2020年のNHKの大河ドラマ「麒麟がくる」。
コロナの影響で収録が遅れており、6月14日からしばらくの間は放送休止になります。
過去の大河ドラマを「名場面スペシャル」と題してオンエアします。
7月12日は1996年放送の大河ドラマ「秀吉」について、名場面を紹介する回です。
20年あまり前の作品ではあるのですが、よく知った俳優さんが多く出ているので「おお!」と歓声を上げっぱなしになってしまいました。
竹中直人と沢口靖子の秀吉×おね夫婦は、美女と野獣感がハンパなかったです。
秀吉と信長(渡哲也)、そして光秀(村上弘明)のイメージが「麒麟がくる」とは大分違うのも印象的でした。
- 秀吉のなりふりかまわぬアピール
- 「心配御無用!」の秀吉vs人間味ある明智光秀
- 本能寺の変につながる名シーン
- 渡哲也vs本能寺の変
- 天下統一を果たした秀吉のエンディング
コメンテーター:高橋英樹・川島明(麒麟)・松村邦洋
ゲスト:竹中直人、村上弘明(映像)
前回(名場面スペシャル・利家とまつ)の感想はこちら。
名場面スペシャル「利家とまつ」の感想
ネタバレ注意!
視聴率
「秀吉」名場面スペシャルの平均視聴率は9.3%でした。
名場面スペシャルは10%前後で安定して推移しています。
視聴率一覧表はこちらで速報更新しています。
名場面スペシャル「秀吉」を見た視聴者の感想
はまり役!竹中直人の秀吉と俳優陣
自分の中で、豊臣秀吉と言えば竹中直人さん!何回見ても良い作品だしキャスティングが素晴らしい!コミカルからシリアスまで演じる、素敵な俳優さんです。
竹中直人が主演の96年大河ドラマ「秀吉」放送当時は小学生だったなぁ~。渡哲也の信長と村上弘明の光秀とのトライアングルのバランスが非常に良かった。確かに所作とか取っ払って、戦国の世を情熱で駆け巡ってた(笑)そして沢口靖子のおねの可憐さがスゴイ。
森蘭丸役の19歳の松岡くんがピチピチでした。おね役の沢口靖子さんの透明感も素晴らしく。今も変わらずお綺麗ですがね。
麒麟がくるまで秀吉。改めて見ても配役が絶妙というか、すばらしい。松たか子が圧倒的。古今東西ありとあらゆる淀君(茶々)でいちばん好きかも。
疲れ果てて帰宅るなり
麒麟がくるまでおまちくださいを見てたわけだが
竹中直人の圧が半端ない一方でちらちらと脇に映る真田ひろゆきの美青年っぷりが際立ってた
歴代大河の秀吉の中でも1,2位を争う人気の竹中直人演じる主人公・秀吉。
サルっぽいイメージも本気で信長になついて光秀に嫉妬する雰囲気も、吹っ切れた演技が絶品でした!
大根をかじるシーンでは泥の代用にチョコが塗ってあったというエピソードには笑えました。
それにしても、沢口靖子演じる妻・おねとの馴れ初めシーンには色々な意味でビックリでした!
妖精みたいな小娘にしか見えないおねとサル感丸出しでおねに迫る日吉(秀吉)はまさに「美女と野獣」でしたね。
存在感ある2人の母
麒麟がくるまでお待ちください
ああ、市原悦子さんが……(涙
「秀吉」の光秀の母の散り際に衝撃を受けた!
麒麟がくるまでお待ちするための「秀吉」・・・光秀母はあんな悲劇的最後なのねつらい~。
「秀吉」には今は亡き大女優・市原悦子と野際陽子が出演していたのですね。
秀吉が主人公なので、大きく取り上げられていた秀吉の母なか(市原悦子)は、光秀に嫉妬する秀吉を引き立てるためにお屋形様・信長の面前で捨て身で「田植え歌」を披露するなど、大活躍でした。
また「麒麟がくるのネタバレ?!」とも思える強烈なストーリーも紹介されましたね。
コチラは光秀の母・美(野際陽子)が息子のために丹波の波多野氏に人質となるも、信長の「波多野皆殺し」の命令で犠牲となって散るシーンでした。
野際陽子の気迫の演技といい「天下を!」との遺言といい、光秀の反旗の伏線には十分で、「麒麟がくる」では石川さゆりがこれを演じるのかな…と気になりますね。
「麒麟がくる」とは違う秀吉・信長・光秀
まだお若い竹中さんは秀吉ってより、実に藤吉郎だったなぁという印象。
村上光秀は、近藤正臣から続く正統派って所。
渡哲也の信長は、若々しさのカケラもありませんが、神経質でオッカナイ信長像って意味ではひとつの到達点かも?
あー「秀吉」最高。
この大河ドラマリアルタイムで観てたんだよな。
こんなに目力あったっけ?
そして渡哲也さんかっこ良すぎ。でも53歳の時16歳の役って無理がある。
村上弘明さんが演じる明智光秀の熟慮や苦悩の表情が好き。
知識教養がある分、余計に先のことを考えてしまう。返事の間(ま)にそれが出て信長の気に障る──村上さんの分析が演技に反映されたと思うと納得。
「真面目で優しい」が目に表れているのも良い。
麒麟がくるまで、秀吉を視聴。「ヒーローは堕ちてこそヒーロー。最低の秀吉を演じたい」と脚本家やプロデューサーに竹中直人さんは話していたそう。前向きなサクセスストーリーの前半生に対して、独善的で最低な統治者となる晩年を軍師官兵衛で描いたのは本当に良かった。
とにかく捨て身で、品はないけれど愛情はたっぷりの秀吉(竹中直人)、
教養にあふれ、人情味がある分奥手に見える光秀(村上弘明)、
2人より年上で、カリスマ性あふれる信長(渡哲也)。
「秀吉」で見た三者は、「麒麟がくる」とは大分異なるイメージだなぁと思いました。
渡哲也の信長は初めから老成して見えてしまうものの威厳は十分で、光秀より年下設定である染谷将太演じる信長は役作りに苦心しているんだろうなぁと改めて感じ入りましたね。
また、長谷川博己vs佐々木蔵之介…と考えると、村上弘明vs竹中直人ほど正反対の雰囲気を醸し出せるのかなぁと、2人の出会いや競争場面が楽しみになってきました。
「秀吉」での竹中直人版秀吉は「黄金の茶会」でエンディングを迎えて栄華の中で締めくくられますが、「軍師官兵衛」では晩年の死を迎えるまでの秀吉を演じています。
それでも竹中直人は「晩年の秀吉をもう一度やってみたい」と今回もコメントしていましたね。
次回の見どころ
「麒麟がくるまで」次回放送は未定
7月19日は、『ダーウィンが来た!「今こそ見たい!日本の生き物スペシャル」が放送されます。
7月26日には『麒麟がくる「キャスト・スタッフが明かす大河ドラマの舞台裏」』が夜7時30分より放送です。
『「麒麟がくる」までお待ちください 戦国大河ドラマ名場面スペシャル』は一旦お休みですね。
これまでの視聴者の感想
当サイト読者の方から寄せられた「麒麟がくる」放送後の感想をこちらの記事で紹介しています。
- 「麒麟がくる」第1話の感想「光秀、西へ」
- 「麒麟がくる」第2話の感想「道三の罠」
- 「麒麟がくる」第3話の感想「美濃の国」
- 「麒麟がくる」第4話の感想「尾張潜入指令」
- 「麒麟がくる」第5話の感想「伊平次を探せ」
- 「麒麟がくる」第6話の感想「三好長慶襲撃計画」
- 「麒麟がくる」第7話の感想「帰蝶の願い」
- 「麒麟がくる」第8話の感想「同盟のゆくえ」
- 「麒麟がくる」第9話の感想「信長の失敗」
- 「麒麟がくる」第10話の感想「ひとりぼっちの若君」
- 「麒麟がくる」第11話の感想「将軍の涙」
- 「麒麟がくる」第12話の感想「十兵衛の嫁」
- 「麒麟がくる」第13話の感想「帰蝶のはかりごと」
- 「麒麟がくる」第14話の感想「聖徳寺の会見」
- 「麒麟がくる」第15話の感想「道三、わが父に非ず」
- 「麒麟がくる」第16話の感想「大きな国」
- 「麒麟がくる」第17話の感想「長良川の対決」
- 「麒麟がくる」第18話の感想「越前へ」
- 「麒麟がくる」第19話の感想「信長を暗殺せよ」
- 「麒麟がくる」第20話の感想「家康への文」
- 「麒麟がくる」第21話の感想「決戦!桶狭間」
- 【名場面スペシャル】「独眼竜政宗」の感想
- 【名場面スペシャル】「国盗り物語」の感想
- 【名場面スペシャル】「利家とまつ」の感想
- 【名場面スペシャル】「秀吉」の感想
- 「麒麟がくる」総集編(1)「旅立ち」の感想
- 「麒麟がくる」総集編(2)「動乱」の感想
- 「麒麟がくる」総集編(3)「誇り高く」の感想
- 「麒麟がくる」第22話の感想「京よりの使者」
- 「麒麟がくる」第23話の感想「義輝、夏の終わりに」
- 「麒麟がくる」第24話の感想「将軍の器」
- 「麒麟がくる」第25話の感想「羽運ぶ蟻」
- 「麒麟がくる」第26話の感想「三淵の奸計」
- 「麒麟がくる」第27話の感想「宗久の約束」
- 「麒麟がくる」第28話の感想「新しき幕府」
- 「麒麟がくる」第29話の感想「摂津晴門の計略」
- 「麒麟がくる」第30話の感想「朝倉義景を討て」
- 「麒麟がくる」第31話の感想「逃げよ信長」
- 「麒麟がくる」第32話の感想「反撃の二百挺」
- 「麒麟がくる」第33話の感想「比叡山に棲む魔物」
- 「麒麟がくる」第34話の感想「焼討ちの代償」
- 「麒麟がくる」第35話の感想「義昭、まよいの中で」
- 「麒麟がくる」第36話の感想「訣別」
- 「麒麟がくる」第37話の感想「信長公と蘭奢待」
- 「麒麟がくる」第38話の感想「丹波攻略命令」
- 「麒麟がくる」第39話の感想「本願寺を叩け」
- 「麒麟がくる」第40話の感想「松永久秀の平蜘蛛」
- 「麒麟がくる」第41話の感想「月にのぼる者」
- 「麒麟がくる」第42話の感想「離れゆく心」
- 「麒麟がくる」第43話の感想「闇に光る樹」
- 「麒麟がくる」最終回の感想「本能寺の変」
オンエアを見逃しても視聴する方法
日曜の本放送を見逃しても大丈夫!
オンエア済みの放送回を見る方法があるので、ここからご紹介していきます。
再放送
「麒麟がくる」のオンエア後、次の週末に再放送されています。
- 土曜 13:05~[NHK総合]
- 翌週日曜 8:00~[BS4K]
本編を見逃してしまったら、次の土日の再放送の録画予約を必ずチェックしましょう!
再放送も見逃したらネット配信
ネットの動画配信サービスを利用すれば、「麒麟がくる」を視聴することができます。
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「麒麟がくる」キャストの出演作品
Amazonプライム・ビデオで配信している作品を調べてみました。
下記はほんの一部ですので、まだまだ作品はありますよ。
長谷川博己 出演作品
- シン・ゴジラ
- 鈴木先生
間宮祥太朗 出演作品
- 半分、青い。
- べしゃり暮らし
木村文乃 出演作品
- 羊の木
- ピース オブ ケイク
川口春奈 出演作品
- にがくてあまい
- しろときいろ ~ハワイと私のパンケーキ物語~
堺正章 出演作品
- 無理な恋愛
門脇麦 出演作品
- 二重生活
- 世界は今日から君のもの
高橋克典 出演作品
- サラリーマン金太郎
- 匿名探偵
染谷将太 出演作品
- 寄生獣
- ぶどうのなみだ
檀れい 出演作品
- 感染列島
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まとめ
大河ドラマ「秀吉」は、戦国時代の歴史的事実をふまえた作品ながら、新しい秀吉・信長・光秀像を打ち立てたドラマだったのですね。
秀吉が露骨に光秀に嫉妬するシーン、また渡哲也の貫禄タップリな信長が秀吉を可愛がる雰囲気などに感銘を受けました。
「麒麟がくる」とは出会いも年齢関係も異なる3者が見られて、長谷川博己・染谷翔太・佐々木蔵之介ならどう演じるか…と再度期待が高まりました!