はまたもや華麗に大量出血を止め、手術は今度こそ完了、BGMのクラシックも相まってまさに芸術という感じでした。天城の「心臓は美しい」という言葉には愛情がこもっている気がして、そこに渡海医師との違いが見える気がします。

歯がみする菅井の後ろで、天城の成功に「陰謀の勝利」とばかりに微笑む佐伯教授ですが…。その天城はなぜか資料室でこっそり何かを探っていました。頑張って目を凝らしてみた限り『医療事故調査報告書』というファイルのようですが、これが渡海と天城の関係や佐伯の裏を暴く話につながるのか、興味津々です。

次回の見どころ

TBS系日曜劇場ドラマ「ブラックペアン・シーズン2」第3話では、天城が新病院を「スリジエハートセンター」と命名し、お披露目の場はまたもや公開手術となります。ちなみにスリジエとは、フランス語で桜あるいは桜の木のことのようで、桜宮市にふさわしいとはいえ耳になじまないですよね。

また、患者の方は低所得の高齢女性とクレーマーの息子、高所得ながら菅井の息のかかった男性が現れ、人道的に天城と世良がぶつかるシーンもありそうです。

ゲスト出演は立川談春と梅沢富美男、豪華ですよね。圧巻の手術だけでなく、厄介な患者の対応に、医学界の陰謀までさばくことになる天城の活躍に期待です。

視聴者の感想

当サイト読者の方から寄せられた「君が心をくれたから」放送後の感想をこちらの記事で紹介しています。

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まとめ

心臓を扱う公開手術ということで、今回も重量のある拡大版ながら、あっという間に感じてしまいました。公開手術の大舞台を好む天城もどうかと思いますが、その裏で失敗をおぜん立てしようとする菅井、さらに裏で自分のために天城を成功させ手の上で転がそうとする佐伯のどす黒さには、ドラマとは言え気分が滅入ります。

何はともあれ、権謀術数に負けず、患者の命を救った天城医師に乾杯です。

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