2020年のNHKの大河ドラマ「麒麟がくる」。
コロナの影響で収録が遅れており、6月14日からしばらくの間は放送休止になります。
過去の大河ドラマを「名場面スペシャル」と題してオンエアします。
今回は2002年放送の大河ドラマ「利家とまつ~加賀百万石物語~」について、名場面を紹介する回です。
コメンテーターとして集まった主演・利家役の唐沢寿明ほか4人が、普通に一同に会している姿を見て、ちょっと嬉しくなってしまいました。
「利家とまつ」と「麒麟がくる」で時代はほぼ被るのに、主要人物のキャラクターがいろいろ違うのは面白かったです。
- 利家とまつの夫婦愛
- 利家vs秀吉
- 織田信長とのシーンから本能寺へ
- 豪華キャスト紹介
- 家康との駆け引きから利家大往生まで
コメンテーター:唐沢寿明・高橋英樹・川島明(麒麟)・松村邦洋
前回(名場面スペシャル・国盗り物語)の感想はこちら。
「国盗り物語」の感想
ネタバレ注意!
視聴率
「利家とまつ」名場面スペシャルの平均視聴率は9.0%でした。
前回「国盗り物語」から若干下がりましたが、戦国大河人気のおかげか9%をキープしました。
視聴率一覧表はこちらで速報更新しています。
「利家とまつ」名場面スペシャルを見た視聴者の感想
夫婦愛で支えられた「利家とまつ」
「利家とまつ」から4年後の2006年「功名が辻」においても唐沢さんは再び前田利家役で出演されてましたね。
利家とまつ!懐かしい!リアタイで観てた大河のひとつ!時々ツッコみたい展開と切腹命令の多さ(←)は気になったが楽しく観てた記憶。OPの松嶋菜々子さんかわいくて何度観てもニコニコしてた思い出。そういやこれGTOの直後くらいだったね(脱線
今日は利家とまつだったんだけど唐沢さんの槍の又左がめちゃくちゃ良かったですね!!槍さばきというか舞というかこれぞ利家!!
ミッチーとかまさやさんとか出てるとはおもわなんだ…ちゃんとみてみたいドラマでした!!
利家とまつは、今までやってないエピソードを拾う系が多く、逆に濃姫は出番少なめで、逆に信忠の母になる吉乃の出番が多かった。
改めて見ると、犬千代こと利家は子役なしで最初から唐沢寿明が演じていたのに対し、まつの方は子役からスタートだったのですね。
しかし元々親しい仲だったとしても「お願いです、私を妻にしてくださいませ!」とまつ(松嶋菜々子)の方から利家に迫っているシーンは、ちょこっと違和感があって苦笑いでした。
年齢差があるとはいえ無邪気すぎるというか、時代劇にそぐわないというか…。
でも、だからこそ不遇をかこっている時代の夫を救える力強さを持つ奥方様になれた、ということでしょうね。
子供を抱えて居酒屋へ夫・利家を迎えに行くシーン、恐るべきお屋形様(信長)の鞭を恐れず夫の弁明をするシーンなど、印象が強かったです。
利家から見た信長、秀吉、家康
「利家とまつ」、全編見たくなった。利家と信長、利家と秀吉の絡み、じんとくる。反町さんの信長も良かった。散り際、ぞくぞくした。
「利家とまつ」をちゃんと見たくなったし、反町隆史を久々に見た気がするけど良い感じに年取ってて…すごく良い
利家とまつは僕が初めて大河ドラマを最初から最後まで見た作品。
反町隆史さん演じる織田信長は僕がイメージする信長像のスタンダードになった。
信長=魔王みたいな作品が多いなか、優しさと厳しさを兼ね備えた信長は新鮮だった。「麒麟がくる」の凄く人間臭い信長も後年に語り継がれるでしょう。
香川照之さんの秀吉良かったよな~😊あのコンプレックスにまみれた感じがねえ、すごく府に落ちた
反町隆史と染谷将太がほぼ同年で演じている信長.
おそらくこれまでの信長のスタンダードを美しく体現した反町信長に対し屈折した喜怒哀楽激しい人間として表現している染谷信長なんだけど怖いのはやはり後者だと思う.
これからの展開が全く読めないし.#利家とまつ#麒麟がくる pic.twitter.com/f5pme3ytiR— そめたま (@sometama2020) June 28, 2020
軍規違反で放逐されたり、マゲを切ってみせたりのやり取りがあっても、なお信長に一番信頼されていた利家。
秀吉の出世を妬みつつ、部下になりつつも最後まで「友」であった利家。
家康の反秀頼の態度に立腹しても、「男の名誉」にかけて暗殺を中止した利家。
利家自身が妻・まつによって輝きを得ていたように、利家はいつも自分の先を行く偉人たちに、ピュアに接して輝かせ、そして信頼されて生きていたのですね。
「かぶき者」で、時には「潮吹きのひねくれ者」ではあっても、常に「信が置ける」となされるというのは戦国時代としては貴重な性格です。
彼が主人公だからこそ、信長・秀吉・家康を人間味豊かに描けるというのも、この大河ドラマ「利家とまつ」の特徴だったように思います。
それにしても反町隆史演じる信長、改めてカッコよかったです!
口ぐせ「で、あるか。」が流行ったのもうなずけますね。
また新婚だったはずなのに、ドラマ内ではあくまで「利家の妻」として接している松嶋菜々子との対峙シーンは、かえって視聴者の方が意識してしまう緊張感でした!
本能寺の変は語りつくせない!
麒麟がくる を見る気になったのは「利家とまつ」を見てたからですね。
やっぱり今見ても反町隆史さんの信長はカッコ良すぎる✨
萩原健一さんの狂気に満ちた光秀もすごく印象に残ってます。
対象的なイメージの染谷さん、長谷川さんが2人をどこまで演じてくれるか本当に楽しみ🍵
噂に聞いていた萩原健一さんの「裏返る声」。
本能寺で信長に呼びかける場面が特に良かった!「御大将に申し上げる!」
それまでの流れがあるから、創作でも説得力がある!
「利家とまつ」でも当然登場する“本能寺の変”。
前田利家は幻影として炎の中からの信長の別れの挨拶を目にする流れでしたが…。
「敵は本能寺にあり!」と攻め込む光秀(萩原健一)は、決死の覚悟で自ら対峙して信長へ非道の数々を並べていました。
気迫にあふれているのですが、同時に声は裏返って死相も(メイク的にも)見えているという、いぶし銀の演技力でした!
対する信長(反町隆史)は、決めゼリフである「で、あるか。」に目ヂカラとある種の潔さが加わっていましたね。
「人間50年!」をあえて怒鳴るように叫んでから火の中で舞っている様子は、正直「美しい!」と思いました。
ココまで語られ、さらに今後の特集でも取り上げられるであろう“本能寺の変”ですが、脚本の違いや俳優さん達の演技力もあって、決して「ネタバレだ」とウンザリはしないんですよね。
むしろ「麒麟がくる」ではどう描かれるのか、光秀の翻意の理由や蘭丸・帰蝶についてなど、楽しい期待が膨らむばかりです。
次回・名場面スペシャル「秀吉」の見どころ
現時点での情報では、今後の大河ドラマ枠の予定は次のようになっています。
- 7/5 (休止)
「東京都知事選開票速報」 - 7/12
『麒麟がくる』までお待ちください 戦国大河ドラマ名場面スペシャル「秀吉」 - 7/19(休止)
「ダーウィンが来た!」 - 7/26
『麒麟がくる』キャスト・スタッフが明かす大河ドラマの舞台裏
(総合・午後7時半より)
「麒麟がくる」の収録は再始動するようですが、まだまだ放送再開は遠いようですね。
これまでの視聴者の感想
当サイト読者の方から寄せられた「麒麟がくる」放送後の感想をこちらの記事で紹介しています。
- 「麒麟がくる」第1話の感想「光秀、西へ」
- 「麒麟がくる」第2話の感想「道三の罠」
- 「麒麟がくる」第3話の感想「美濃の国」
- 「麒麟がくる」第4話の感想「尾張潜入指令」
- 「麒麟がくる」第5話の感想「伊平次を探せ」
- 「麒麟がくる」第6話の感想「三好長慶襲撃計画」
- 「麒麟がくる」第7話の感想「帰蝶の願い」
- 「麒麟がくる」第8話の感想「同盟のゆくえ」
- 「麒麟がくる」第9話の感想「信長の失敗」
- 「麒麟がくる」第10話の感想「ひとりぼっちの若君」
- 「麒麟がくる」第11話の感想「将軍の涙」
- 「麒麟がくる」第12話の感想「十兵衛の嫁」
- 「麒麟がくる」第13話の感想「帰蝶のはかりごと」
- 「麒麟がくる」第14話の感想「聖徳寺の会見」
- 「麒麟がくる」第15話の感想「道三、わが父に非ず」
- 「麒麟がくる」第16話の感想「大きな国」
- 「麒麟がくる」第17話の感想「長良川の対決」
- 「麒麟がくる」第18話の感想「越前へ」
- 「麒麟がくる」第19話の感想「信長を暗殺せよ」
- 「麒麟がくる」第20話の感想「家康への文」
- 「麒麟がくる」第21話の感想「決戦!桶狭間」
- 【名場面スペシャル】「独眼竜政宗」の感想
- 【名場面スペシャル】「国盗り物語」の感想
- 【名場面スペシャル】「利家とまつ」の感想
- 【名場面スペシャル】「秀吉」の感想
- 「麒麟がくる」総集編(1)「旅立ち」の感想
- 「麒麟がくる」総集編(2)「動乱」の感想
- 「麒麟がくる」総集編(3)「誇り高く」の感想
- 「麒麟がくる」第22話の感想「京よりの使者」
- 「麒麟がくる」第23話の感想「義輝、夏の終わりに」
- 「麒麟がくる」第24話の感想「将軍の器」
- 「麒麟がくる」第25話の感想「羽運ぶ蟻」
- 「麒麟がくる」第26話の感想「三淵の奸計」
- 「麒麟がくる」第27話の感想「宗久の約束」
- 「麒麟がくる」第28話の感想「新しき幕府」
- 「麒麟がくる」第29話の感想「摂津晴門の計略」
- 「麒麟がくる」第30話の感想「朝倉義景を討て」
- 「麒麟がくる」第31話の感想「逃げよ信長」
- 「麒麟がくる」第32話の感想「反撃の二百挺」
- 「麒麟がくる」第33話の感想「比叡山に棲む魔物」
- 「麒麟がくる」第34話の感想「焼討ちの代償」
- 「麒麟がくる」第35話の感想「義昭、まよいの中で」
- 「麒麟がくる」第36話の感想「訣別」
- 「麒麟がくる」第37話の感想「信長公と蘭奢待」
- 「麒麟がくる」第38話の感想「丹波攻略命令」
- 「麒麟がくる」第39話の感想「本願寺を叩け」
- 「麒麟がくる」第40話の感想「松永久秀の平蜘蛛」
- 「麒麟がくる」第41話の感想「月にのぼる者」
- 「麒麟がくる」第42話の感想「離れゆく心」
- 「麒麟がくる」第43話の感想「闇に光る樹」
- 「麒麟がくる」最終回の感想「本能寺の変」
オンエアを見逃しても視聴する方法
日曜の本放送を見逃しても大丈夫!
オンエア済みの放送回を見る方法があるので、ここからご紹介していきます。
再放送
「麒麟がくる」のオンエア後、次の週末に再放送されています。
- 土曜 13:05~[NHK総合]
- 翌週日曜 8:00~[BS4K]
本編を見逃してしまったら、次の土日の再放送の録画予約を必ずチェックしましょう!
再放送も見逃したらネット配信
ネットの動画配信サービスを利用すれば、「麒麟がくる」を視聴することができます。
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「麒麟がくる」キャストの出演作品
Amazonプライム・ビデオで配信している作品を調べてみました。
下記はほんの一部ですので、まだまだ作品はありますよ。
長谷川博己 出演作品
- シン・ゴジラ
- 鈴木先生
間宮祥太朗 出演作品
- 半分、青い。
- べしゃり暮らし
木村文乃 出演作品
- 羊の木
- ピース オブ ケイク
川口春奈 出演作品
- にがくてあまい
- しろときいろ ~ハワイと私のパンケーキ物語~
堺正章 出演作品
- 無理な恋愛
門脇麦 出演作品
- 二重生活
- 世界は今日から君のもの
高橋克典 出演作品
- サラリーマン金太郎
- 匿名探偵
染谷将太 出演作品
- 寄生獣
- ぶどうのなみだ
檀れい 出演作品
- 感染列島
- 美しい隣人
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まとめ
「前田利家は、戦国ナンバー1ではなくても天下一幸せだったのではないか」とゲストたちがスッカリ「夫婦愛」について意見の一致を見た、2002年の「利家とまつ~加賀百万石物語~」特集でした。
あえて信長の心の鏡、秀吉の盟友、そしてあえて家康の暗殺を企てずに生涯を閉じた、ある意味ピュアな利家と、夫をしっかり支え続けたまつの力強さが堪能できましたね。
光秀と信長についても「麒麟がくる」とは違った関係性を見ることができて、ますます「麒麟がくる」の再開が待ち遠しくなりました!