2020年のNHKの大河ドラマ「麒麟がくる」。
9月13日放送の第23話「義輝、夏の終わりに」放送後の感想まとめ記事です。
台風10号により1週間遅れとなった今回は、いよいよ室町幕府13代将軍足利義輝(向井理)の命運がハッキリとしてきました。
がむしゃらに義輝を慕う明智光秀十兵衛(長谷川博己)に対し、周囲のお側衆や大名たちにはそれぞれの事情や大義があるというのも見えてきて、興味深かったです。
のちに15代将軍となる覚慶法師(滝藤賢一)とお駒(門脇麦)のシーンも、なかなか印象的でした。
前回(第22回)の感想はこちら。
「麒麟がくる」第22話「京よりの使者」の感想
ネタバレ注意!
視聴率
「麒麟がくる」第23話「義輝、夏の終わりに」の平均視聴率は9/14(月)に速報更新します。
視聴率一覧表はこちらで速報更新しています。
「麒麟がくる」第23話を見た視聴者の感想
孤立した将軍義輝
義輝様…しんどすぎる……
The怪訝な表情😂
光秀様の秀吉様に対する第一印象は今一歩?#麒麟がくる pic.twitter.com/MbSUc4zgYt— 里子 (@satoko_33) September 13, 2020
いや~吉田鋼太郎の松永久秀、分かりきってたけど良すぎてなぁ~~~~~~
あの茶入潰すシーン無限に見れるぞ
あれだけお慕いしていた将軍義輝を見限ろうとしている細川藤孝。
そうね…貴方は時局を見定めることには長けていますものね…このずっとずっと先もね…
「遅かった!」で泣きそうになってしまったわ…画の構図も光の演出も素晴らしくて…
表題の「夏の終わり」とは直接将軍義輝(向井理)の死を言うのではなく、義輝自らが将軍としての自分の資質に見切りをつける…というような意味を持っていたのですね。
結局十兵衛自身も信長の上京工作には失敗、まだまだ身分が低い信長の部下・木下藤吉郎(佐々木蔵之介)の供応を受け、挙句「将軍暗殺」との噂を耳打ちされてしまいます。
不穏な噂は三好義継・松永久通達若手の謀反かと思いきや、松永久秀(吉田鋼太郎)や細川藤孝(眞島秀和)たちまでが義輝を見限ってのことだというのは切なかったです。
藤孝は「無念の極み」と言い、久秀に至っては割るべき壺に義輝を例えてしまいます。
義輝が目覚めても側近や不寝番が誰も呼応せず、しかも日中に十兵衛を謁見の間に案内した者ですら近習ではなく女中だったのは、なかなか身につまされる境遇でした。
このドラマでは主人公の十兵衛がシンパだからといって、義輝だけに肩入れすることのないように脚本が行き届いているところがスゴイです。
それでも、2人で「再会」を騙りつつも男泣きし合っている様子には胸を突かれました。
駒、覚慶法師と共鳴する
駒ちゃんのやたらと腹痛に効くあの薬は‥
正露丸?? (なんか黒いし)
義昭ピュアピュア過ぎて見ているだけで楽しくて不安になる。
覚慶さん、気さくなお坊さんて感じだったのに、部下と話すときにガラッと顔が変わって血統を見せつけるところめちゃくちゃかっこよかった 俳優さんすごい
三英傑どころか関白とも将軍にも遭遇する高打率の駒ちゃんは宝くじ買った方がいい
絶対高額当選連発させる
大和の国で、なぜか覚慶法師(滝藤賢一)を尾行するお駒(門脇麦)。
意外にも覚慶から「父(12代将軍義晴)から聞いた麒麟の話」を聞き、スッカリ魅入られた様子でしたね。
自分の限界を知り無力を嘆く様子の覚慶からは、正直都を追われた後の義輝よりもよほど人格者、つまりは“麒麟を呼ぶ者”の素質がにじみ出ているのを感じました。
しかし、覚慶が追手をまくくだりでスッカリ駒ちゃんを気に入ってしまったのには苦笑いでした。
藤吉郎(秀吉)に松平元康(家康)に次期将軍義昭…確かに聡くて顔が広い設定とはいえ、駒ちゃんは人気者すぎますね。
しかも例の丸薬で一気に7貫(約105万円)を稼げる薬師となる見込み…キャリアウーマンか将軍の側室かという人生でしょうか。
「平らかな世」を願うこと
十兵衛半年間も越前を留守にしていたのね??!!
十兵衛の表情が素晴らしく、義輝との場面は勿論、家に戻り朝倉からの言葉を妻に伝えながら且つ自分に言い含めているような複雑で繊細な表情が凄く良かった
麦ちゃんは15才から50才くらいまでの駒を演じるそうで、この先で駒が光秀に投げかける台詞がとても重く今からドキドキしている
自分の家が一番良い。「英雄たちの選択」でも言っていたな。越前は豊かで平和だから、朝倉義景は天下人になれなかった、と。
熙子に娘二人に穏やかな未来をって言われているの、恐ろしいフラグでぷるぷるするなぁ
何やっても遅すぎ、間に合わない加減も呪いレベルだし
最期まで観せて欲しいです
家族の待つ越前に戻った十兵衛を、母・牧(石川さゆり)の子守歌、妻・熙子(木村文乃)や娘たちの涙が出迎えます。
あまりウマが合わないはずの朝倉義景(ユースケ・サンタマリア)の、「自国・家が一番」との話に意外に感銘を受けていた十兵衛は、小さな幸せに満足しそうにも見えました。
夕陽を浴びたつつましやかな屋敷が、絵的にも何だか神々しく見えましたね。
しかし、義輝の不遇をつかの間忘れようとした十兵衛に、故郷である美濃の戦乱を思い出させたのが賢妻である熙子だというのはなかなかのシーンでした。
次回の見どころ
第24回『将軍の器』では、永禄の変…今回は描かれきれなかった将軍義輝の最後が華々しく描かれる見込みです。
また予告で「将軍には足利義栄(よしひで)を!」と近衛前久(本郷奏多)が発言していたのに、どうやら十兵衛は次を見据え、覚慶法師(後の将軍義昭)と接触を図ります。
結局、京の動乱も十兵衛の進退も、当分落ち着かない様子です。
「死にとうはない」との覚慶のつぶやきのリフレインにズキリときますね。
これまでの視聴者の感想
当サイト読者の方から寄せられた「麒麟がくる」放送後の感想をこちらの記事で紹介しています。
- 「麒麟がくる」第1話の感想「光秀、西へ」
- 「麒麟がくる」第2話の感想「道三の罠」
- 「麒麟がくる」第3話の感想「美濃の国」
- 「麒麟がくる」第4話の感想「尾張潜入指令」
- 「麒麟がくる」第5話の感想「伊平次を探せ」
- 「麒麟がくる」第6話の感想「三好長慶襲撃計画」
- 「麒麟がくる」第7話の感想「帰蝶の願い」
- 「麒麟がくる」第8話の感想「同盟のゆくえ」
- 「麒麟がくる」第9話の感想「信長の失敗」
- 「麒麟がくる」第10話の感想「ひとりぼっちの若君」
- 「麒麟がくる」第11話の感想「将軍の涙」
- 「麒麟がくる」第12話の感想「十兵衛の嫁」
- 「麒麟がくる」第13話の感想「帰蝶のはかりごと」
- 「麒麟がくる」第14話の感想「聖徳寺の会見」
- 「麒麟がくる」第15話の感想「道三、わが父に非ず」
- 「麒麟がくる」第16話の感想「大きな国」
- 「麒麟がくる」第17話の感想「長良川の対決」
- 「麒麟がくる」第18話の感想「越前へ」
- 「麒麟がくる」第19話の感想「信長を暗殺せよ」
- 「麒麟がくる」第20話の感想「家康への文」
- 「麒麟がくる」第21話の感想「決戦!桶狭間」
- 【名場面スペシャル】「独眼竜政宗」の感想
- 【名場面スペシャル】「国盗り物語」の感想
- 【名場面スペシャル】「利家とまつ」の感想
- 【名場面スペシャル】「秀吉」の感想
- 「麒麟がくる」【総集編】第1回の感想
- 「麒麟がくる」【総集編】第2回の感想
- 「麒麟がくる」【総集編】第3回の感想
- 「麒麟がくる」第22話の感想「京よりの使者」
- 「麒麟がくる」第23話の感想「義輝、夏の終わりに」
- 「麒麟がくる」第24話の感想「将軍の器」
- 「麒麟がくる」第25話の感想「羽運ぶ蟻」
- 「麒麟がくる」第26話の感想「三淵の奸計」
- 「麒麟がくる」第27話の感想「宗久の約束」
- 「麒麟がくる」第28話の感想「新しき幕府」
- 「麒麟がくる」第29話の感想「摂津晴門の計略」
- 「麒麟がくる」第30話の感想「朝倉義景を討て」
- 「麒麟がくる」第31話の感想「逃げよ信長」
- 「麒麟がくる」第32話の感想「反撃の二百挺」
- 「麒麟がくる」第33話の感想「比叡山に棲む魔物」
- 「麒麟がくる」第34話の感想「焼討ちの代償」
- 「麒麟がくる」第35話の感想「義昭、まよいの中で」
- 「麒麟がくる」第36話の感想「訣別」
- 「麒麟がくる」第37話の感想「信長公と蘭奢待」
- 「麒麟がくる」第38話の感想「丹波攻略命令」
- 「麒麟がくる」第39話の感想「本願寺を叩け」
- 「麒麟がくる」第40話の感想「松永久秀の平蜘蛛」
- 「麒麟がくる」第41話の感想「月にのぼる者」
- 「麒麟がくる」第42話の感想「離れゆく心」
- 「麒麟がくる」第43話の感想「闇に光る樹」
- 「麒麟がくる」最終回の感想「本能寺の変」
オンエアを見逃しても視聴する方法
日曜の本放送を見逃しても大丈夫!
オンエア済みの放送回を見る方法があるので、ここからご紹介していきます。
再放送
「麒麟がくる」のオンエア後、次の週末に再放送されています。
- 土曜 13:05~[NHK総合]
- 翌週日曜 8:00~[BS4K]
本編を見逃してしまったら、次の土日の再放送の録画予約を必ずチェックしましょう!
再放送も見逃したらネット配信
ネットの動画配信サービスを利用すれば、「麒麟がくる」を視聴することができます。
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Amazonプライム・ビデオ
とは、通販大手のAmazonが提供している動画配信サービス。
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Amazonプライム・ビデオのデメリット
「麒麟がくる」キャストの出演作品
Amazonプライム・ビデオで配信している作品を調べてみました。
下記はほんの一部ですので、まだまだ作品はありますよ。
長谷川博己 出演作品
- シン・ゴジラ
- 鈴木先生
間宮祥太朗 出演作品
- 半分、青い。
- べしゃり暮らし
木村文乃 出演作品
- 羊の木
- ピース オブ ケイク
堺正章 出演作品
- 無理な恋愛
門脇麦 出演作品
- 二重生活
- 世界は今日から君のもの
染谷将太 出演作品
- 寄生獣
- ぶどうのなみだ
吉田鋼太郎 出演作品
- おっさんずラブ
- 死命 ~刑事のタイムリミット~
ユースケ・サンタマリア 出演作品
- なぎスケ!
- 踊る大捜査線 THE MOVIE
向井理 出演作品
- アキラとあきら
- 永遠の0
谷原章介 出演作品
- 血の轍
- マグマ
佐々木蔵之介 出演作品
- 清須会議
- 超高速!参勤交代
眞島秀和 出演作品
- CRISIS 公安機動捜査隊特捜班
- アンフェア
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まとめ
室町幕府14代将軍・足利義栄は、第11代将軍義澄の孫であり在位およそ半年、京の都を在所としないなど実力を発揮できなかった人物とされています。
義輝の死と平行して弟である義昭にスポットが当たるのは戦国の世のならいとはいえ、世知辛い状態ですよね。
しかし、それだからこそ明智光秀十兵衛にも歴史の表舞台に躍り出る活躍をする機会があると言えます。
藤吉郎(秀吉)とも出会った、十兵衛の今後が楽しみです!