2020年のTBSドラマ「MIU404」。
9月4日放送の最終回・第11話放送後の感想をまとめていきます。
容疑者・久住(菅田将暉)にたどりつけず壊滅状態の四機捜。
404バディ(綾野剛・星野源)が決裂した時にはどうしようかと気をもんでしまいましたが、ドラマならではの見事な大逆転に大いに翻弄されました!
「夢オチ」ならぬ「悪夢」も、ココまで緻密な脚本だと痛快でよかったです。
前回(第10話)の感想はこちら。
ドラマ「MIU404」第10話の感想
ネタバレ注意!
「MIU404」第最終回 視聴率
ドラマ「MIU404」第最終回の平均視聴率は9/7(月)午前に速報更新します。
視聴率一覧表はこちらで速報更新しています。
視聴者の感想
伊吹と志摩の不和、周囲のフォローも見ごたえ
志摩って自分一人なら危険に飛び込む事も手を汚す事もいとわないのに伊吹が一人で危険な事しようとすると焦るのは「街を守る」のと同じように「隣の相棒も一緒に戦いながら守りたい」からだったんじゃないかな
九重くんはいつもキーワードを与えてくれて、4機捜を繋ぎ止めてくれる。今回も3人を救おうと必死に動いてたからこそ、このエンドが迎えられたのかなって思う。
1話より着実に、確実に成長してる九重刑事に感動しっぱなしでした。
野木さんの「伊吹も志摩も桔梗も陣馬も九重も、今日もどこかで働いています。」が、とても、とても心に響いている。。それがドラマの中の世界であっても、命をかけて守り救う仕事を。女性の立ち位置を。。彼らの姿を見ていると勇気が湧くのです…いつかどこかで…また会えますように!
陣馬班長(橋本じゅん)は重体、九重刑事(岡田健史)は強制異動、桔梗隊長(麻生久美子)は左遷必至という壊滅状態の四機捜。
志摩一未(星野源)は伊吹藍(綾野剛)の意見で久住を取り逃がしたことを気に病んで、「他人に判断を任せたオレのミス」と伊吹を遠ざけようとします。
単なる志摩の後悔だけでなく、伊吹を狂気から守りたいという優しさも感じられて、胸アツのシーンでした。
しかし、疎外感を感じた上に「刑事を逸脱するのもやむなし」と思いつめた伊吹が、志摩にパンチをかます傍ら計画的に志摩に盗聴器を仕掛けていたとは意外でした。
ギリギリ切れそうな404バディを、九重刑事やスパイダー班の糸巻(金井勇太)らが影ながら支えている様子が良かったです。
また、ナウチューバ―・REC(渡邊圭祐)も「借りは返す」と志摩に協力していましたね。
久住(菅田将暉)の特殊なスマホケースを探すために、あえてわざとらしいリンクURLで久住を回避して情報を拡散するなんてビックリな手法でした。
しかし、これはドラマならでは…現実的にはイロイロ要注意ですよね。
時間軸のマジック!バッドエンドが一転
MIU404、最終回で初リアタイしたんですが、時計チラチラ見せてるのが、なんか伏線なんだろうと思ったら、最悪の展開に悲鳴上げてしまった…
最終的に2人が一緒に捜査してて、陣馬さんも一命を取り留めたし、良かった良かった(*´ ∨`)
走る伊吹、チャリの志摩、自業自得って言葉、ピタゴラスイッチ、銃口、それに2話の「謝ってもらってない。」最終回に散りばめられたこれまでの要素✨他にもありそう。
MIU404見てたおかげで米津玄師の曲で綾野剛が走ってるのが脳内再生される様になった
久住がクルーザーを基地にしていることを突き止めた志摩と伊吹ですが、単独行動が裏目に出て大悲劇になるかと思いきや…。
「何だか強調されているな」と思っていた時間軸がまさかの逆回転、伊吹起床の合図が銃声ではなく『陣馬班長覚醒』の九重のメッセージ連打となったのには感涙でした。
九重の「うどんの館」発言からの感動シーンでした!
バッドエンドバージョンのシーンは、久住の新ドラッグ“ワンワンホイホイ”の見せた悪夢だったということですよね。
“I LOVE JAPAN”Tシャツの2人をメロンパン号で九重がお出迎えしたときには拍手したくなりました!
久住の最後のトリックは自己責任で不発!納得の逮捕劇
最後志摩に額を押さえられてた久住は、それまでの余裕で実態のないnot foundから、やっと傷を押さえてもらえる人になった気がした。「俺たちと一緒に」と志摩に言われた久住は、これまでよりずっと若く見えた
MIU404最終回面白かったー!最後らへんのクズミが可愛すぎた。菅田将暉さらに好きになったわ。
11話のタイトルが「ゼロ」で110番=警察ってこと!?
ゼロから始めるという意味もあるし国立競技場のゼロとかともかかってるんだろうけど…
ダブルミーニング、トリプルミーニングに震える😭 野木さんのサブタイトルの付け方ほんとに凄い。
アンナチュラルとMIU404の話題がトレンドに入りまくってるよ…これはもう続編……してよおおおおぉぉぉぉ🤦♀️🤦♀️🤦♀️🤦♀️
今更、今更なんだけど、“ゼロ”ってことだから、始まりってことだよね⁉️だから、必ずまた会えるんだね!
桔梗や九重が復帰、貸しきりの屋形船でくつろいでいた久住は、肉体的な逃走劇に疲れたあげく自分から負傷し、SNSの情報操作で伊吹・志摩のバディを『暴力警官』扱いしようとします。
しかし志摩が「望み通りの世界だな」と揶揄したとおり、友人たちは久住のドラッグ・ドーナツEP漬けになっていて久住の要望に応答できるような状況ではなかったのでした。
自分の張ったワナを自分で裏切っていたのですから、相応な皮肉ですよね。
「楽しいことだけしとったらいい」と目的というほどの意志がないと吹いていた久住は、逮捕後どんな気持ちで黙秘を続けているのでしょうね。
志摩や伊吹が想像した「過去を消せたのは官公庁にバックドアを仕掛けたから」という内容で続編か番外編を見たい気がします。
次の作品は?
新シーズンのTBS系金曜ドラマ「キワドい2人-K2- 池袋署刑事課 神崎・黒木」が、来週9月11日より早速スタートします。
横関大著の小説が原作、引き続き破天荒なバディの刑事ドラマで、主演の山田涼介と共演の田中圭は異母兄弟という設定です。
予告からは陽気なノリが感じられますが、原作にはない「家族の絆」の設定がどういう方向に作用するのか、楽しみです。
これまでの視聴者の感想
当サイト読者の方から寄せられた「MIU404」放送後の感想をこちらの記事で紹介しています。
- 「MIU404」第1話の感想
- 「MIU404」第2話の感想
- 「MIU404」第3話の感想
- 「MIU404」第4話の感想
- 「MIU404」第5話の感想
- 「MIU404」第6話の感想
- 「MIU404」第7話の感想
- 「MIU404」第8話の感想
- 「MIU404」第9話の感想
- 「MIU404」第10話の感想
- 「MIU404」最終回の感想
まとめ
「MIU404」の最終回は、なんと時間軸まで駆使して視聴者をいい意味で裏切ってきましたね!
時間が巻き戻り、陣馬班長の回復から404バディの覚醒・桔梗隊長の復帰まで、警察サイドの全てが好転していく流れになったのには驚きましたが、面白かったです。
また、久住の「年貢の納め時」に際しての『望み通りの世界』という皮肉にもスゴク説得力がありましたね。
見応えのあった綾野剛×星野源のコンビ・そして悪役の菅田将暉に、いつか再会したい気持ちでいっぱいです!
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