フジテレビの月9ドラマ「Night Doctor」。
7月19日放送の第5話放送後の感想まとめ記事です。
ネタバレ注意!
今回は成瀬暁人(田中圭)のメイン回で、こじれている医療訴訟と、重篤な少年患者と保護者詐称の件が描かれます。
訴訟と完璧さを意識しすぎて心を閉ざしていく成瀬は、それでも彼を慕う後輩4人と患者家族の言葉に支えられて、「医療に絶対はない」という真理と「患者は100パーセントの医療を求める」というジレンマに立ち向かいました。
4人の後輩を厳しく育てる決心をした成瀬先輩が、カッコ良かったです!
前回(第4話)の感想はこちら。
視聴率
「Night Doctor」第5話の平均視聴率は7/20(火)に発表されます。
視聴率一覧表はこちらで速報更新しています。
「Night Doctor」第5話を見た視聴者の感想
心を閉ざした成瀬
成瀬さんの過去や一見冷徹な態度の奥にある命を大切に思う気持ちとか、ジムで体を鍛えプロテインを飲む
ストイックな暮らしぶりや、お部屋の様子が分かって
成瀬医師の人物像がくっきりと浮かび上がりましたね
役者田中圭の演技、表情の素晴らしさを堪能しました。
田中圭、あな番みたいなアホな役よりナイトドクターみたいなちょい陰がある方が似合うというか、新境地というか
波瑠さん(朝倉先生)
『あの筋肉ばか』(笑)
ナイトドクターでは
「必ず助ける」とは言うなと深澤くんが先輩ドクターに言われ、
TOKYO MERでは
「必ず助かりますから。」と喜多見ドクターは言う。
今回のメイン“成瀬”がSNSでトレンドになってしまいましたね!
成瀬の抱える訴訟は、成瀬の医療ミスではなく説明不足が原因ともいえる一件でした。
あとでわかったことですが「絶対助ける」というワードが問題というより、それにすがるしかなかった患者の母親の罪悪感への救済が必要だったのですね。
それにしてもコワオモテの本郷指導医(沢村一樹)すら物申すくらい心を閉ざした成瀬の様子は、なかなかの迫力でした。
そこをグチりで済ますのが深澤新(岸優太)、なにくそと奮起して策を練るのが朝倉美月(波瑠)といった感じで、メリハリがあって良かったです。
患者を救うためなら犯罪者にでもなる!?
両親から虐待を受けていた子供の命を救うために、両親の同意無しに手術を依頼した女性に泣いた
虐待してる親から子供を助けたい人が犯罪者になる
難しい
もどかしい
成瀬のトラウマを刺激するかのように、夜間救急で重篤となった少年患者・ヒナタ君(正垣湊都)は、脳出血の手術が必要だと判明します。
ここで「保険証がない」ときたので第3話の無保険問題の再来かと思ったのですが、なんとヒナタ君の自称母親・越川法子(紺野まひる)は虐待に合っていた彼をかくまっていたただの隣人とのこと。
予想のナナメ上をいく展開でした!
結局ヒナタ君の手術は成功するも法子自身は逮捕されることになったのですが、彼女の叫びが成瀬の「患者を救いたい」という本質を呼び起こしたのはすごかったです。
でも本音を言うと、「犯罪者になってもいい」という覚悟の医師に手術してもらうのは、ちょっと勇気がいりますよね(苦笑)。
成瀬の「鍛える」宣言で結束力アップ、しかし…
おもしろかった!!
これでやっと5人がチームになったんだー
そして先週に引き続き屋上のシーンが好き。太陽の光で明るいシーンがナイトドクターとの対比でいいなー。
次回8/9なんて待ちきれない。続き気になりすぎる…
深澤→成瀬先生はいつの間にやらさすがに敬語になったんだね〜 高岡先生はキャラ的にタメ口でOK♀️
本郷先生は日中医たちにインフォームド・コンセントの話をしながら巧みに成瀬への助言とし、成瀬もその意を汲み取った。成瀬自身の自発的気付きを促したのは自立した医師への信頼と敬意の表れ。指導のお手本でした。
美月・深澤、そして桜庭瞬(北村匠海)や高岡幸保(岡崎紗絵)も、軽口やグチに紛らせつつ成瀬をフォローし食らいついていく姿勢を見せ、成瀬の心を動かします。
患者が求める「100パーセントの医療」のために4人を鍛える決心をした、清々しい様子の成瀬が印象的でした。
『足を引っ張られないように』という余計な辛口がついていましたが、もう後輩4人には成瀬の手厚さや優しさが分かっている様子で、5人のいい雰囲気が良かったです。
リアタイ終わって
5話リピートしたけど予告の美月先生が!
波瑠さんが!えー
次回まで2週間もドキドキしながら待つって辛すぎだわ
美月先生心配だけど、さすがに主演の波瑠ちゃんは死なないよね
深澤先生頑張れ
ナイトドクター内で学ぶ機会が復活したのだから、美月も考え直せばよかったのですが…。
“コワオモテ成瀬”の頃に始めてしまった日勤救急医の非常勤バイトをまだ続けていた様子で、このあたりが次回6話へかかる大問題に発展してしまいます。
事実上ブラック職場なナイトドクターにさらにバイト、美月の非常識な頑張りにブーイングしたいところですが、どうもこれはドラマだけの世界ではなく、若手医師によくある現実らしいんですね。
日本の医療は大丈夫か?という警鐘にも聞こえるストーリーになりそうですね。
次回の見どころ
第6話は、オリンピックの影響でしょうか、2週間空いて8月9日に15分拡大バージョンでの放送です。
ドクターカーの出動からの事故現場での救急救命、そして美月のピンチが描かれます。
現在TBS系で放送中の「TOKYO MER~走る緊急救命室」や、フジテレビ系で大人気を誇った「コード・ブルー」シリーズを彷彿とさせるような内容ですね。
美月の立ち眩みによる事故には日勤のバイトが影響していると予想されるのですが、事態は本郷指導医の責任問題にまでなっていきます。
緊迫感の中でも、今回の第5話のように、ナイトドクター・チームらしい思いやりにあふれるストーリーであってほしいです。
これまでの視聴者の感想
当サイト読者の方から寄せられた「Night Doctor」放送後の感想をこちらの記事で紹介しています。
- 「ナイトドクター」第1話の感想
- 「ナイトドクター」第2話の感想
- 「ナイトドクター」第3話の感想
- 「ナイトドクター」第4話の感想
- 「ナイトドクター」第5話の感想
- 「ナイトドクター」第6話の感想
- 「ナイトドクター」第7話の感想
- 「ナイトドクター」第8話の感想
- 「ナイトドクター」第9話の感想
- 「ナイトドクター」第10話の感想
- 「ナイトドクター」第11話の感想
まとめ
成瀬先輩が「何でも自分で」と仕事を囲い込んでしまうのが後輩4人の未熟さに対する思いやりだとしたら、その心を溶かしたのも4人からの未熟ながらも熱いエールだったのでした。
過去の患者のお母さんが、自分の『同意書』サインを気に病んで、だからこそ医療訴訟を仕掛けていたというのは胸が痛かったですが、その気持ちはわかる気がしました。
実際自分が患者側になると恐怖や緊張で多分アワアワしてしまうでしょうが、少しでも「患者として理解する責任」を持ちたいなぁと思います。