アンチヒーロー【8話感想】野村萬斎ラスボスの迫力に「狂気の演技」「怪演に震える」

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TBS系ドラマ日曜劇場「アンチヒーロー」
TBS系ドラマ日曜劇場「アンチヒーロー」

TBS系の日曜劇場ドラマ「アンチヒーロー」。6月2日放送の第8話放送後の感想まとめ記事です。

ネタバレ注意!

「全真相解明の話」との予告通り、いよいよ12年前の冤罪事件について、明墨正樹弁護士(長谷川博己)のもと事務所が一丸となって動き始めました。緋山元被告(岩田剛典)へのわだかまりをいったん飲み込んだ赤峰柊斗(北村匠海)と、父親の証拠隠ぺいを受け止めた紫ノ宮飛鳥(堀田真由)の決心した姿も頼もしかったです。

それにしても、やはりラスボス・伊達原検事正(野村萬斎)は手ごわい…としみじみ感じる第8話です。

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目次

第8話の視聴率はいつ発表?

「アンチヒーロー」の視聴率は6/3(月)に発表されます。

視聴率一覧表はこちらで速報更新しています。

第8話を見た視聴者の感想

赤峰vs緋山、一時休戦

赤峰が第2話のショッキングなシーンの後、廃棄物の中から証拠を救い出していたという展開は、なかなか衝撃的でした。でもきちんと緋山の事情を聴き、「いずれ自首する」という言葉を受け止めるなんて、赤峰も成長したんですね。北村匠海と岩田剛典が仲良くしてくれるのは、視聴者的にも見ていてうれしいです(笑)。

しかしこの告白で、明墨が緋山を意図的に冤罪とした、ほかとは異なるダークな事件だったことが確かになりました。明墨が緋山に「人を殺しましたか」と改めて尋ねる振り返りのシーンで、一瞬の間に明墨の表情が複雑に変化していった様子に魅せられてしまいました。

さすがハセヒロ、あえて殺人犯を無罪とするジレンマを飲み込む、細やかな演技でした。

死刑囚を説得するのは娘の涙

「私にあなたの無実を証明させてください」という明墨の言葉に、ついにうなずいた志水死刑囚(緒方直人)。顔をクシャクシャにして親娘で泣いているシーンにはもらい泣きしてしまいました。今回明墨の告白で、もともとは検事時代の明墨が志水にかなり高圧的に自白を強要していたことが判明、不信感は強いものだったでしょう。

それでもやはり、娘・紗耶(近藤華)が「犯罪者でもそばにいてほしかった」と泣いたのが効いたのでしょうね。苦労してきた紗耶の心からの願いが志水に伝わってよかったです。

エゴシ登場、しかし証拠は…

かつて緋山に盗撮をさせていた江越(迫田孝也)が登場、すでに伊達原検事正の差し金で、逆に明墨弁護士を「あわよくば恐喝で逮捕」という流れのコマであったことが判明します。公式HPで最後の登場俳優だった迫田孝也が1回限りのキャラだったとは、さすがTBSは大盤振る舞いだなぁと、変な感心をしてしまいました。また、部下の緑川検事(木村佳乃)を前に嬉々として証拠のビデオを踏みつけ、明墨の事務所に花束を持って乗り込んでくる伊達原の狂気にもかなりのインパクトがありました。

しかし、これで志水冤罪への証拠は断たれたことになり、親娘に希望を持たせた挙句の事態で明墨は八方ふさがりです。あと1~2話で事態が好転するのか否か、気になって仕方ないです。

次回の見どころ

TBS系日曜劇場ドラマ「アンチヒーロー」第9話では、伊達原に追い詰められた明墨たちの逆襲が描かれます。

しかし、証拠のビデオは踏み潰され、おまけに事務所から裏切りが起きるような予告もあり、心配です。紫ノ宮と赤峰が12年前の事件を再捜査するとのこと、若い視点で新たに冤罪の証拠が見つかるといいですね。

視聴者の感想

当サイト読者の方から寄せられた「君が心をくれたから」放送後の感想をこちらの記事で紹介しています。

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まとめ

司法のど真ん中でここまで不正が…と震えがくるような第8話でした。

伊達原検事正が部下の検事だけでなく警察まで動かして過去の証拠隠滅を図るなんて、もはや保身以上に理由があるようにも思えます。HP予告では「裏切り」の話がありますが、明墨側の裏切りといえばパラリーガルの白木か青山でしょうか。

しかし、むしろ緑川検事に伊達原を裏切ってもらいたい!というのが視聴者としての願いです。

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