2020年のTBSドラマ「MIU404」。
7月24日放送の第5話放送後の感想をまとめていきます。
深夜の同時多発コンビニ強盗が多数の外国人就労者によって行われた事件でしたが、日本社会の闇までえぐるような啓発的なストーリーでした。
伊吹藍(綾野剛)と志摩一未(星野源)がコンビニ店員に扮したり、ベトナム式にわざと「イヌ!」「カタツムリ!」と罵倒し合ったりと、コミカルさも良かったです。
前回(第4話)の感想はこちら。
ドラマ「MIU404」第4話の感想
ネタバレ注意!
「MIU404」第5話視聴率
ドラマ「MIU404」第5話の平均視聴率は7/27(月)午前に速報更新します。
視聴率一覧表はこちらで速報更新しています。
視聴者の感想
コンビニ強盗事件はGOTOキャンペーンだった?!
GO TO 強盗wwwwあれじゃんw#MIU404 pic.twitter.com/RPEIA7rZJh
— nokonoko (@nokonok69597611) July 24, 2020
14万もGOTOも偶然なんだ……撮影時期変更で桜から紫陽花に変わったのも、作品中に出てくるカタツムリと紫陽花の組み合わせがいいなと思って見てたけどそれも偶然なのか……偶然にしてもこんなにタイミングが重なるなんて凄すぎる……!
とりあえずガマさんが事件に絡んでなさそうでほっとしました。信じすぎるって言葉が引っ掛かっていたので。
あ、この台詞がコンフィの番宣だった??
雇用主に低賃金で文句を言わず働く使い捨てのロボットにされるアジア圏の外国人の気持ちも、ずれた世界を伊達メガネで誤魔化す人の気持ちもどちらもわかるので、気持ちがざわざわしてしまった。。。
外国人による同時多発コンビニ強盗事件は、語学スクールの水森(渡辺大知)がSNSでベトナム人を騙って誘発させた『#GOTO KONBINI』キャンペーンだったのでした。
そこに「マイちゃんの好きな人は?」という独特の目線から近づいたのは伊吹、理詰めでマイの交友関係から潰していったのは志摩で…でもイイ感じの捜査風景でしたね。
マイ(フォンチー)の本気の嘆きに触れ、水森を殴りたがる伊吹と自首を促したがる志摩の小競り合いやキャラの違いが面白かったです。
また事件解決の糸口となるSNSの読み解きに協力したのは伊吹の恩師・元刑事のガマさんこと蒲郡(小日向文世)で、ゲストなのに第1話からいるような違和感のない存在感が良かったです。
野木脚本が日本と外国人就労者の問題点をえぐる結末!
今まで正直何となく耳にしたことはあっても特に意識したりしたことはなかった外国人技能実習生の現状が、こうしてドラマとして描かれるのを見て生々しい実感として入ってくる
フィクションであってフィクションではない脚本にいつも考えさせられる
外国人は日本に来るな!と言う台詞を、外国人の実情を知り、彼らの事を思っている人間が発する辛さよ………(いわゆる嫌なら帰れ的な人じゃなくてさ…)
いい脚本だなー😭😭😭
今日のMIUって
逃げ恥でみくりちゃんが言ってた
やる気の搾取
から繋がってるんじゃないか
と勝手に思ってるのはあたしだけだろうか
野木さんに聞いてみたいなぁ
絶妙なタイミングで流れる感電
紫陽花と新緑とヒカリと対照的な闇
外国人のコンビニ強盗をあおったのは日本人・水森、それを煙幕に自分も強盗を働いて借金の返済に当てていたという、救いようのない犯罪ながら、犯人を憎めないドラマでした。
さすが野木亜紀子の脚本、『夢の島』という表題も、埋め立てでできたゴミの島を連想させましたが…。
事件の真相は、日本の在り方を恥じた水森の独りよがりな犯行だったのですが、その裏には社会的な問題・制度の矛盾や、それに目を背ける我々の悪い面などがふんだんに盛り込まれていました。
水森が潰したかった悪徳団体が「永田町がらみ」だったという設定も、痛烈なスパイスがきいていたと思います。
伊吹の言うとおり、利用されたマイちゃんには今後日本でいい出会いばかりがあるといいですよね!
4機捜と、志摩と伊吹と…
とりあえず九ちゃんの訛りは可愛かったし伊吹も安定の大型犬で可愛かった(笑)
パクチーのことを
なんだこれ、草か?と言った陣馬さんが最高に面白かった!!
んで何でも醤油かけちゃうおじいちゃんかーい🤣🤣🤣じゅんさん最高!
伊吹の犬感が半端なくて笑っちゃう😂
志摩さんに手で「待て!」されて「今だ!行け!!」って言われたり
「すみませんうちの野犬が…」とか😂😂
志摩さんのフラッシュバックシーン見入ってしまう。源さんって本当すごいな。辛そうなんだけど、壁を蹴る瞬間とか好き。ねぇ志摩さん何があったの?
伊吹は志摩に対する「よく戻れたな、相棒殺しが」との誹謗を小耳にはさんでしまいました。
伊吹自身、志摩の闇を感じてはいても「徐々に理解し合っている」と思っていた矢先でしょうから、きっとグサリと刺さったでしょうね。
実は4機捜メンバーは桔梗隊長(麻生久美子)も陣馬班長(橋本じゅん)も今回博多弁が飛び出した九重刑事(岡田健史)も、みんな志摩の過去を知っていたわけで、伊吹が早速詳しく事情を知りたがるのもわかる気がします。
また、特派員レッドに第3話の逃亡高校生・成川岳が『あなたの力が必要です』とメッセージをよこしたのも気になります。
志摩の過去に桔梗隊長が抱える過去事件への贖罪、さらに4機捜第3の事件とウラに抱えるものが多く「これでアットホームな職場って、逆にすごいな」と感心してしまう、4機捜の現状なのでした。
次回(第6話)の見どころ
「MIU404」第6話は、『連続毒殺事件』とのこと。
しかし、ストーリーのメインは志摩の闇と過去の事件をどこまで伊吹が知り、そして理解できるかということですね。
志摩の亡き相棒役・香坂を演じるのは村上虹郎、実はベテラン俳優・村上淳の息子さんなんです。
映画「ナミヤ雑貨店の奇蹟」やドラマ「この世界の片隅に」などに出演している、目ヂカラの強い役者さんですので、熱い演技を見せてくれそうです!
これまでの視聴者の感想
当サイト読者の方から寄せられた「MIU404」放送後の感想をこちらの記事で紹介しています。
- 「MIU404」第1話の感想
- 「MIU404」第2話の感想
- 「MIU404」第3話の感想
- 「MIU404」第4話の感想
- 「MIU404」第5話の感想
- 「MIU404」第6話の感想
- 「MIU404」第7話の感想
- 「MIU404」第8話の感想
- 「MIU404」第9話の感想
- 「MIU404」第10話の感想
- 「MIU404」最終回の感想
次シーズンの作品
同枠の次の作品は「キワドい2人-K2-」。
2020年9月11日からオンエアです。
まとめ
見事な野木亜紀子の脚本で、日本の対外国人労働者政策の恥部を理解することになり、胸がえぐられた感じがありました。
しかしついに、伊吹が『志摩は相棒殺し』ということを聞き知ってしまいましたね。
伊吹の追求に4機捜には大いに揺れそうです…。
第5話ではトラウマのフラッシュバックで我を忘れそうになった志摩ですが、伊吹に癒されて過去と向き合えるようになるといいですよね。
公式メモリアルブック