TBS系の日曜劇場ドラマ「アンチヒーロー」。6月16日放送の最終回放送後の感想まとめ記事です。
ネタバレ注意!
突然の明墨正樹弁護士(長谷川博己)の逮捕理由は「緋山被告の証拠隠滅」、状況を把握しきれていない赤峰柊斗(北村匠海)・紫ノ宮飛鳥(堀田真由)の若手2人は動揺します。法廷に現れた伊達原検事正(野村萬斎)の意気揚々とした様子はイラっとする悪役味満載で、さすが野村萬斎!という感じでした。
「ともに地獄に落ちましょう」と明墨が言い放つまでの、長いようであっという間の法廷劇、圧巻の最終回でした。
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最終回の視聴率はいつ発表?
「アンチヒーロー」の視聴率は6/17(月)に発表されます。
視聴率一覧表はこちらで速報更新しています。
最終回を見た視聴者の感想
被告の明墨が「新証拠」を示唆
結局アンチヒーローの最終回をしっかり見てしまった…逆転劇は面白いし、萬斎さんの演技やっぱり凄いな
— 亜門🐟️🐰🐙🔫🟪 (@amon_zcl) June 16, 2024
伊達原本人に喋らせるための新証拠だね#アンチヒーロー
— Nico (@Nico17Jungle) June 16, 2024
意気揚々とした伊達原検事正に緑川検事vs釈然としない赤峰・紫ノ宮弁護士という布陣で、明墨の証拠隠滅罪を裁く法廷が始まりました。伊達原の立て板に水という感じのトーク力は強く、検事とは思えないくらい(笑)多彩な雄弁さで、冷静な明墨被告がかすんでしまうほどでした。
でも何と言っても、明墨の強みは事務所のチーム力です。法廷で追い詰められているときにはドキドキ心配したのですが…。暗躍するパラリーガルの青山(林泰文)、そして大方の視聴者の推理通り、罠を仕掛けるために裏切りを演じた白木(大島優子)にもスカッとしました。
緑川の微笑み、「外からと中から」の力!
伊達原さんのぷしゅ~っ😨と緑川さんのニヤリ😏が最高でした。
— しげ [元@tamisukefumiaki] (@shigetsfa) June 16, 2024
#アンチヒーロー https://t.co/7YbjW4wjVz
このドラマに出会っていなければ、求釈明なんて言葉は知らないままだったかもな~。伊達原のペースから一転、法廷をある種の劇場に変えた瞬間だったよ #アンチヒーロー
— sknsdindi (@sknsdindi9426) June 16, 2024
明墨先生の「人は人を裁くことが快感」というセリフも現代社会の核心をついた言葉だったなあ〜
— ぷりん (@kakupurin) June 16, 2024
にしても最終回緑川さんかっこよすぎた!
伊達原さんは、今後モノマネ番組でモノマネする人いそう😂笑#アンチヒーロー
#アンチヒーロー 個人的には、瀬古と緑川のやりとりが一番泣けた…。伊達原でさえも勝ち進むのは難しい。女性である彼女は、どれだけ生き辛い世界なんだろう。最後に矢面に立ってくれた。瀬古判事、貴女は本当に強い人でした。
— 笹原葵紫/コラージュ作家 (@aosi_s_collage) June 16, 2024
法廷が「志水冤罪の新証拠」で盛り上がり、登場したのは毒物鑑定の改ざん…というより、それを隠ぺいしようとした伊達原の動画証拠でした。
ここで一気に緑川検事(木村佳乃)の造反が明らかとなり、伊達原劣勢になります。「緑川が明墨につけばいい」とは強く思っていた願望でしたが、もともと桃瀬・緑川・明墨が検事の同期で、最初から「検察の外からと中から」の共闘関係だったとは予想以上でした!
我慢を重ねて伊達原の部下として過ごしていたこと、「不正な疑惑のある人間に真実を追い求める」「検察の恥」と伊達原の前言をそのまま叩きつけたシーンなど、喝采したくなる展開満載でした。瀬古元判事の失脚では「せっかくの女性進出が…」という残念なノリでしたが、ここで釣り合いが挽回できたような感じでよかったです。
伊達原起訴に志水再審の勝利
どんどん明墨に顔付きが似ていく赤峰くん
— 餃子🥟 (@rikafan754) June 16, 2024
最期の最後にタイトル回収とあのセリフを放つのが最高
いつか赤峰くんが明墨を超える日もくるかもしれない
#アンチヒーロー
アンチヒーロー見返しているけど、明墨の名前の回収は長台詞の中に有りましたね。
— Hepela(2021/4~減量実験中) (@Hepela) June 16, 2024
「黒の奥には実は限り無い白が存在しているのではないか?」
墨って色見は真っ黒じゃないんだよね。#アンチヒーロー
「アンチヒーロー」
— ポップの世紀 (@popnoseiki) June 16, 2024
見事な最終回でした。
続編、色々と考えられますね。
例えば
糸井一家殺人事件の真犯人が再び事件を起こす?
明墨釈放までのその後の裁判と判決?
明墨不在の事務所に持ち込まれた新たな事件?
事務所のメンバーを主人公にしたスピンオフ?
最後に明墨が問いかけた相手が主人公? https://t.co/ymZ9qqc6FS pic.twitter.com/dTNtk8GiXM
もはや隠ぺいできない状況に、起訴された伊達原も供述を始め、志水裕策(緒方直人)も無事再審が決定、娘との再会を果たしました。明墨の法廷を傍聴しているときから真剣に目をキラキラさせていた紗耶(近藤華)が報われる時が来て、本当に良かったです。明墨は相変わらず拘束されたままですが、緋山も「控訴されたら罪を認めるつもりだった」と話していますし、実刑にはならないのではないかと思います。
しかし最後、赤峰弁護士が「アンチヒーロー」の話を出し、明墨に「無罪にして差し上げます」といったシーンではかなりゾクゾクしました。弁護士は法律で裁かれる者の不条理を法律で救う…そんな感じの“正義”が赤峰の中に育ったのですね。赤峰にダークな面が生まれたのはちょっと残念ではありますが、これで明墨がもし弁護士を辞めても事務所は安泰、ではないでしょうか。
次回の見どころ
次シーズンのTBS系日曜劇場ドラマは「ブラックペアン・シーズン2」です。
主演は二宮和也、またシーズン1のメンバーである竹内涼真、葵わかな、小泉孝太郎、内野聖陽たちも出演します。東城大学医学部付属病院の外科という舞台設定は6年前と同じながら、二宮和也が演じるのは渡海ではなく、天城雪彦という執刀承認にギャンブルを持ち出す危険な天才外科医です。
新たに田中みな実・石坂浩二の出演も発表されており、日曜劇場らしい豪華俳優陣にも期待が高まります。ドラマ「ブラックペアン・シーズン2」は、7月7日・日曜夜9時よりTBS系にて、おそらく拡大バージョンで放送開始です。
視聴者の感想
当サイト読者の方から寄せられた「君が心をくれたから」放送後の感想をこちらの記事で紹介しています。
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まとめ
最後まで深みのある、法律の意義さえ新感覚でとらえてしまうドラマでした。
結局事務所のメンバーに裏切り者はいなかったこと、志水裕策と娘・紗耶が無事に壁なしの再会を果たせたことは満足するエンディングでした。紫ノ宮の父との和解や、赤峰のちょっとアンチ気質が混じった成長ぶりもよかったです。
唯一気になるのは、糸井一家殺人事件の真犯人が匂わせすら出てこなかったことです。ボツリヌストキシンなどという専門的(?)な毒を用意できる犯人…できることなら解決編のスピンオフドラマが欲しい心残りでした。