2020年のNHKの大河ドラマ「麒麟がくる」。
コロナの影響で収録が遅れており、6月14日からしばらくの間は放送休止になります。
過去の大河ドラマを「名場面スペシャル」と題してオンエアします。
今回は1973年放送の大河ドラマ「国盗り物語」について、名場面を紹介する回です。
信長(高橋光秀)と光秀(近藤正臣)がワイプながら並んでコメントを展開するというのは、何だかシュールな光景でした!
- 若き名優紹介
- 「麒麟がくる」との比較
- 浪人だった道三の来し方
- 信長vs光秀!そして本能寺
リモートでのコメンテーター:高橋英樹・近藤正臣・川島明(麒麟)・松村邦洋
前回(名場面スペシャル・独眼竜政宗)の感想はこちら。
大河ドラマ名場面スペシャル「独眼竜政宗」の感想
ネタバレ注意!
視聴率
「国盗り物語」名場面スペシャルの平均視聴率は9.8%でした。
前回「独眼竜政宗」から下がりましたが、10%近くを手堅くキープしました。
視聴率一覧表はこちらで速報更新しています。
「国盗り物語」名場面スペシャルを見た視聴者の感想
若き名優のあふれる「国盗り物語」
麒麟が来るまでお待ちください国盗り物語見た!
麒麟がくるの斎藤家がめっちゃ国盗り物語リスペクトだったんだな!ってなった…
三田佳子さんお人形さんみたいに綺麗だよね…
むしろ国盗り物語再放送しませんか!!!是非!!!
麒麟がくるまでお待ちください、国盗り物語編見てるけど、キャラクターのモノローグと、ナレーションが多いですね
「麒麟がくる」にもつながる名場面を司会の方に「息がとまっちゃってました…」と言われるまで…自分も息しないで観てた💦それぐらい惹き付けられた😊
「国盗り物語」は、今となっては重鎮・いぶし銀の俳優たちがいっぱい出ていて、お宝映像感にあふれていましたね!
織田信長:高橋英樹
明智光秀:近藤正臣
羽柴秀吉:火野正平
黒田官兵衛:江守徹
徳川家康:寺尾聰
深芳野:三田佳子
濃姫:松坂慶子
ざっと書き出してもこんな感じです。
また、故・伊丹十三監督が、足利義昭将軍役で出演していたのも興味深かったです。
若き高橋英樹の信長は、ウツケの時点から既に美丈夫で重厚感にあふれている感じがして、圧が凄かったです。
「サラリーマンの体質で演っていた」と語る近藤正臣の光秀は、納得のいくイメージでしたが、「敵は本能寺!」くらいにならないと現在の近藤正臣の香りがしなくて、ちょっとビックリでした。
「麒麟がくる」エピソード・ゼロの「国盗り物語」
国盗り物語の道三は、一介の浪人から国主までのぼりつめる。麒麟がくるの道三は、親の代から。同じ時代、同じ登場人物でも、描き方が作品で異なる。
国取物語ってあんな内容だったんだ。斉藤道三から始まって光秀が小栗栖で農民に槍で殺されるところまで。高橋英樹さんの信長は正統派信長って感じ。近藤正臣さんの光秀は本能寺までの道筋が分かるようになっていた。麒麟がくるはどのように信長と対峙していくか楽しみです
国盗り物語と麒麟がくるの対比が面白かった。本能寺に至る道も解釈が違うから麒麟はより違った展開や演出になる気がするな、今後が楽しみ
時代自体は大分麒麟と重なるけど、採用してる説の違いとかが面白かった(斎藤道三の一代成り上がり説とか、高政がまじもんの土岐さんの息子だったりとか。比叡山焼き討ちとかも、麒麟一話の坊主の描き方的にけっこう違ってきそう)。
国盗り物語&麒麟がくるを見るまで、斎藤道三がこんなに魅力的なキャラだとは知らなかった。
勧善懲悪の白黒はっきりした話も気持ちがいいけど、出てくる人物みんなを好きになれるのが私にとって「良い」歴史ドラマだなと思った☺️
『「麒麟がくる」のエピソード・ゼロ』と川島明(麒麟)が比喩した、「国盗り物語」。庄九郎ことのちの斎藤道三(平幹二朗)は、寺から逃げ出した浪人でした。
京都の油商人の未亡人・お万阿(池内淳子)をたぶらかし、大名・土岐頼芸の愛妾・深芳野(三田佳子)をねだることで、美濃にしっかり食らいついていきます。
「槍で離れている襖の虎の瞳を刺す」との賭けは、なかなか緊迫感あふれるシーンでした!
「麒麟がくる」とは違い、斎藤高政は土岐頼芸の血筋と断定して描かれていましたね。
深芳野の嘆きが悲痛に伝わってきました。
道三と信長の出会いのシーンが、「麒麟がくる」と「国盗り物語」で比較されていたのは面白かったです。
「国盗り物語」の対面シーンでは、2人は全く無言の会食だったのですね。
信長vs光秀、そして本能寺の変
高橋英樹と近藤正臣、男前で且つ若いときから演技も重みがあってうまい。太平記を見ていても思うけれど、一昔前の役者って、きちんと鍛練されているからモノが違う。
信長は結局光秀に甘えてたんだろうなあ
でも光秀は親じゃなくて部下なのよ
その辺りの捻れがどうしようもならない所まで来て本能寺の変になっちゃったんだろうな
国盗り物語のラストまで見せちゃったけど,麒麟がくるの
ラストはどうするんだろ?
国盗りと同じで光秀は落ち武者狩りに殺されるENDか
はたまた違うのか…
どちらにせよまだ麒麟は来ないんだから気長に待とう
麒麟がくるの帰蝶さまも、果敢に立ち向かって、信長さまに最期まで寄り添ってお見送りしそうだな。というか、してほしい。
#麒麟がくるまでお待ちください #国盗り物語 本能寺で膝枕しているところを襲われるって…#麒麟がくる の本能寺でも膝枕しそう…
(¯―¯٥) pic.twitter.com/OGnCyMxavp— ななもも(✨節子従五位下コラ少輔❤(。☌ᴗ☌。)✨) (@nanamomo3248) June 21, 2020
信長(高橋英樹)vs光秀(近藤正臣)、数々の丁々発止の目ヂカラ対決でしたが、信長が上からまさに力で光秀をねじ伏せる様子が印象的でした。
“本能寺の変”は、信長を演じる高橋英樹の気持ちとしては、横暴にふるまっても通じ合っていると思っていた光秀の本心を知って「人生とはそんなものか」と腑に落ちた瞬間だったとか。
しかし、お濃が森蘭丸らと共に本能寺に留まり、信長の直前に死ぬことになったというのは驚きのシーン展開でした!
このあたりが「麒麟がくる」の脚本ではどう来るのか、楽しみですね。
麒麟がくるまでお待ちください、近藤正臣氏の「再開するなら大爆発してください」に、めっちゃイイお返事をする吉田鋼太郎さんを想像してしまった
高橋英樹さん演じる信長、一般のイメージ通り「怖い」信長。光秀謀反を聞いた時の表情がなんともいえない。信長、光秀の散り際も切々と迫るものが。「麒麟がくる」ではどうなるのかな。
「ほかにどんな道があったのか」と自問自答しながら野盗のような連中に討たれた光秀の様子は凄惨でしたね。
「自分で乱世を終わらせたかった」との言葉には、信長の本質に“麒麟”を見失い、自分も成り得なかった無念さがあふれていて、さすが名優!と思いました。
次回・名場面スペシャル「利家とまつ」の見どころ
『「麒麟がくる」までお待ちください 戦国大河ドラマ名場面スペシャル』第3回、6月28日は「利家とまつ」が特集されます。
戦国大河にホームドラマ要素を投入したストーリーということで賛否ある作品ですが、視聴率が良かったことも事実です。
「麒麟がくる」や「国盗り物語」とは違った視点で、戦国から安土安土桃山への時代を堪能できそうです。
これまでの視聴者の感想
当サイト読者の方から寄せられた「麒麟がくる」放送後の感想をこちらの記事で紹介しています。
- 「麒麟がくる」第1話の感想「光秀、西へ」
- 「麒麟がくる」第2話の感想「道三の罠」
- 「麒麟がくる」第3話の感想「美濃の国」
- 「麒麟がくる」第4話の感想「尾張潜入指令」
- 「麒麟がくる」第5話の感想「伊平次を探せ」
- 「麒麟がくる」第6話の感想「三好長慶襲撃計画」
- 「麒麟がくる」第7話の感想「帰蝶の願い」
- 「麒麟がくる」第8話の感想「同盟のゆくえ」
- 「麒麟がくる」第9話の感想「信長の失敗」
- 「麒麟がくる」第10話の感想「ひとりぼっちの若君」
- 「麒麟がくる」第11話の感想「将軍の涙」
- 「麒麟がくる」第12話の感想「十兵衛の嫁」
- 「麒麟がくる」第13話の感想「帰蝶のはかりごと」
- 「麒麟がくる」第14話の感想「聖徳寺の会見」
- 「麒麟がくる」第15話の感想「道三、わが父に非ず」
- 「麒麟がくる」第16話の感想「大きな国」
- 「麒麟がくる」第17話の感想「長良川の対決」
- 「麒麟がくる」第18話の感想「越前へ」
- 「麒麟がくる」第19話の感想「信長を暗殺せよ」
- 「麒麟がくる」第20話の感想「家康への文」
- 「麒麟がくる」第21話の感想「決戦!桶狭間」
- 【名場面スペシャル】「独眼竜政宗」の感想
- 【名場面スペシャル】「国盗り物語」の感想
- 【名場面スペシャル】「利家とまつ」の感想
- 【名場面スペシャル】「秀吉」の感想
- 「麒麟がくる」総集編(1)「旅立ち」の感想
- 「麒麟がくる」総集編(2)「動乱」の感想
- 「麒麟がくる」総集編(3)「誇り高く」の感想
- 「麒麟がくる」第22話の感想「京よりの使者」
- 「麒麟がくる」第23話の感想「義輝、夏の終わりに」
- 「麒麟がくる」第24話の感想「将軍の器」
- 「麒麟がくる」第25話の感想「羽運ぶ蟻」
- 「麒麟がくる」第26話の感想「三淵の奸計」
- 「麒麟がくる」第27話の感想「宗久の約束」
- 「麒麟がくる」第28話の感想「新しき幕府」
- 「麒麟がくる」第29話の感想「摂津晴門の計略」
- 「麒麟がくる」第30話の感想「朝倉義景を討て」
- 「麒麟がくる」第31話の感想「逃げよ信長」
- 「麒麟がくる」第32話の感想「反撃の二百挺」
- 「麒麟がくる」第33話の感想「比叡山に棲む魔物」
- 「麒麟がくる」第34話の感想「焼討ちの代償」
- 「麒麟がくる」第35話の感想「義昭、まよいの中で」
- 「麒麟がくる」第36話の感想「訣別」
- 「麒麟がくる」第37話の感想「信長公と蘭奢待」
- 「麒麟がくる」第38話の感想「丹波攻略命令」
- 「麒麟がくる」第39話の感想「本願寺を叩け」
- 「麒麟がくる」第40話の感想「松永久秀の平蜘蛛」
- 「麒麟がくる」第41話の感想「月にのぼる者」
- 「麒麟がくる」第42話の感想「離れゆく心」
- 「麒麟がくる」第43話の感想「闇に光る樹」
- 「麒麟がくる」最終回の感想「本能寺の変」
オンエアを見逃しても視聴する方法
日曜の本放送を見逃しても大丈夫!
オンエア済みの放送回を見る方法があるので、ここからご紹介していきます。
再放送
「麒麟がくる」のオンエア後、次の週末に再放送されています。
- 土曜 13:05~[NHK総合]
- 翌週日曜 8:00~[BS4K]
本編を見逃してしまったら、次の土日の再放送の録画予約を必ずチェックしましょう!
再放送も見逃したらネット配信
ネットの動画配信サービスを利用すれば、「麒麟がくる」を視聴することができます。
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「麒麟がくる」キャストの出演作品
Amazonプライム・ビデオで配信している作品を調べてみました。
下記はほんの一部ですので、まだまだ作品はありますよ。
長谷川博己 出演作品
- シン・ゴジラ
- 鈴木先生
間宮祥太朗 出演作品
- 半分、青い。
- べしゃり暮らし
木村文乃 出演作品
- 羊の木
- ピース オブ ケイク
川口春奈 出演作品
- にがくてあまい
- しろときいろ ~ハワイと私のパンケーキ物語~
堺正章 出演作品
- 無理な恋愛
門脇麦 出演作品
- 二重生活
- 世界は今日から君のもの
高橋克典 出演作品
- サラリーマン金太郎
- 匿名探偵
染谷将太 出演作品
- 寄生獣
- ぶどうのなみだ
檀れい 出演作品
- 感染列島
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まとめ
1973年の大河ドラマ「国盗り物語」は、“こんなに「麒麟がくる」の今後を見せてしまっていいのかしら?!”と思うくらい先取り感あふれる特集となっていましたね。
それでも高橋英樹と染谷翔太、近藤正臣と長谷川博己では全く違う演じ方を見せてくれるので、「麒麟がくる」の価値が下がったとは思いませんでした。
近藤正臣の「本当に麒麟は来るの?」との言葉が沁みましたね!
本能寺の変まで、令和の俳優陣がどのようなドラマを見せてくれるのか、ワクワクしますね。