2020年のNHKの大河ドラマ「麒麟がくる」。
3月8日放送の第8話「同盟のゆくえ」放送後の感想まとめ記事です。
切ない女心と揺れる美濃、そして斎藤・織田の同盟に怒りを覚える今川方の鼻息がわかった第8話でした。
婚儀を断り切れないと悟っていた帰蝶(川口春奈)は、織田信長(染谷将太)の情報よりも明智十兵衛光秀(長谷川博己)の“Goサイン”が欲しかったのですね。
相変わらず板挟みづくしの十兵衛は、利政(道三)にはホメられ、高政にはけなされ、そしてお駒(門脇麦)には…本音を漏らすのでした。
婚儀の夜なのに不在の婿殿に、笑って見せた帰蝶の凛々しさが印象的でした。
前回(第7話)の感想はこちら。
大河ドラマ「麒麟がくる」第7話の感想
ネタバレ注意!
「麒麟がくる」第8話視聴率
大河ドラマ「麒麟がくる」第8回の平均視聴率は13.7%でした。
前回比-1.3%で、前回に続いてV字回復とはなりませんでした。
視聴率一覧表はこちらで速報更新しています。
「麒麟がくる」第8話を見た視聴者の感想
尾張潜入と女心
たった1話の間に女の心×2をぶち壊す大河主人公
怒りがこもった「…この帰蝶に」(言ったなこいつ??)と涙目が恋の終わりを物語ってて辛い、春奈ちゃん天才
【女の勘】駒は、十兵衛が敢えて帰蝶を見送らなかった心の負い目を 自分で 少しでも贖おうとしている、おそらくは十兵衛自身が気付いてない気持ちに 気付いてしまったんだね。帰蝶様と十兵衛の別れも切なかったけど、駒ちゃんも切ない。
まって。信長が(おもしれー女…)となる方じゃなく帰蝶ちゃんが(おもしれー男…)ってなってるじゃん 笑 帰蝶ちゃん可愛いだけでなくいちいちかっこいいな
いざ嫁いでみたら新郎が失踪してて、でもちょっと笑っちゃう帰蝶様、これからの信長との関係性をも予感させてすごく良いな!!
ある意味、しがらみから逃げ出すように尾張へ信長の情報収集に出かけた十兵衛(長谷川博己)。
民にいち漁師として魚をさばく信長(染谷将太)にポカンでしたね。
しかし、「見てきて」と言った帰蝶(川口春奈)自身の心は別のところにあったのですね。
お駒(門脇麦)にはお化粧の件を持ち出していましたが、要は「嫁にいかせたくないなら、調べに行かない」はず、というのが帰蝶の賭けだったわけです。
帰蝶は稲葉城から尾張へ、お駒は峠を越えて京都に帰るので、女子トークもこれが見納めでしたね。
嫁いだ帰蝶を迎えたのは…信長の不在でしたが、アッパレなふるまいを見せてくれました。
帰蝶を行かせたくなかったのでしょうというお駒の問いかけに、「そうやも知れぬ」とひと言だけ十兵衛が本音を漏らしたのが、正直意外でした。
十兵衛の心に、お母上・牧(石川さゆり)に諭されたような「お国優先」を気に病んでいただけでなく、恋心もあったのだなとわかる唯一のシーンでした。
お駒の方はその思いを確認して失恋の心持ちで帰っていきましたが…。
来週には十兵衛にも結婚話が…苦笑いするしかないですね。
空回り、高政の巻
斎藤道三は不思議な踊りを踊った!→十兵衛の守備力が20ポイント下がった!
高政のこの思いつめっぷりと暴走する暑苦しさっぷりを演じさせたら、伊藤英明の右に出るものはいない
斎藤高政は自分中心の派閥を形成したつもりが、実際には周りから持ち上げられ利用されているに過ぎないという残酷な描写
斎藤道三(本木雅弘)にはホメられた十兵衛でしたが、一歩動くと先日は「学友」と肩を叩いた斎藤高政(伊藤英明)が肩を怒らせて待ち構えていました。
高政は土岐家の殿・頼芸(尾美としのり)の甘言で「彼こそ真の父」と思い込んで、道三のことを「下劣な男」、「恥知らず」と言いたい放題です。
ただ頼芸はチクチクと毒を撒くだけで、実際に道三とコトを構える決心はないのですね。
尾張の豊かさの恩恵を平和裏に受ける意義を十兵衛に説かれ、国衆にも焦っているとみなされて、なかなか高政が可哀そうなシーンでした。
しかし、これがのちに斎藤家のお家騒動につながるのですね。
織田vs今川の事情
どうしても治部視点が出てきてしまい
刑部殿と金吾様の会話にしか見えなくなってくる
この武闘派雪斎がいれば今年の桶狭間は今川の勝ちだろ…
菊丸!
やはりただ者ではないのか!?
ようやく登場した今川義元(片岡愛之助)の真打感がすごかった、今川方の雰囲気も見えてきました。
後に家康となる竹千代の父・松平広忠(浅利陽介)との関係が、いかにも古式ゆかしき力関係でピリピリしていました!
ただSNSでもあったように「真田丸」の大谷吉継と小早川秀秋を思い出させるのは…目をつぶるしかないですね(苦笑)。
次回には幼い竹千代ぎみに絡んで菊丸(岡村隆史)の素性がわかるかもしれません!
次回(第9話)の見どころ
十兵衛くんめ!!!!この鈍感ギャルゲ主人公!!!そうやってかわいい女の子達を傷つけても、最終的には木村文乃様と結ばれるなんて!!!ばーか!!!
次回予告、らぶらぶアリ嫁姑問題アリ傷心の乙女アリ忍び?っぽい菊丸アリと来週も盛り沢山だぜ楽しみ!!!!!
第9回「信長の失敗」では帰蝶の目から見た織田家の事情が明らかになる様子です。
姉さん女房・帰蝶らしく、信長と共感するところを見つけて睦まじく過ごしそうですね。
今回少しは傷心を感じた十兵衛の方には、休む間もなく(?)新しい女性の影が…熙子(木村文乃)との再会で盛り上がります。
お駒が帰京して良かったというところでしょうか。
また、菊丸の正体も楽しみですね!
これまでの視聴者の感想
当サイト読者の方から寄せられた「麒麟がくる」放送後の感想を、こちらの記事で紹介しています。
- 「麒麟がくる」第1話の感想「光秀、西へ」
- 「麒麟がくる」第2話の感想「道三の罠」
- 「麒麟がくる」第3話の感想「美濃の国」
- 「麒麟がくる」第4話の感想「尾張潜入指令」
- 「麒麟がくる」第5話の感想「伊平次を探せ」
- 「麒麟がくる」第6話の感想「三好長慶襲撃計画」
- 「麒麟がくる」第7話の感想「帰蝶の願い」
- 「麒麟がくる」第8話の感想「同盟のゆくえ」
- 「麒麟がくる」第9話の感想「信長の失敗」
- 「麒麟がくる」第10話の感想「ひとりぼっちの若君」
- 「麒麟がくる」第11話の感想「将軍の涙」
- 「麒麟がくる」第12話の感想「十兵衛の嫁」
- 「麒麟がくる」第13話の感想「帰蝶のはかりごと」
- 「麒麟がくる」第14話の感想「聖徳寺の会見」
- 「麒麟がくる」第15話の感想「道三、わが父に非ず」
- 「麒麟がくる」第16話の感想「大きな国」
- 「麒麟がくる」第17話の感想「長良川の対決」
- 「麒麟がくる」第18話の感想「越前へ」
- 「麒麟がくる」第19話の感想「信長を暗殺せよ」
- 「麒麟がくる」第20話の感想「家康への文」
- 「麒麟がくる」第21話の感想「決戦!桶狭間」
- 【名場面スペシャル】「独眼竜政宗」の感想
- 【名場面スペシャル】「国盗り物語」の感想
- 【名場面スペシャル】「利家とまつ」の感想
- 【名場面スペシャル】「秀吉」の感想
- 「麒麟がくる」総集編(1)「旅立ち」の感想
- 「麒麟がくる」総集編(2)「動乱」の感想
- 「麒麟がくる」総集編(3)「誇り高く」の感想
- 「麒麟がくる」第22話の感想「京よりの使者」
- 「麒麟がくる」第23話の感想「義輝、夏の終わりに」
- 「麒麟がくる」第24話の感想「将軍の器」
- 「麒麟がくる」第25話の感想「羽運ぶ蟻」
- 「麒麟がくる」第26話の感想「三淵の奸計」
- 「麒麟がくる」第27話の感想「宗久の約束」
- 「麒麟がくる」第28話の感想「新しき幕府」
- 「麒麟がくる」第29話の感想「摂津晴門の計略」
- 「麒麟がくる」第30話の感想「朝倉義景を討て」
- 「麒麟がくる」第31話の感想「逃げよ信長」
- 「麒麟がくる」第32話の感想「反撃の二百挺」
- 「麒麟がくる」第33話の感想「比叡山に棲む魔物」
- 「麒麟がくる」第34話の感想「焼討ちの代償」
- 「麒麟がくる」第35話の感想「義昭、まよいの中で」
- 「麒麟がくる」第36話の感想「訣別」
- 「麒麟がくる」第37話の感想「信長公と蘭奢待」
- 「麒麟がくる」第38話の感想「丹波攻略命令」
- 「麒麟がくる」第39話の感想「本願寺を叩け」
- 「麒麟がくる」第40話の感想「松永久秀の平蜘蛛」
- 「麒麟がくる」第41話の感想「月にのぼる者」
- 「麒麟がくる」第42話の感想「離れゆく心」
- 「麒麟がくる」第43話の感想「闇に光る樹」
- 「麒麟がくる」最終回の感想「本能寺の変」
オンエアを見逃しても視聴する方法
日曜日に放送される大河ドラマを見逃しても大丈夫!
放送してしまった放送回を見る方法があるので、ここからご紹介していきます。
再放送
「麒麟がくる」のオンエア後、次の週末に再放送されています。
- 土曜 13:05~[NHK総合]
- 翌週日曜 8:00~[BS4K]
再放送は次の週末に視聴可能です。
土曜午後1時過ぎから地上波で、日曜の朝8時からBS4Kで放送されていますよ。
本編を見逃してしまったら、次の土日の再放送の録画予約を必ずチェックしましょう!
再放送も見逃したらネット配信
次にご紹介する動画視聴方法は「動画配信サービス」。
ネットの動画配信サービスを利用すれば、「麒麟がくる」を視聴することができます。
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すぐに動画を見るならこちら。
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最新作の連続ドラマの配信は少ない
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Amazonプライム・ビデオでは、大河ドラマは見放題対象ではありません。
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では、実際に掛かる費用を確認してみましょう。
加入初月に掛かる費用
(月額料金)0円 + (NHK特選見放題パック)990円 = 990円(税込)
2ヶ月目以降に掛かる費用
(月額料金)500円 + (NHK特選見放題パック)990円 = 1,490円(税込)
「NHK特選見放題パック」で配信されるタイミングは、テレビで放送してから14日後(目安)。放送直後に視聴したい場合は別のパックを購入する必要があります。
ただし、配信終了は数ヶ月~1年程度と長めに設定されている番組が多いので、その点は安心です。
配信中の「麒麟がくる」キャスト出演作品
Amazonプライム・ビデオで配信している作品を調べてみました。
下記はほんの一部ですので、まだまだ作品はありますよ!
長谷川博己 出演作品
- シン・ゴジラ
- 鈴木先生
本木雅弘 出演作品
- おくりびと
- シコふんじゃった。
伊藤英明 出演作品
- 陰陽師
- WOOD JOB!
川口春奈 出演作品
- にがくてあまい
- しろときいろ ~ハワイと私のパンケーキ物語~
南果歩 出演作品
- サクラサク
- 葛城事件
堺正章 出演作品
- 無理な恋愛
門脇麦 出演作品
- 二重生活
- 世界は今日から君のもの
高橋克典 出演作品
- サラリーマン金太郎
- 匿名探偵
染谷将太 出演作品
- 寄生獣
- ぶどうのなみだ
吉田鋼太郎 出演作品
- おっさんずラブ
- 死命 ~刑事のタイムリミット~
西村まさ彦 出演作品
- 家族はつらいよ
- ラヂオの時間
向井理 出演作品
- アキラとあきら
- 永遠の0
谷原章介 出演作品
- 血の轍
- マグマ
眞島秀和 出演作品
- CRISIS 公安機動捜査隊特捜班
- アンフェア
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まとめ
いかにも戦国時代後期と思われる複雑な戦に和議、お家騒動に婚儀と、見どころたくさんの第8話でした。
十兵衛が知恵者だからこそ悩んでいる間に、帰蝶のお輿入れは進み、今川と松平(徳川)は怒り狂っています。
また、いよいよ利政(道三)と高政(義龍)の父子対立が隠しようもなくなってきたので、十兵衛も帰蝶を心配し、熙子を意識する…女性にかまけるどころではなくなるかもしれませんね!