フジテレビの月9ドラマ「Night Doctor」。
8月30日放送の第9話放送後の感想まとめ記事です。
ネタバレ注意!
今回のテーマはズバリ『臓器提供意思表示カード』、深澤新(岸優太)の妹・心美(原菜乃華)がドナー登録を決心したことで、兄妹仲だけでなくナイトドクター・チームにも亀裂が入ってしまいます。
桜庭瞬(北村匠海)の「どこか負い目がある」という本音はすごく痛々しかったですが、彼や朝倉美月(波瑠)が真摯に語ったことで、無事深澤が臓器提供に関する考え方を心美と話し合えて良かったです。
とても啓発的なストーリー展開でした。
「美月の母親が桜庭のドナー」という第3話に登場した伏線も一部回収、こちらは成瀬暁人(田中圭)のフォローがネットでも評判です。
前回(第8話)の感想はこちら。
視聴率
「Night Doctor」第9話の平均視聴率は8/31(火)に発表されます。
視聴率一覧表はこちらで速報更新しています。
「Night Doctor」第9話を見た視聴者の感想
「臓器提供意思表示カード」へのバラバラな想い
泣いた!すごく良いシナリオ。話が進むごとに彼らの関係性も少しずつ変化し、相互作用により変わってゆく。連続ドラマの面白さを感じた。
最初あんなによそよそしい5人だったのに、今はいろんな感情丸出しで話をできてる関係っていいね。それにしても匠海くん涙がまんしてるとこ凄かった
心美がドナーカードを持つ意思を見せたことで『他の誰かが生きるためにお前が犠牲になることはない』と激高した深澤。
正直最初は「仮にも医師なのに…?」と思ってしまったのですが、高岡幸保(岡崎紗絵)も『耐えられない』と言っていたので、身内の話になると普通の感情なんだなぁと後から納得できました。
しかし、ナイトドクター・チームは臓器提供意思について様々な角度から語れるメンバー揃いですね。
ドナー家族の美月・レシピエント(臓器提供を受けた人)の桜庭がそれぞれの事情を深澤に打ち明けたシーンは、深澤に気持ちを押し付けないように配慮している雰囲気がある分、なお感動的でした。
そして「美月の母親が桜庭のドナー」と知ってしまった成瀬先輩が、さりげなく話を逸らしたり割って入ったり聞き役に回ったり…と、言葉少なめで見事にフォローしてまわっている様子も良かったです。
ドラマの役柄としては成瀬先生と桜庭先生があの5人の関係を落ち着いてまとめていて、中の人の演技としても田中圭と北村匠海が演技でひっぱっているナイトドクター
匠海くん、自分のドナーの娘の話を聞き、何も発言できず嬉しいような申し訳ないような複雑な感情を表現したあの顔、素晴らしかった
うちわもフォローもなめらかな成瀬先生
今日の脚本すごかった
今日の回、ずっと成瀬先生のフォローが(;ω;)筋トレドヤと屋上の火の番と焼き担当にはクスッとなったけど、朝倉先生の提案に考え聞いて一緒にお見舞い行ってくれるし、おてて振るし、でもどこまで踏み込むか冷静に周り見てるし、桜庭先生をずっと気にかけているし
(;ω;)
結局第3話から引っ張ってきた伏線は、あくまで成瀬と桜庭の間の「秘密」となってしまいました。
でも、それを知らない美月が『レシピエントからの手紙で寂しさが和らぐ』と感謝を語ったことで、桜庭の罪悪感も少しは減ったのだろうと思いたいです。
感動でコッソリ涙する桜庭を、上手に高級肉を焼くことでフォローする(?)成瀬も、さらにポイントアップ!というところでしょうか。
ドナーになる意思表示は心美自信を救う?!
深澤先生、誰よりも妹を想う兄貴の姿に泣いた、、、
岸くんのお芝居好きだな…(;ω;)
改めて、好きだと思った。
心美のドナーカードに同意したシーンのやり取り。
涙を堪えながら笑顔で「お前は元気になるんだから」って(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
命に対する考え方は命の数だけ異なるものだから…臓器提供も終わりを待つだけの様に思えてしまう人もいれば、誰かの命の一部として大きな光となれる、そう考える人もいる。難しい問題だからぶつかって、葛藤したけど心美ちゃんに寄り添って乗り越えた深澤先生、また1つ成長したね
深澤「俺が頑張れるのは心美がいるからなんだから」やっばい私も岸くんにそんなこと言われたい人生でした……今回くっそ泣けた
「ドナーにとして誰かの役に立てる“かも”しれないから自分を好きになれる」という心美の考えには、正直すごくビックリしました!
『堂々と生きてたいからこれを書いた』という心美のセリフも、オリジナルノートまで作成してしっかり勉強した結果の結論ですから重みがあります。
自分が死んだ後で人を救う可能性が、今の自分を支えるなんて考えたことがなかったので、自分は健康に胡坐をかいている幸せ者なんだなぁと痛感しました。
またその考えを、レシピエントの桜庭が見抜いていたらしいというのも、脚本的に良かったです。
ネットでは深澤役・岸優太の兄貴ぶりや成長を示す演技が大好評ですね。
次回の見どころ
次週第10話は救急医療の現場やナイトドクターにとって、一番つらい場面が登場します。
第9話最後に救急患者の受け入れを本郷先生が「断れ」と言った理由が分かり、美月も自分のポリシーと現実の厳しさとのギャップにジレンマを感じます。
救急車が到着する前での時間と救急患者の生命維持が有効な時間のせめぎ合いが、緊迫感をもって描かれそうです。
また、美月がちょうど休みの日に病院が停電してしまうとのこと、コチラはドラマらしい前向きで感動的な展開を期待したいですね。
これまでの視聴者の感想
当サイト読者の方から寄せられた「Night Doctor」放送後の感想をこちらの記事で紹介しています。
- 「ナイトドクター」第1話の感想
- 「ナイトドクター」第2話の感想
- 「ナイトドクター」第3話の感想
- 「ナイトドクター」第4話の感想
- 「ナイトドクター」第5話の感想
- 「ナイトドクター」第6話の感想
- 「ナイトドクター」第7話の感想
- 「ナイトドクター」第8話の感想
- 「ナイトドクター」第9話の感想
- 「ナイトドクター」第10話の感想
- 「ナイトドクター」第11話の感想
まとめ
『臓器提供意思表示カード』に関する一般的な感情が深澤・桜庭・美月・幸保の4者4様の視点で描かれ、とても感動的かつ勉強になる第9話でした。
確かにドナーカードについては、自分や家族が健康な時にはあまり話題にしなかったり、モヤモヤしたものを抱えていたりするものですよね。
そのモヤモヤの理由や、カードを持つ・持たないの選択について、こんなにわかりやすく解き明かしてくれた脚本に感謝です。
個人的にも『臓器提供意思表示カード』について改めて考えてみようと思います。