2020年のNHKの大河ドラマ「麒麟がくる」。
4月5日放送の第12話「十兵衛の嫁」放送後の感想まとめ記事です。
織田家の跡目相続問題で帰蝶(川口春奈)が信長(染谷将太)のフォローに懸命になっている姿は、敵国から来た嫁とは思えない献身的な様子でしたね。
一方で明智光秀十兵衛(長谷川博己)と熙子(木村文乃)の婚儀の方はアッサリながら、斎藤家の父子に挟まれた苦渋の十兵衛の唯一の癒しという感じが出ている爽やかさでした。
前回(第11話)の感想はこちら。
大河ドラマ「麒麟がくる」第11話の感想
ネタバレ注意!
「麒麟がくる」第12話視聴率
大河ドラマ「麒麟がくる」第12回の平均視聴率は14.6%でした。
前回比+0.3%、15%前後の安定推移を継続しています。
視聴率一覧表はこちらで速報更新しています。
「麒麟がくる」第12話を見た視聴者の感想
めでたく結婚、十兵衛と熙子
織田家も斎藤家も確執で常に緊張を強いられるのに、明智家は平和だわ。叔父上の涙が最高だった
長谷川博己と木村文乃が野道で話している場面で、コゲラが木をつつく音が小さい音で入っていた。こういうさりげない効果音いいなあ。結婚の申込み、突然でしかもストレートだったので驚いた。木村文乃嬉しいくせにその場ではyesと言わなかった。いいなあ。
純粋にはぐれるのもかわいいけど、周りが仕組んだものだと気づかず「はぐれるべくしてはぐれてきたような気もします」とか言っちゃう十兵衛くんが100点満点だったのでずっと笑ってた。ごめん十兵衛。かわいすぎ。
にしてもプロポーズから祝言までの流れが早かったなぁ。今回のタイトル「十兵衛の嫁」じゃなかった…?
駒さんが、那古野城で帰蝶に「十兵衛様が色白のお嫁さんを迎えられたそうな、知っておるか?」的な話をした時の駒さんの表情。これか?
この流れで?
歳離れてる設定なのか?
なんか想像と違うフィクション。
「麒麟がくる道は遠いのう」と嘆いた将軍・義輝(向井理)の言葉が頭から離れず気落ちしていた十兵衛光秀(長谷川博己)。
身内の画策で、鷹狩りで熙子(木村文乃)と再会し、求婚する流れになります。
感性の一致や温石(カイロ)を渡してくれる熙子の優しさなどですっかり幸せな気持ちになった十兵衛。
「この十兵衛の嫁になりませぬか」、「返答は急がぬゆえ、お考えいただきたい」なんて、まるで現代の普通のプロポーズのようでした!
しかし、その後の婚儀はワンカットレベルで通り過ぎてしまう早回し…主人公とはいえ、まだ斎藤家の陪臣の甥にすぎない十兵衛の立場を示すようでした。
一方で新キャラクター、間宮祥太朗演じる明智左馬之助秀満の登場が爽やかでしたね。
今後十兵衛と進路を共にしていくのか否か、楽しみです。
帰蝶活躍、信秀死す!
帰蝶の盛りに盛った舅の話を聞いた信長が不貞寝からキラキラした顔になるのを見てなんだか涙ぐんでしまった
誰だって嫌われているよりは愛されていたいもの
話を 盛りまくる帰蝶さま。実は信長が 意外と単純な男であること、さすが わかっておられる。
信長と帰蝶が映る度に今回はどうなるのだろう?何が起こるのだろう?って気になってしまう。
信長はまだ数回しか登場してないのに帰蝶への信頼度半端ないのがもう伝わってくるし、帰蝶は登場する度に自分の命が誰にどう役立つのか毎回考え行動するし、この二人からほんと目が離せない。
尾張の織田家では急展開、信秀の言葉に信長が怒り「父上は母上の言いなりじゃ!」と嘆くシーンが描かれました。
ここで京の東庵先生(堺正章)を呼ぶことも含め、帰蝶が嫁として大活躍でしたね。
「帰蝶、信長をよろしゅう頼むぞ」以外は耳打ちだったので、本当に信秀が帰蝶の言うとおりに信長を気遣ったのかは謎ですが…。
信秀が信長を大事に思っているらしいことが分かったので、ホッとしました。
ドラマによっては、武田家や伊達家のように母親の意向で兄弟が家督を争う話が織田家でも見られますから。
戦国時代も現代の自営業もそうだが、跡継ぎはけっこう父親からボコボコに厳しくされる。
信秀の気持ちはわかりますね。
信長には権力を与える。自由に国作りをしてよい。
弟にはそのかわり城と家臣をつけてサポートさせる。これも親心だ。
信長様は、なぜ末盛城のほうが欲しかったのか。父の後を治めたかったのか
安城城(安祥城)を失った現在、今川に近すぎる末盛城よりも那古野城の方が本拠地として相応しいということ、自分に似た信長に自由を与えるためにも家老は信勝につけることを、信秀は考えたのでしょう。
ダダをこねて帰蝶に甘える信長は、尾張の民心の把握は上手くてもまだまだ若僧という感じでしたね。
東庵先生を待たずして亡くなった信秀は享年41歳、まだまだ心残りだったことでしょう。
美濃のマムシ、毒を逃れる!
川口春奈さんの演ずる帰蝶、最初は親鳥のような心境で心配していたけど、今では他に務まる演者さんいたっけ?というくらいスンナリ嵌ってる様に私は思う。バランスがものすごぉく良き哉
何故に儂が殺されねばならんのだ!!
蝮様。上司に対して、人形でいるなら虐げない、とか、殺さない、等々言っておきながら、それをおっしゃいますか?
部下も困りますよ。😅😅😅
「伊右衛門」で土岐を毒殺し、
「綾鷹」で土岐に毒殺されそうになる
斎藤道三様😱
ゆくゆくは「伊藤(英明)園」に…
そして、「生茶」のキリンがくる🦒
十兵衛が幸せな婚儀を迎えた直後の美濃。
守護・土岐頼芸が斎藤道三に贈ったという鷹の爪に毒が仕込まれており、近習の若者が死んでしまう事件が勃発します。
怒り狂った道三は、国衆をのろしで呼びつけて「対土岐」で団結するように強要する流れとなりました。
その場では息子・高政(伊藤英明)も無言で通し、あとで十兵衛に「土岐家方への団結」を声掛けしていましたが…。
「美濃の
ドラマだけの架空の話とは思いますが、ひょっとして道三がわざとこのような演出で内紛を起こそうとしたのでは…とも考えてしまいました。
何しろ
次回(第13話)の見どころ
次回予告でチラッとしかでてない秀吉がやっぱり魅力的で。光秀のライバルとなるこの男がこんなふうに魅力的だと、今後の展開、光秀にとってじりじりと焼き付くような予感。
第13回「帰蝶のはかりごと」では、ついに土岐頼芸vs斎藤道三という構図で美濃の内紛が勃発、しかし高政(義龍)の願いはかなわず頼芸が白旗を掲げることが予告されています。
十兵衛は板挟みをどう切り抜けるのでしょうか。
「美濃をまとめる」というよりも「敵をあぶり出す」ということで息子との確執が表面化してしまった道三は、娘婿である信長に活路を見出すのですね。
今度こそ父と夫の仲立ちをうまく努めようとする帰蝶の活躍に注目です。
また、後の豊臣秀吉である藤吉郎(佐々木蔵之介)の初登場も楽しみです。
推定年齢15歳…という点には目をつぶりましょう!(苦笑)
これまでの視聴者の感想
当サイト読者の方から寄せられた「麒麟がくる」放送後の感想を、こちらの記事で紹介しています。
- 「麒麟がくる」第1話の感想「光秀、西へ」
- 「麒麟がくる」第2話の感想「道三の罠」
- 「麒麟がくる」第3話の感想「美濃の国」
- 「麒麟がくる」第4話の感想「尾張潜入指令」
- 「麒麟がくる」第5話の感想「伊平次を探せ」
- 「麒麟がくる」第6話の感想「三好長慶襲撃計画」
- 「麒麟がくる」第7話の感想「帰蝶の願い」
- 「麒麟がくる」第8話の感想「同盟のゆくえ」
- 「麒麟がくる」第9話の感想「信長の失敗」
- 「麒麟がくる」第10話の感想「ひとりぼっちの若君」
- 「麒麟がくる」第11話の感想「将軍の涙」
- 「麒麟がくる」第12話の感想「十兵衛の嫁」
- 「麒麟がくる」第13話の感想「帰蝶のはかりごと」
- 「麒麟がくる」第14話の感想「聖徳寺の会見」
- 「麒麟がくる」第15話の感想「道三、わが父に非ず」
- 「麒麟がくる」第16話の感想「大きな国」
- 「麒麟がくる」第17話の感想「長良川の対決」
- 「麒麟がくる」第18話の感想「越前へ」
- 「麒麟がくる」第19話の感想「信長を暗殺せよ」
- 「麒麟がくる」第20話の感想「家康への文」
- 「麒麟がくる」第21話の感想「決戦!桶狭間」
- 【名場面スペシャル】「独眼竜政宗」の感想
- 【名場面スペシャル】「国盗り物語」の感想
- 【名場面スペシャル】「利家とまつ」の感想
- 【名場面スペシャル】「秀吉」の感想
- 「麒麟がくる」総集編(1)「旅立ち」の感想
- 「麒麟がくる」総集編(2)「動乱」の感想
- 「麒麟がくる」総集編(3)「誇り高く」の感想
- 「麒麟がくる」第22話の感想「京よりの使者」
- 「麒麟がくる」第23話の感想「義輝、夏の終わりに」
- 「麒麟がくる」第24話の感想「将軍の器」
- 「麒麟がくる」第25話の感想「羽運ぶ蟻」
- 「麒麟がくる」第26話の感想「三淵の奸計」
- 「麒麟がくる」第27話の感想「宗久の約束」
- 「麒麟がくる」第28話の感想「新しき幕府」
- 「麒麟がくる」第29話の感想「摂津晴門の計略」
- 「麒麟がくる」第30話の感想「朝倉義景を討て」
- 「麒麟がくる」第31話の感想「逃げよ信長」
- 「麒麟がくる」第32話の感想「反撃の二百挺」
- 「麒麟がくる」第33話の感想「比叡山に棲む魔物」
- 「麒麟がくる」第34話の感想「焼討ちの代償」
- 「麒麟がくる」第35話の感想「義昭、まよいの中で」
- 「麒麟がくる」第36話の感想「訣別」
- 「麒麟がくる」第37話の感想「信長公と蘭奢待」
- 「麒麟がくる」第38話の感想「丹波攻略命令」
- 「麒麟がくる」第39話の感想「本願寺を叩け」
- 「麒麟がくる」第40話の感想「松永久秀の平蜘蛛」
- 「麒麟がくる」第41話の感想「月にのぼる者」
- 「麒麟がくる」第42話の感想「離れゆく心」
- 「麒麟がくる」第43話の感想「闇に光る樹」
- 「麒麟がくる」最終回の感想「本能寺の変」
オンエアを見逃しても視聴する方法
日曜日に放送される大河ドラマを見逃しても大丈夫!
放送してしまった放送回を見る方法があるので、ここからご紹介していきます。
再放送
「麒麟がくる」のオンエア後、次の週末に再放送されています。
- 土曜 13:05~[NHK総合]
- 翌週日曜 8:00~[BS4K]
再放送は次の週末に視聴可能です。
土曜午後1時過ぎから地上波で、日曜の朝8時からBS4Kで放送されていますよ。
本編を見逃してしまったら、次の土日の再放送の録画予約を必ずチェックしましょう!
再放送も見逃したらネット配信
次にご紹介する動画視聴方法は「動画配信サービス」。
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ただし、配信終了は数ヶ月~1年程度と長めに設定されている番組が多いので、その点は安心です。
配信中の「麒麟がくる」キャスト出演作品
Amazonプライム・ビデオで配信している作品を調べてみました。
下記はほんの一部ですので、まだまだ作品はありますよ!
長谷川博己 出演作品
- シン・ゴジラ
- 鈴木先生
本木雅弘 出演作品
- おくりびと
- シコふんじゃった。
伊藤英明 出演作品
- 陰陽師
- WOOD JOB!
間宮祥太朗 出演作品
- 半分、青い。
- べしゃり暮らし
木村文乃 出演作品
- 羊の木
- ピース オブ ケイク
川口春奈 出演作品
- にがくてあまい
- しろときいろ ~ハワイと私のパンケーキ物語~
堺正章 出演作品
- 無理な恋愛
門脇麦 出演作品
- 二重生活
- 世界は今日から君のもの
高橋克典 出演作品
- サラリーマン金太郎
- 匿名探偵
染谷将太 出演作品
- 寄生獣
- ぶどうのなみだ
西村まさ彦 出演作品
- 家族はつらいよ
- ラヂオの時間
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まとめ
プロポーズからアッという間にアッサリ祝言を上げ、熙子と夫婦となった十兵衛でした。
帰蝶の方は尾張に嫁いで内助の功として大活躍の様子、今週は東庵先生を呼び寄せ、来週には織田・斎藤の仲立ちも務めるとのことで見せ場が続きますね。
こうなると、女優さんの交代で大河ドラマの初回が遅れたのもうなずける気がします。
史実で戦国時代の女性がここまで活躍していたかは微妙ですが、「敵国の嫁」でも生き生きと居場所を見出している帰蝶には心が躍りますね。