フジテレビの月9ドラマ「ラジエーションハウスII」。
10月25日放送の第4話放送後の感想まとめ記事です。
ネタバレ注意!
今回は突然嵐のようにやってきた黒羽たまき(山口紗弥加)の母ルリ子(中田喜子)のおかげで結婚観・人生観が病気と絡んで描かれて、なかなか考えさせられるストーリーでした。
いつものように精密な検査にこだわる五十嵐唯織(窪田正孝)が結婚について語るシーンもあり、甘春杏(本田翼)への想いがあまりにプラトニックすぎて心配になりました。
「結婚を選ばない幸せ」・「検査で健康であると確認する幸せ」がたまき母娘を中心に描かれる第4話です。
前回・第3話の感想はこちら。
視聴率
「ラジエーションハウス2」第4話の平均視聴率は10/26(火)に発表されます。
視聴率一覧表はこちらで速報更新しています。
「ラジエーションハウス2」第4話を見た視聴者の感想
たまき、母親の登場で結婚に傾く?!
黒羽たまき役の山口紗弥加さんがなんとも良い素敵な4話でした。しっとりした見た目とは正反対の役柄にギャップ萌えを感じる。ラジエーションハウスの観る楽しさを増してくれる名女優さんです。
今日のラジエーションハウス刺さった。
母「一人で生きるのは暇よ」
でも、それでも「今の生活が幸せ」ってたまき(未婚)の気持ちもわかる!私も結婚はしたいけど、今も結構幸せだと思えてる
五十嵐に結婚相談してどうする。
と思ったけどすげぇ的確なアドバイス(笑)
モチベーションもアイデンティティも杏ちゃんに依るのに結婚も恋愛も夢のまた夢、これ程チームワーク固いラジエーションハウスにいて仕事以外ではほんの少しチームの輪から外れて居酒屋にも同行してない唯織が「この職場で一緒に働けるの幸せ」といえる主人公なのが改めていいし、たまきさん大好き
中田喜子演じるたまきの母・ルリ子はなかなか強烈なキャラクターでした!
そもそも職場に乗り込んで『結縁社』とやらのパンフレットを振り回すなんて、親として相当な決心だったとは思いますが、我が身には起きてほしくない事態ですよね。
たまきは自身のギックリ腰・母親の病気・弁護士の夫を持つ同年齢の患者という3つの事態が重なって、つい何度も結婚相談所に気持ちが傾きます。
その逡巡や母想いながら意地っ張りな様子など、さすが山口紗弥加!という名演でした。
それにしても、五十嵐の方は本当に杏との関係は“技師”だけでいいと決めてしまったようで、これでは辻村先生にアッサリ負けそうで心配になってしまいます。
検査で幸せにする!
いつもお腹痛いから最低でも二年に一度は大腸カメラやってるんだけど、確かに胃カメラと違って大腸カメラは下剤とエンドレストイレが本当にキツイ。
私も検査は自分が安心するためにやってる。
ほんと、
笑ったり泣いたり
毎回忙しいドラマだわ
大腸検査
気軽に受けられるように
なるといいよね
五十嵐は患者・堀田成美(臼田あさ美)の負担が重い大腸検査について悩み続け、検査時間10分という「CTコロノグラフィ」という腸の3D画像撮影にたどりつきます。
「安心」を通り越して「健康であることを確認して“幸せ”になる」という五十嵐の考え方には、ちょっと意表を突かれました。
夫(忍成修吾)は『金儲け主義の病院』などとヒドイことを言っていましたが、スケジュールが詰まっている検査を何度も勧めてくれる親身病院なんて、むしろレアですよね。
たまきを先頭にメンバーが一丸となって成美の検査に取り組むシーンは、すごくカッコ良かったです!
検査方法を思いついて杏先生を動かしたのは五十嵐ですが、ここぞという時に主人公以外が光る、ドラマ「ラジエーションハウス」の良さが出ていました。
「城」があれば十分?!
今度の忍成修吾もやや控え目ながらしっかりヤなやつでした笑
出てきた時点でただの良い夫なワケがないって思わせるのは良いんだか悪いんだかって感じだな笑
相変わらずゲストたちとラジハメンバーの掘り下げを関連させるのは上手いな。
結婚したからと言って幸せになのか。仕事が上手くいかないかもしれない。夫婦仲が上手くいかないかもしれない。親の心配は尽きない。ラジエーションハウスのおかげでちょっと心が軽くなった
技師長の、この人はここに欠かせない存在っていう場所がひとつでもあれば充分、っていうのとてもじわっと来てしまった。本当にそう思う…
たまきがラジエーションハウスで生き生きと活躍していることを確認した母・ルリ子は、結婚を迫るのを断念し、満面の笑みで退院していきます。
ルリ子を安心させるためにちょっとフォローしたのが、メンバー中唯一親である小野寺技師長(遠藤憲一)だったのは納得のいく雰囲気でした。
『ここ(ラジハ)でなくてはならない存在』と上司に言ってもらえるなんて、たまきにとって素敵な職場です!
たまきがギックリ腰で倒れた時にフォローに呼び出されたのも技師長だし、何かある?…と匂わせておいて結局恋愛沙汰ではないあたりも、何とも良くできた関係だなぁと思いました。
次回の見どころ
「ラジエーションハウスII~放射線科の診断レポート~」第5話では、病院の経営に関連して小野寺技師長の活躍が期待できそうです。
「人員削減か新企画か」ということで切羽詰まった小野寺のコミカルな言動を遠藤憲一がコミカルに演じてくれます。
技師長と五十嵐・田中・裕乃・そして杏は、なかば温泉旅行気分で「プレミアム人間ドック」視察に出かけますが、TV予告によると案の定、人命救助に邁進することになるんですね。
浴衣姿に照れ合う五十嵐と杏の仲が接近するかどうかも興味津々です。
また、ゲスト出演の上島竜兵がひと暴れするのも楽しみです。
これまでの視聴者の感想
当サイト読者の方から寄せられた「ラジエーションハウス2」放送後の感想をこちらの記事で紹介しています。
- 「ラジエーションハウス2」第1話の感想
- 「ラジエーションハウス2」第2話の感想
- 「ラジエーションハウス2」第3話の感想
- 「ラジエーションハウス2」第4話の感想
- 「ラジエーションハウス2」第5話の感想
- 「ラジエーションハウス2」第6話の感想
- 「ラジエーションハウス2」第7話の感想
- 「ラジエーションハウス2」第8話の感想
- 「ラジエーションハウス2」第9話の感想
- 「ラジエーションハウス2」第10話の感想
- 「ラジエーションハウス2」最終回の感想
- 「ラジエーションハウス2」特別編の感想
まとめ
『なくてはならない存在でいられる場所』という小野寺技師長の言葉はなかなか心に響き、つい自分を見直したくなりました(苦笑)。
ラジハメンバーは全員独身という設定ですし辛辣な口喧嘩も多いですが、技師仲間として尊敬し合っている雰囲気がすごく素敵で、たまきや五十嵐が「今が幸せ」というのも共感できます。
もちろんフィクションではありますが、「検査は大切」から始まって人生観まで勉強になる、いいドラマです。