2020年のTBSドラマ「MIU404」。
7月10日放送の第3話放送後の感想をまとめていきます。
今回は事件の中心が陸上部廃部に憤りを抱える高校生たちでした。
実質「偽計業務妨害」を犯している少年たちに対する意見が、4機捜の中でも割れていくのが興味深かったです。
走るだけじゃない伊吹藍(綾野剛)と茶化しながらもフォローする志摩一未(星野源)はますます良いバディ感が出ているうえに、ゲスト出演陣も豪華で見逃せない回でした!
前回(第2話)の感想はこちら。
ドラマ「MIU404」第2話の感想
ネタバレ注意!
「MIU404」第3話視聴率
ドラマ「MIU404」第3話の平均視聴率は7/13(月)午前に速報更新します。
視聴率一覧表はこちらで速報更新しています。
視聴者の感想
思わず同情、虚偽通報の高校生たち
MIU404 3話のタイトルの伏線回収に鳥肌止まらない
間違った道でしか走る場がなかった、間違った場所で青春してしまっている学生たち…間違ったことしてるのになんだか純粋で悲しい…
大会に出られなくて廃部にもなって、ってとこでちょっと同情したけど、逃げてる最中に縄跳びで伊吹を転ばせたところで陸上部員の矜恃はねーのかよ!って思って「スン…」ってなってもうた…
ニセの110番通報でリアル・ハイパーゲームを楽しむ高校生グループは、何とドラッグがらみで廃部になった陸上部の生徒5人組。
行き場のない憤りとチームワークを、悪質な逃走リレーで燃焼していたのでした。
校長が事実を隠ぺいするために生徒を脅したり、輝かしい賞状までもをシュレッダーにかけたりするシーンにはゾッとしました。
だからと言って、少年たちのイタズラは正当化できないし、その後女子生徒・カホリ(山田杏奈)が本当に変質者に襲われることになってしまうのですが…。
こういう事件をただの善悪に分けずに描くところは、野木亜紀子の上手いところですね。
割れる4機捜…伊吹vs九重?!
ここにきて
「機捜エンターテインメント」の意味が分かりかけてきた。
エンターテインメントとは
人々を楽しませるもの。
てんこ盛りだよ!!
九重が成川に元MGが襲われたと伝えなかったのは、やはり「未成年者であっても自己責任」だと思うからなのだろう。
伊吹と志摩にはあって、九重には無いもの。
捕まりそうになった経験をしても「それでも捕まらなかっただろ?」と言う成川。
物語が大きく動いた分岐点。
逃げたあの子の分岐点はどこだったのか。伊吹ではなく九重に追われた所?あの男に出会ってしまった所?そしてまた機捜のメンバーもそれぞれの分岐点を経てあのチームが出来てる。分岐点の行先が正しかったのかどうか、どの道を通ってきたのか、それを見届けるのが楽しみになってきた。
彼らをバッサリ切り捨ててかかる九重世人刑事(岡田健史)に対し、伊吹は元陸上部たちに理解を示し、今回息子の存在が判明した桔梗ゆづる隊長(麻生久美子)も「救うべき」と言いつのります。
意外だったのは、九重に対し志摩が積極的に伊吹を擁護したことですね。
志摩がピタゴラスイッチのパチンコ玉に例えたように、結局は男子生徒4人中伊吹と志摩が確保した3人は改心、九重が見切った成川(鈴鹿央士)は逃走を続けて不幸な事態にはまってしまいます。
これを機に九重も考え直し、チームへの歩み寄りがあるといいですよね。
見ごたえのあるゲスト・菅田将暉登場にも騒然!
MIU404、アンナチュラルの刑事さんに菅田将暉まで出て来て私はもう許容量いっぱいいっぱい
岡崎体育最高だなおい素だろ(笑)
MIU404最高
星野源さん、綾野剛さんが名演技なのはもちろんのこと、
今回は、山田杏奈さん良かったーーー
- 陸上部の元ホープ・成川岳(鈴鹿央士)
- 陸上部元マネージャー・真木カホリ(山田杏奈)
- 犯人役(岡崎体育)
- 桔梗隊長の知人(黒川智花)
- ドラッグのバイヤー?(菅田将暉)
「おっさんずラブ2」の鈴鹿央士、「10の秘密」の山田杏奈、「まんぷく」以来ちょっとクセのる演技を見せるようになった歌手の岡崎体育と、なかなかの布陣でしたね!
「おっさんずラブ-in the sky-」視聴率一覧表&グラフ推移
「10の秘密」視聴率一覧表&グラフ推移
「まんぷく」視聴率一覧表&グラフ推移
また、「アンナチュラル」とのコラボで毛利(大倉孝二)・向島(吉田ウーロン太)の両刑事が再登場したのは懐かしかったです。
毛利刑事の「コッチは警察なんだよ、通報がありゃ調べもするし、助けもしますよ!」とのタンカはジワっと来るものがありました。
miu404にハマってるんだけど、
最後に菅田将暉さん出てて、
胸打たれて倒れてしまった
これこそ、きゅんです💗💗💗
最後の銀色の玉が落ちるシーンは良くない人と出会ってしまったって描写なのかな🤔志摩さんがピタゴラスイッチやってるときに「この人が誰と出会うか…」みたいな話してるし
しかし、何といっても成川にすり寄ってきた怪しい男にはギョッとしました。
菅田将暉のドラマ出演は久々ですし、もともとジモティな関西弁の披露もピリっと怖くてインパクト大でしたね!
次回(第4話)の見どころ
「MIU404」第4話は、『1億円強盗殺人未遂事件』とのこと。
4機捜が拳銃を所持して逃走する犯人らしき女性を追う中で、志摩が拳銃を突きつけられ「じゃあ撃てば?」と優しくスゴむ、息を飲む展開が待っています。
また、第2話より登場した桔梗隊長の息子と親しい女性(黒川智花)と、家出高校生・成川を手なずけている男性(菅田将暉)の正体も気になるところです。
これまでの視聴者の感想
当サイト読者の方から寄せられた「MIU404」放送後の感想をこちらの記事で紹介しています。
- 「MIU404」第1話の感想
- 「MIU404」第2話の感想
- 「MIU404」第3話の感想
- 「MIU404」第4話の感想
- 「MIU404」第5話の感想
- 「MIU404」第6話の感想
- 「MIU404」第7話の感想
- 「MIU404」第8話の感想
- 「MIU404」第9話の感想
- 「MIU404」第10話の感想
- 「MIU404」最終回の感想
次シーズンの作品
同枠の次の作品は「キワドい2人-K2-」。
2020年9月11日からオンエアです。
まとめ
4機捜のメンバー達のキャラクターが明確になってきて、その一方で伊吹×志摩、伊吹×九重、志摩×桔梗隊長…というように相乗効果が生まれていることも見えてきました。
折しも米津玄師の主題歌「感電」のMVが公開されたのですが、事件でのスタンガン登場といい隊員同士の関係といい、まさに「感電」が第2話では多発している感じでしたね。
それにしても自称「グレーな存在」の菅田将暉演じるドラッグ男、今後が気になります!
公式メモリアルブック