2020年のNHKの大河ドラマ「麒麟がくる」。
約3ヶ月ぶりとなる8月31日から本編の放送が再開しました。
8月31日放送の第22話「京よりの使者」放送後の感想まとめ記事です。
桶狭間の合戦から4年、すっかり隠棲して学問にはまっているかに見える明智十兵衛光秀(長谷川博己)を、将軍の側近が揺り動かします。
将軍義輝(向井理)の気落ちぶりがなかなか切なかったです。
久々の本編再開で雰囲気が変わった面アリ、新登場人物アリと状況説明の感じも強かったのですが、大事な伏線もちりばめられている回でした。
前回(総集編(3)「誇り高く」)の感想はこちら。
「麒麟がくる」総集編3「誇り高く」の感想
本編の前回(第21話「決戦!桶狭間」)の感想はこちら。
「麒麟がくる」第21話「決戦!桶狭間」の感想
ネタバレ注意!
視聴率
「麒麟がくる」第22話「京よりの使者」の平均視聴率は8/31(月)に速報更新します。
視聴率一覧表はこちらで速報更新しています。
「麒麟がくる」第22話を見た視聴者の感想
京都からの使者は意味深な伏線も
お帰りなさい十兵衛! 熙子さまとの夫婦のシーン良かった…しかし越前に行って8年ってそんなに経ってたとは。
玉ちゃんと藤孝さまの出会いに声が漏れ出た…
今日イチ好きだったシーン
十兵衛の「京で何かありましたか」
からの藤孝殿の綺麗な目と長い沈黙
(めっちゃドキドキした)#麒麟がくる pic.twitter.com/YTpjfH1rj6— フラカ(好きな動物はイルカ) (@fracasn1) August 30, 2020
朝倉さん「京都に行ってもいいけど情報収集お願いね。あ、君の家族人質だからうちの専任ってことでしっかりよろしく」と相変わらず平穏無事な暮らしを守るために全力である。(現場投入されるのは十兵衛だが)
1564年、浪人状態の十兵衛(長谷川博己)への京都からの使者とは、細川藤孝(眞島秀和)でしたね。
妻・熙子(木村文乃)が頑張って真鯛の塩焼きなどを供しているのがいじらしかったです。
「先が楽しみですな!」と藤孝が抱っこしたのは、まだ赤ちゃんの次女・玉(のちの細川ガラシャ)で、未来の嫁舅が顔を合わせているシーンと思うと、ドキドキしました。
藤孝は上様・義輝のヤサぐれぶりを持て余している様子、「麒麟」話で共感した十兵衛としては、旅費で借金が増えても朝倉家に貸しができるとしても、放っておけないですよね。
それに十兵衛も40歳手前、じっとしていられない気持ちもにじみ出ていましたね。
新キャラ登場に駒が介入!
なんだこの
美形関白vs美形将軍
伊呂波太夫や駒ちゃんといったオリジナルの女性陣を絶妙に物語に絡ませることで、
近衛前久や足利義昭っていう、従来決して"良い人物"としては描かれてこなかった人たちの、
ちょっと抜けた部分とか、優しいところとか、人間臭い魅力的な部分をしっかり見せてくれる。
「分厚い」大河。
覚慶様が優しさのかたまりみたいな人で、これから将軍になるまでとなってからの描かれ方がどうなるのか楽しみすぎる
「半沢直樹」で近藤を見かけないと思ったら、「麒麟がくる」に出向してた😅
今回からの新しい人物として、関白・近衛前久(本郷奏多)と後に将軍となる僧侶・覚慶(滝藤賢一)が登場しました。
不思議なことにというか、それが役割なのか、どちらも主人公よりも先にお駒(門脇麦)と顔を合わせる流れになったのには驚きました。
近衛前久は伊呂波太夫(尾野真千子)と幼なじみで関白なのに駒と気やすく語り合い、覚慶は大和の城下で庶民に施しをしているところを駒が尾行してしまう…という展開でした。
ハタチそこそこ(多分)で東庵先生宅から家出して旅をすることも含めて、さすが駒ちゃん!という行動力ですが、今後どんな人生を歩むのでしょうね。
義輝と十兵衛の対面…これが歴史の転換点?!
久しぶりの麒麟がくる面白かったー!光秀が珍しく自分から面倒ごとを言い出したのはやっぱり自分の力を試したいっていう気持ちの現れなんだろうな
義輝様がもう、切ない……以前は儚い、今にも消えてしまいそうな麗しさがあったけど、今日の能のシーンは何をお考えかわからない怖さみたいなのがあった
義輝様、将軍職に対する理想が高すぎて現実から目を逸らそうとするし、何とかしようとして炎上繰り返すし、どっかのアイドルを思い出す
十兵衛が久々に対面した義輝将軍(向井理)は、もはや「嘆きの将軍」という感じでした。
「麒麟を呼べる男になりたいと思っていた」と語る義輝ですが、誰も呼びかけに応じない、皆の心が離れていく…と、夢のお告げ頼みで十兵衛を呼び出したというのです。
振り返ってみれば、義輝は11歳で将軍になるも細川晴元や三好長慶に牛耳られてばかりで、いつも逃げ回っている人生だったんですよね。
腹を割った話を聞かされ、何とか「闇討ち」抜きの権威の回復を目指そうと、十兵衛は「織田信長をお連れする」と約束してしまいます。
自分の決意を十兵衛は「大きな山を前にした心地」と東庵先生(堺正章)に語りますが、考えてみれば歴史を動かすスゴイ決断でしたよね!
十兵衛が将軍の使者にならなければ信長は天下布武を考えなかったかもしれないし、室町幕府の寿命も変わったかもしれないし、本能寺の変も…。
日本の歴史も自分の人生もひっくるめて、決心してしまった十兵衛です。
次回の見どころ
将軍様が、夏の高校球児のように#麒麟がくる pic.twitter.com/4S5mrzUpZ1
— ももこさん主 (@Momoko3Tome) August 30, 2020
向井理がどんな風に斬り死にするのか、殺陣への期待が高まりますね。
第23回「義輝、夏の終わりに」では、義輝の暗殺に至る京の動乱「永禄の変」が描かれることになります。
剣豪と呼ばれるほど武勇の人であったと言われる義輝の最後やいかに…!
十兵衛は義輝と再会できるのか、またもや肝心な事態に間に合わないのか、どちらでしょうか。
「家督を息子に譲った」と言う松永久秀(吉田鋼太郎)はこの事変に関わっているのか、また予告でなぜ駒が覚慶法師を追いつめているのかなども気になります。
これまでの視聴者の感想
当サイト読者の方から寄せられた「麒麟がくる」放送後の感想をこちらの記事で紹介しています。
- 「麒麟がくる」第1話の感想「光秀、西へ」
- 「麒麟がくる」第2話の感想「道三の罠」
- 「麒麟がくる」第3話の感想「美濃の国」
- 「麒麟がくる」第4話の感想「尾張潜入指令」
- 「麒麟がくる」第5話の感想「伊平次を探せ」
- 「麒麟がくる」第6話の感想「三好長慶襲撃計画」
- 「麒麟がくる」第7話の感想「帰蝶の願い」
- 「麒麟がくる」第8話の感想「同盟のゆくえ」
- 「麒麟がくる」第9話の感想「信長の失敗」
- 「麒麟がくる」第10話の感想「ひとりぼっちの若君」
- 「麒麟がくる」第11話の感想「将軍の涙」
- 「麒麟がくる」第12話の感想「十兵衛の嫁」
- 「麒麟がくる」第13話の感想「帰蝶のはかりごと」
- 「麒麟がくる」第14話の感想「聖徳寺の会見」
- 「麒麟がくる」第15話の感想「道三、わが父に非ず」
- 「麒麟がくる」第16話の感想「大きな国」
- 「麒麟がくる」第17話の感想「長良川の対決」
- 「麒麟がくる」第18話の感想「越前へ」
- 「麒麟がくる」第19話の感想「信長を暗殺せよ」
- 「麒麟がくる」第20話の感想「家康への文」
- 「麒麟がくる」第21話の感想「決戦!桶狭間」
- 【名場面スペシャル】「独眼竜政宗」の感想
- 【名場面スペシャル】「国盗り物語」の感想
- 【名場面スペシャル】「利家とまつ」の感想
- 【名場面スペシャル】「秀吉」の感想
- 「麒麟がくる」【総集編】第1回の感想
- 「麒麟がくる」【総集編】第2回の感想
- 「麒麟がくる」【総集編】第3回の感想
- 「麒麟がくる」第22話の感想「京よりの使者」
- 「麒麟がくる」第23話の感想「義輝、夏の終わりに」
- 「麒麟がくる」第24話の感想「将軍の器」
- 「麒麟がくる」第25話の感想「羽運ぶ蟻」
- 「麒麟がくる」第26話の感想「三淵の奸計」
- 「麒麟がくる」第27話の感想「宗久の約束」
- 「麒麟がくる」第28話の感想「新しき幕府」
- 「麒麟がくる」第29話の感想「摂津晴門の計略」
- 「麒麟がくる」第30話の感想「朝倉義景を討て」
- 「麒麟がくる」第31話の感想「逃げよ信長」
- 「麒麟がくる」第32話の感想「反撃の二百挺」
- 「麒麟がくる」第33話の感想「比叡山に棲む魔物」
- 「麒麟がくる」第34話の感想「焼討ちの代償」
- 「麒麟がくる」第35話の感想「義昭、まよいの中で」
- 「麒麟がくる」第36話の感想「訣別」
- 「麒麟がくる」第37話の感想「信長公と蘭奢待」
- 「麒麟がくる」第38話の感想「丹波攻略命令」
- 「麒麟がくる」第39話の感想「本願寺を叩け」
- 「麒麟がくる」第40話の感想「松永久秀の平蜘蛛」
- 「麒麟がくる」第41話の感想「月にのぼる者」
- 「麒麟がくる」第42話の感想「離れゆく心」
- 「麒麟がくる」第43話の感想「闇に光る樹」
- 「麒麟がくる」最終回の感想「本能寺の変」
オンエアを見逃しても視聴する方法
日曜の本放送を見逃しても大丈夫!
オンエア済みの放送回を見る方法があるので、ここからご紹介していきます。
再放送
「麒麟がくる」のオンエア後、次の週末に再放送されています。
- 土曜 13:05~[NHK総合]
- 翌週日曜 8:00~[BS4K]
本編を見逃してしまったら、次の土日の再放送の録画予約を必ずチェックしましょう!
再放送も見逃したらネット配信
ネットの動画配信サービスを利用すれば、「麒麟がくる」を視聴することができます。
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「麒麟がくる」キャストの出演作品
Amazonプライム・ビデオで配信している作品を調べてみました。
下記はほんの一部ですので、まだまだ作品はありますよ。
長谷川博己 出演作品
- シン・ゴジラ
- 鈴木先生
間宮祥太朗 出演作品
- 半分、青い。
- べしゃり暮らし
木村文乃 出演作品
- 羊の木
- ピース オブ ケイク
堺正章 出演作品
- 無理な恋愛
門脇麦 出演作品
- 二重生活
- 世界は今日から君のもの
染谷将太 出演作品
- 寄生獣
- ぶどうのなみだ
吉田鋼太郎 出演作品
- おっさんずラブ
- 死命 ~刑事のタイムリミット~
ユースケ・サンタマリア 出演作品
- なぎスケ!
- 踊る大捜査線 THE MOVIE
向井理 出演作品
- アキラとあきら
- 永遠の0
谷原章介 出演作品
- 血の轍
- マグマ
佐々木蔵之介 出演作品
- 清須会議
- 超高速!参勤交代
眞島秀和 出演作品
- CRISIS 公安機動捜査隊特捜班
- アンフェア
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まとめ
大きな事件は起きませんでしたが、十兵衛の信長を動かす決意や駒と最後の室町将軍となる覚慶との出会いなど、今後を導く出来事がちりばめられた回でした。
十兵衛は義輝将軍を支えたい一心で、自分の将来をも定める決断をしてしまいましたね。
室町幕府は義輝-義栄-義昭と続きますが、ドラマとしては飛ぶようなスピードで戦国絵巻が展開することになりそうです。
久しぶりの「麒麟がくる」本編、吸引力の強さに感服です!