2020年のNHKの大河ドラマ「麒麟がくる」。
5月31日放送の第20話「家康への文」放送後の感想まとめ記事です。
ネタバレ注意!
「家康への文」とは、母・於大の方(松本若菜)からの16年ぶりの手紙だったのですね。
刻々と迫りつつある今川vs織田の戦について、お駒(門脇麦)や元康、帰蝶や遠方の十兵衛光秀(長谷川博己)の目線で前哨戦が描かれていて、緊張感をひしひしと感じました。
幕府の支援もなし、尾張の背後には斎藤義龍も控え、歴史上の“信長勝利”を知らなければ「これは尾張の負けだ」と思うしかない不利な状況ですよね。
初登場の風間俊介演じる若き松平元康(家康)の苦悩と、「歴史が動く」ということを知っていながら傍観するしかない十兵衛のいら立ちが描かれる第20回です。
前回(第19話)の感想はこちら。
大河ドラマ「麒麟がくる」第19話の感想
「麒麟がくる」第20話視聴率
大河ドラマ「麒麟がくる」第20回の平均視聴率は15.3%でした。
前回比-0.4%、非常に安定した推移を継続しています。
視聴率一覧表はこちらで速報更新しています。
「麒麟がくる」第20話を見た視聴者の感想
青年・家康の登場と苦悩
駒イメチェンしましたね。
この時の元康は天下獲りそうには見えないけど麒麟を連れてくる雰囲気はものすごくあるわね
駒さんから「何にでも効く薬」について教えてもらう元康。黒い丸薬のようですね。生きて帰って来るお守りとのこと。薬に関心を示す元康。後の薬マニアの片鱗が…。
今川義元って、ゲームのせいで公家メイクの蹴鞠馬鹿って印象をもたれるケースもあるけれど、普通に有能な大名としての伝聞・文書が多いから、今回の大河の描き方は好き。逆に、救いようのない朝倉義景がガチポンコツなのも面白い。
竹千代改め松平元康(風間俊介)は、駿河で東庵先生(堺正章)と将棋を重ね、お駒(門脇麦)と親しく会話する仲になっていました。
当然のように自分不在の今川家の軍議で尾張攻めの先鋒を命じられる元康は、若々しいながらもはかなげでしたね。
演じる風間俊介は実年齢36歳、でも本当に「数えで18歳」に見えてしまうのがスゴイです。
駒が分けてあげる「なんにでも効く薬」をすら御守りにしたくなる様子に同情したくなり…すでに女好き家康の要素もちょっと感じるシーンでした。
一方、今川義元(片岡愛之助)は元康の忠誠心への不安を東庵先生に漏らします。
桶狭間の一件がなければ松平家は風前の灯火だったのかなぁと思える場面でした。
越前でイラ立つ十兵衛
赤ちゃんの産衣が熙子さんの小袖だから駒ちゃん反物ナイスプレー
今日の貧乏話は熙子さんが髪の毛を切る話につながるのかな
左馬之助が重労働と空腹で行き倒れそうで心配になった
米もない明智家で、左馬之助を何度も尾張に行かせる旅費はどうしてるんだろう。
帰蝶さまが払ってくれてるのかな。
十兵衛よ、、、いっこうに主役感がでないまま休止なのね。今から!今からなのに!
寺子屋稼業で細々と暮らしていた十兵衛(長谷川博己)は、従兄の左馬之助(間宮祥太朗)の尾張潜入や駿河にいるお駒(門脇麦)からの便りで信長のピンチに気をもみます。
少しでも何かできないかと帰蝶(川口春奈)に文を送って知恵を付ける十兵衛。
朝倉義景(ユースケ・サンタマリア)は国を守ることに専心して野心は控えめ、あとは趣味に生きるタイプのように描かれていますね。
仕官話を袖にされた十兵衛が「何が蹴鞠だ!」とキレる様子はまさに気質の違いといった感じで面白かったです。
しかし結局、武装もソコソコに尾張に駆け付ける様子なのですが…この間左馬之助は越前と尾張を3往復したことなり、なんともお疲れ様なのでした。
今川出陣!帰蝶の暗躍再び
麒麟がくるは帰蝶様が有力武将として羽ばたく話になっていますねw
子を思って涙する母親に対して信長が自身の母親の話をするときのほの暗い感じとっても良かった
岡村さんの演技、今までは「他の役者さんと比べてちょっとなー」とおもてたけど、今日の元康に訴えかけるところはグッと来て良かったなー。
今川勢2.5万を前にかき集めても3千の軍勢しかもたない織田家は、清須城で煮詰まらない軍議を重ね、信長(染谷翔太)を苛立たせます。
こうなると、十兵衛の入れ知恵が透けて見えるとはいえ、「打てば響く」といった感じの帰蝶の行動力は信長にとって救いですよね。
熱田神宮で於大の方(松本若菜)・水野信元(横田栄司)と密談した信長・帰蝶は、「元康が寝返れば、三河に野心は持たぬ」と約束します。
ここで大事な文のお使いに呼ばれたのは、やはり菊丸(岡村隆史)でしたね!
菊丸が珍しく武士言葉で「今川ある限り三河は百代のちも日が当たりませぬ…三河を三河の手に!」と言ったシーンは胸に刺さりました。
於大の手紙に涙した元康の動きに変化があるか否かは、次回に持ち越しです。
次回(第21話)の見どころ
麒麟がくるは来週桶狭間やって休止に入るのか…めっちゃ盛り上がってくるところやん~
いや~~(>_<)来週で大河が一度止まってしまうの嫌すぎる😫仕方ないけどね。。撮影が早く再開するといいな、、、
そういえば、佐々木蔵之介秀吉はどこへ?
ねねを口説き中?w
第21回「決戦!桶狭間」では、ついに織田信長にとって人生最初の大決戦が描かれます。今井翼演じる毛利新介の活躍が見られますよ!
予告で見る限り、十兵衛は桶狭間攻めには間に合わないのですね。
元康は表向き今川勢から離れることはないようですが、どうやって織田方へと切り替えていくのか、そして勝利した信長に十兵衛が何を語りかけるのかが、次回の見どころになります。
これまでの視聴者の感想
当サイト読者の方から寄せられた「麒麟がくる」放送後の感想をこちらの記事で紹介しています。
- 「麒麟がくる」第1話の感想「光秀、西へ」
- 「麒麟がくる」第2話の感想「道三の罠」
- 「麒麟がくる」第3話の感想「美濃の国」
- 「麒麟がくる」第4話の感想「尾張潜入指令」
- 「麒麟がくる」第5話の感想「伊平次を探せ」
- 「麒麟がくる」第6話の感想「三好長慶襲撃計画」
- 「麒麟がくる」第7話の感想「帰蝶の願い」
- 「麒麟がくる」第8話の感想「同盟のゆくえ」
- 「麒麟がくる」第9話の感想「信長の失敗」
- 「麒麟がくる」第10話の感想「ひとりぼっちの若君」
- 「麒麟がくる」第11話の感想「将軍の涙」
- 「麒麟がくる」第12話の感想「十兵衛の嫁」
- 「麒麟がくる」第13話の感想「帰蝶のはかりごと」
- 「麒麟がくる」第14話の感想「聖徳寺の会見」
- 「麒麟がくる」第15話の感想「道三、わが父に非ず」
- 「麒麟がくる」第16話の感想「大きな国」
- 「麒麟がくる」第17話の感想「長良川の対決」
- 「麒麟がくる」第18話の感想「越前へ」
- 「麒麟がくる」第19話の感想「信長を暗殺せよ」
- 「麒麟がくる」第20話の感想「家康への文」
- 「麒麟がくる」第21話の感想「決戦!桶狭間」
- 【名場面スペシャル】「独眼竜政宗」の感想
- 【名場面スペシャル】「国盗り物語」の感想
- 【名場面スペシャル】「利家とまつ」の感想
- 【名場面スペシャル】「秀吉」の感想
- 「麒麟がくる」総集編(1)「旅立ち」の感想
- 「麒麟がくる」総集編(2)「動乱」の感想
- 「麒麟がくる」総集編(3)「誇り高く」の感想
- 「麒麟がくる」第22話の感想「京よりの使者」
- 「麒麟がくる」第23話の感想「義輝、夏の終わりに」
- 「麒麟がくる」第24話の感想「将軍の器」
- 「麒麟がくる」第25話の感想「羽運ぶ蟻」
- 「麒麟がくる」第26話の感想「三淵の奸計」
- 「麒麟がくる」第27話の感想「宗久の約束」
- 「麒麟がくる」第28話の感想「新しき幕府」
- 「麒麟がくる」第29話の感想「摂津晴門の計略」
- 「麒麟がくる」第30話の感想「朝倉義景を討て」
- 「麒麟がくる」第31話の感想「逃げよ信長」
- 「麒麟がくる」第32話の感想「反撃の二百挺」
- 「麒麟がくる」第33話の感想「比叡山に棲む魔物」
- 「麒麟がくる」第34話の感想「焼討ちの代償」
- 「麒麟がくる」第35話の感想「義昭、まよいの中で」
- 「麒麟がくる」第36話の感想「訣別」
- 「麒麟がくる」第37話の感想「信長公と蘭奢待」
- 「麒麟がくる」第38話の感想「丹波攻略命令」
- 「麒麟がくる」第39話の感想「本願寺を叩け」
- 「麒麟がくる」第40話の感想「松永久秀の平蜘蛛」
- 「麒麟がくる」第41話の感想「月にのぼる者」
- 「麒麟がくる」第42話の感想「離れゆく心」
- 「麒麟がくる」第43話の感想「闇に光る樹」
- 「麒麟がくる」最終回の感想「本能寺の変」
オンエアを見逃しても視聴する方法
日曜の本放送を見逃しても大丈夫!
オンエア済みの放送回を見る方法があるので、ここからご紹介していきます。
再放送
「麒麟がくる」のオンエア後、次の週末に再放送されています。
- 土曜 13:05~[NHK総合]
- 翌週日曜 8:00~[BS4K]
本編を見逃してしまったら、次の土日の再放送の録画予約を必ずチェックしましょう!
再放送も見逃したらネット配信
ネットの動画配信サービスを利用すれば、「麒麟がくる」を視聴することができます。
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「麒麟がくる」キャストの出演作品
Amazonプライム・ビデオで配信している作品を調べてみました。
下記はほんの一部ですので、まだまだ作品はありますよ。
長谷川博己 出演作品
- シン・ゴジラ
- 鈴木先生
間宮祥太朗 出演作品
- 半分、青い。
- べしゃり暮らし
木村文乃 出演作品
- 羊の木
- ピース オブ ケイク
川口春奈 出演作品
- にがくてあまい
- しろときいろ ~ハワイと私のパンケーキ物語~
堺正章 出演作品
- 無理な恋愛
門脇麦 出演作品
- 二重生活
- 世界は今日から君のもの
染谷将太 出演作品
- 寄生獣
- ぶどうのなみだ
檀れい 出演作品
- 感染列島
- 美しい隣人
ユースケ・サンタマリア 出演作品
- なぎスケ!
- 踊る大捜査線 THE MOVIE
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まとめ
若き元康が母からの文に涙するシーンはもらい泣きしそうになりました。
しかし、於大や菊丸がどんなに願っても、松平勢がすぐに今川義元から離反することは難しい状況です。
大高城の守りが安穏としている隙に抜け出す作戦でしょうか…。
尾張が心配なあまり、貧乏にものらりくらりの朝倉家にも見切りをつけた十兵衛の出発には共感しましたが、「遅すぎた!」という気もしましたね。
左馬之助と一緒にもっと早く帰蝶を頼って駆けつければよかったのにと思ってしまいました。