2020年のNHKの大河ドラマ「麒麟がくる」。
3月1日放送の第7話「帰蝶の願い」放送後の感想まとめ記事です。
美濃と尾張、いえ守護などをそっちのけなので、ズバリ「斎藤と織田」の和議の材料にされた帰蝶(川口春奈)の婚儀。
明智光秀十兵衛(長谷川博己)は斎藤道三(本木雅弘)からは帰蝶の説得を、息子高政(伊藤英明)からは道三を無視することを強要され、何重にも板挟みです。
帰蝶は正直、恋心で揺れて「十兵衛から断ってほしい」と思っている様子ですが、伝わっていないのが気の毒でした。
前回(第6話)の感想はこちら。
大河ドラマ「麒麟がくる」第6話の感想
ネタバレ注意!
「麒麟がくる」第7話視聴率
大河ドラマ「麒麟がくる」第7回の平均視聴率は15.0%でした。
前回比+1.2%で初回から続いた下落傾向は収まり、回復基調にあるようです。
視聴率一覧表はこちらで速報更新しています。
「麒麟がくる」第7話を見た視聴者の感想
見事な板挟みになってしまった十兵衛
帰蝶を織田家に嫁がせてはならない理由をヒステリーではなく美濃が抱えた現実的な側面と共に提示する池端脚本、本当に抜かりがない。国衆・守護代・守護の関係性まで盛り込んでいるし。
個人的に良かったシーン
高政が帰蝶の縁組に反対したところ
どんな理由が出てくるのか、
「帰蝶が不憫」という陳腐なセリフがでてくるのかとも思った🤔
でも、高政が言ったのは織田本家や今川が敵になってしまうという、ある意味現実的な反対論だった
一方を無能に描かない脚本は良い
板挟み&板挟み&板挟みとかやべえな十兵衛。こういう心労っていつか唐突に爆発するから気をつけた方がいい。
京都から戻った十兵衛光秀は、早速見事な窮地に陥ってしまいました。
十兵衛の怪我の回復が順調で安心したお駒(門脇麦)も、興味津々な感じでしたね。
『織田信秀と斎藤利政(道三)の和議』についてまとめてみると…
- 信秀「敵が3つは手に余る」…しかも古傷で病んでいる
- 道三「国を豊かにするために海が欲しい」
- 帰蝶「また夫?…十兵衛はどう思っている?」
- 光安「お館様(道三)の言うとおり」
- 高政「土岐家を無視している独断の和議は良くない」
十兵衛は斎藤高政(伊藤英明)の会合では杯を飲み干してしまいましたが、これは「お館様と帰蝶さまどちらの気持ちもわかる」という辛さをごまかすためですよね。
国益・道理・人情と何重にも問題を抱えている信長と帰蝶の婚姻は、史実では決まっていることながら本当に一大事だったのですね。
視野が広く、平和を熱望する十兵衛だからこそ悩みが尽きないわけです。
帰蝶の想い、十兵衛に届かず…
麒麟がくる第7回
女子組の切なさと可愛さが渋滞していた…
そして娘に口聞いて貰えない蝮殿かわい(くはない)
帰れ!帰ります!の応酬が可愛かった
お化粧したおなごにどう?と尋ねられて旅芸人とか言う明智光秀はどこの川に放り込んだらいいですか
帰ってくる十兵衛の為に、駒ちゃんに習っておそらく都風の化粧をした帰蝶さま…
「旅芸人のそういう顔を見たことがあります」
はーい今週も十兵衛くんは鈍かったーーーー
気の強いお姫様でなくても、「ウツケらしい」との噂が美濃にまで届いているという婿殿を喜ぶ女性はいませんよね。
しかもドラマでは、まだ土岐家の夫・頼純を亡くしてそれほど経っていない帰蝶です。
十兵衛は「和議」というところは喜んでいましたが、帰蝶に同情して輿入れを勧めにくい気持ちです。
目をピクつかせたり、サクサク道三を怒らせて役目から逃げようとしたり、細かいところまで困惑している様子が出ている演技は見ごたえがありました!
帰蝶の方はお化粧したりして、もはやお駒と同様に十兵衛を思う気持ちがダダ洩れという感じなのですが…。
十兵衛は「姫様」と帰蝶をたてながらも、ひたすら「お可哀そう」「困った」という子ども扱いの雰囲気ばかりで、ちょっと帰蝶が可哀そうでした。
尾張潜入ミッション!
京から戻ってすぐにミッション5つもこなす十兵衛くんが優秀すぎる!!
お願いだから熱田で美味しい海の幸とか食べてちょっと贅沢して帰ってきてほしい。誰も文句言わないから。。
十兵衛と菊丸が口を押さえる仕草、かわいすぎるやろ
熱田神宮が海に面していた。って言われると、は? って感じがあるけど、そこまで埋め立てた。って事なんで冷静に考えると(日本全国で)凄い面積埋め立てててるので、それゃ、津波の被害もあるわさ。って感じですよね
何重にも板挟みになった十兵衛にとって、帰蝶からのお願いで信長の調査のために尾張潜入することは願ったりかなったりだったかもしれません。
道三に断りを入れたかどうかは、ちょっと気になるところですが…。
織田信長はちらっと登場するだけでしたが「日々漁に出ている」、「市には来たことがない」とは、何だか新機軸な信長像ですね。
もちろん「少年」と言ってもいい年齢だということもあるでしょうが、今後も斬新な“ウツケ殿”が期待できそうです。
しかし、現在の名古屋市、尾張の熱田湊の付近は物資も豊富で見事な栄えぶりでしたね!
ちゃっかり菊丸(岡村隆史)が市にいたのは自然な行商なのかウラがあるのかは微妙でしたが…。
堺から外国人風味を取り除くと尾張の市になる、というイメージでしょうか。
民に活気があり、お館様が市を見回るなど気さくであるという「尾張風」は十兵衛の気持ちを大いに揺さぶったのではないでしょうか。
次回(第8話)の見どころ
行商人の下っ端として潜入し、なぜか市で菊丸と再会して、漁帰りの信長の顔を拝めるという幸先よいスタートを切った尾張の十兵衛。
信長少年のことをどう見たのかが、第8回「同盟のゆくえ」で語られることになります。
でも予告を見る限り、まだ十兵衛はウジウジ悩み続け、むしろ帰蝶の方が恋心を断ち切っていく展開になりそうですね。
朴念仁・十兵衛にジリジリする視聴者が続出しそうな見込みです。
これまでの視聴者の感想
当サイト読者の方から寄せられた「麒麟がくる」放送後の感想を、こちらの記事で紹介しています。
- 「麒麟がくる」第1話の感想「光秀、西へ」
- 「麒麟がくる」第2話の感想「道三の罠」
- 「麒麟がくる」第3話の感想「美濃の国」
- 「麒麟がくる」第4話の感想「尾張潜入指令」
- 「麒麟がくる」第5話の感想「伊平次を探せ」
- 「麒麟がくる」第6話の感想「三好長慶襲撃計画」
- 「麒麟がくる」第7話の感想「帰蝶の願い」
- 「麒麟がくる」第8話の感想「同盟のゆくえ」
- 「麒麟がくる」第9話の感想「信長の失敗」
- 「麒麟がくる」第10話の感想「ひとりぼっちの若君」
- 「麒麟がくる」第11話の感想「将軍の涙」
- 「麒麟がくる」第12話の感想「十兵衛の嫁」
- 「麒麟がくる」第13話の感想「帰蝶のはかりごと」
- 「麒麟がくる」第14話の感想「聖徳寺の会見」
- 「麒麟がくる」第15話の感想「道三、わが父に非ず」
- 「麒麟がくる」第16話の感想「大きな国」
- 「麒麟がくる」第17話の感想「長良川の対決」
- 「麒麟がくる」第18話の感想「越前へ」
- 「麒麟がくる」第19話の感想「信長を暗殺せよ」
- 「麒麟がくる」第20話の感想「家康への文」
- 「麒麟がくる」第21話の感想「決戦!桶狭間」
- 【名場面スペシャル】「独眼竜政宗」の感想
- 【名場面スペシャル】「国盗り物語」の感想
- 【名場面スペシャル】「利家とまつ」の感想
- 【名場面スペシャル】「秀吉」の感想
- 「麒麟がくる」総集編(1)「旅立ち」の感想
- 「麒麟がくる」総集編(2)「動乱」の感想
- 「麒麟がくる」総集編(3)「誇り高く」の感想
- 「麒麟がくる」第22話の感想「京よりの使者」
- 「麒麟がくる」第23話の感想「義輝、夏の終わりに」
- 「麒麟がくる」第24話の感想「将軍の器」
- 「麒麟がくる」第25話の感想「羽運ぶ蟻」
- 「麒麟がくる」第26話の感想「三淵の奸計」
- 「麒麟がくる」第27話の感想「宗久の約束」
- 「麒麟がくる」第28話の感想「新しき幕府」
- 「麒麟がくる」第29話の感想「摂津晴門の計略」
- 「麒麟がくる」第30話の感想「朝倉義景を討て」
- 「麒麟がくる」第31話の感想「逃げよ信長」
- 「麒麟がくる」第32話の感想「反撃の二百挺」
- 「麒麟がくる」第33話の感想「比叡山に棲む魔物」
- 「麒麟がくる」第34話の感想「焼討ちの代償」
- 「麒麟がくる」第35話の感想「義昭、まよいの中で」
- 「麒麟がくる」第36話の感想「訣別」
- 「麒麟がくる」第37話の感想「信長公と蘭奢待」
- 「麒麟がくる」第38話の感想「丹波攻略命令」
- 「麒麟がくる」第39話の感想「本願寺を叩け」
- 「麒麟がくる」第40話の感想「松永久秀の平蜘蛛」
- 「麒麟がくる」第41話の感想「月にのぼる者」
- 「麒麟がくる」第42話の感想「離れゆく心」
- 「麒麟がくる」第43話の感想「闇に光る樹」
- 「麒麟がくる」最終回の感想「本能寺の変」
オンエアを見逃しても視聴する方法
日曜日に放送される大河ドラマを見逃しても大丈夫!
放送してしまった放送回を見る方法があるので、ここからご紹介していきます。
再放送
「麒麟がくる」のオンエア後、次の週末に再放送されています。
- 土曜 13:05~[NHK総合]
- 翌週日曜 8:00~[BS4K]
再放送は次の週末に視聴可能です。
土曜午後1時過ぎから地上波で、日曜の朝8時からBS4Kで放送されていますよ。
本編を見逃してしまったら、次の土日の再放送の録画予約を必ずチェックしましょう!
再放送も見逃したらネット配信
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配信中の「麒麟がくる」キャスト出演作品
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長谷川博己 出演作品
- シン・ゴジラ
- 鈴木先生
本木雅弘 出演作品
- おくりびと
- シコふんじゃった。
伊藤英明 出演作品
- 陰陽師
- WOOD JOB!
川口春奈 出演作品
- にがくてあまい
- しろときいろ ~ハワイと私のパンケーキ物語~
南果歩 出演作品
- サクラサク
- 葛城事件
堺正章 出演作品
- 無理な恋愛
門脇麦 出演作品
- 二重生活
- 世界は今日から君のもの
高橋克典 出演作品
- サラリーマン金太郎
- 匿名探偵
染谷将太 出演作品
- 寄生獣
- ぶどうのなみだ
吉田鋼太郎 出演作品
- おっさんずラブ
- 死命 ~刑事のタイムリミット~
西村まさ彦 出演作品
- 家族はつらいよ
- ラヂオの時間
向井理 出演作品
- アキラとあきら
- 永遠の0
谷原章介 出演作品
- 血の轍
- マグマ
眞島秀和 出演作品
- CRISIS 公安機動捜査隊特捜班
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まとめ
織田・斎藤の和議や婚儀については斎藤側でモメにもめ、あまり進展がなかった第7回でしたが、それぞれの思惑に関する熱演が見どころとなっていました。
十兵衛の「それぞれの言うことにも一理ある」という思いが強くて、帰蝶の熱い視線に気づいていない様子には苦笑いしてしまいましたが…。
織田信長(染谷将太)の初セリフは次回に持ち越しましたし、「姉さん女房」となるらしい帰蝶の決心も楽しみです!