2020年のNHKの大河ドラマ「麒麟がくる」。
11月15日放送の第32話「反撃の二百挺」放送後の感想まとめ記事です。
ネタバレ注意!
明智光秀十兵衛(長谷川博己)が足利義昭(滝藤賢一)や摂津晴門(片岡鶴太郎)の前で金ヶ崎の戦いの成り行きを問われるところから始まった第32回。
織田信長(染谷将太)の負けを嬉しそうに語る摂津に対し一喝して、ズバリ問い詰め返す姿が頼もしかったです。
それにしても光秀は幕府の重臣ながら、京で家族とくつろぐこともなく、堺へ戦場へと走り回っていますね。
今回は姉川の戦いから対比叡山戦までの裏話が満載で、興味深かったです。
前回(第31回)の感想はこちら。
「麒麟がくる」第31話「逃げよ信長」の感想
視聴率
「麒麟がくる」第32話「反撃の二百挺」の平均視聴率は11/16(月)に発表されます。
視聴率一覧表はこちらで速報更新しています。
「麒麟がくる」第32話を見た視聴者の感想
光秀、幕府で信長をフォローする
十兵衛が右京さんみたいに摂津晴門を追い詰めてる
姉川の戦いの合戦シーンがほとんどなかったのはやっぱりコロナの影響かなー?先週の金ヶ崎の戦いも含めてコロナがなければもっと迫力あるシーンがあったんだろうなぁ。
今回は「きな臭い」のひとことに尽きますな
戦場だけのきな臭さだけではなく幕府内のせりあいでもあり、どこで火を吹いてもおかしくない
歴史は大きく動く、そんな緊張感に満ちた回だった
このひりついた空気感がたまらない
明智光秀十兵衛は織田信長が到着する前に将軍・足利義昭へ敗戦を釈明する役を仰せつかり「引き分け」と言い切ります。
「城を2つ落とした、兵は千人しか失っていない」というのが言い分ですが、なかなかの応援演説でしたね。
光秀にとって汚職まみれで卑近なことしか考えていない摂津晴門などよりも、信長の方が「日ノ本の未来」にとって大事だと固く信念があるのですね。
さらに「3日は寝られず」のヒントから義昭や晴門に内通を問い詰める姿は鋭くてカッコよかったのですが、少々危うさも感じました。
光秀鉄砲200挺ゲットに駒の活躍
義昭や信長が順慶の方を何故厚遇し、松永さんが寝返る火種になったか分かった気にさせるような、いい順慶でした。#麒麟がくる pic.twitter.com/K6lbxOi8sF
— 濃尾 (@takaikiga) November 15, 2020
光秀と筒井順慶の初対面はピリピリした雰囲気であったが、光秀の義理固い人柄によって信頼関係が成り立ったと思う。
山崎の合戦では光秀の味方になってくれなかったけど、それはある意味仕方ない。
謎に出世していく駒
駒ちゃん架空の人物とはいえ、ここまで歴史上の人物たちと関わりがあって光秀の前に度々現れるの初恋が成就しなかったストーカー味を感じる
秀吉が既に公方様=敵と見做してて
公方様の女(公式設定なっちゃった!)駒も敵として見做してるの頭いいな~
光秀もだいぶ塩対応になってきた?
そのまま突っ走ってくれていーよ!
アンチな人にとってはちょっとカチンとくるくらい、今回はお駒ちゃん(門脇麦)の功績が描かれる回でもありましたね。
髪型や装いを大人の武家女性風に改めた駒は、実情はどうあれ摂津晴門らにとってもはや公認の義昭の愛人となっていました。
それでもむしろ駒の方が公方様に丸薬「芳仁丸」で稼いだお金を貢いでいる風なのが、姉貴分である伊呂波太夫(尾野真千子)を彷彿とさせますね。
今回は今井宗久(陣内孝則)どころか筒井順慶(駿河太郎)までを光秀につなぐ役目を担っていました。
筒井順慶は光秀には信長を駒には義昭を紹介させ、代わりに鉄砲200挺の購入権を光秀と藤吉郎(佐々木蔵之介)に譲ります。
この関係が、のちに順慶は信長の姻戚となり、さらには「本能寺の変」にまで後を引くんですね。
少しずつ歪んできた義昭
剛拳の虎の前世は公方さまなのね🤣
義昭さまの筋肉は極主夫道の虎二郎筋肉でもある
信長様が仏像背負ってるの、ランドセルっぽい🎒
義昭公、戦場では相変わらず声うわずってしまってるのに、城に帰って摂津あたりにあの口のききかた、残念だけど人が離れてしまうのわかる。
最近スッカリ「麒麟がくる」の義昭将軍役と「極主夫道」の元ヤクザ虎二郎役を並べて語られることが多くなった滝藤賢一。
公方様義昭の性格の変わりようを見ていると、なんだか「寄ってきている?」と思うところがあるような、ないような…(苦笑)
今回もドラマ前半では信長の手を取って生還を喜んでいたのに、数か月後には頭から信長を非難して「ワシは何のために出陣したのじゃ」と怒っています。
出陣前のムカデの演説は「がんばった感」があふれる演技で、さすが滝藤賢一という感じでした。
駒と虫を愛でる優しさは残っているようですが、そもそも部下が戦に苦戦しているのにとっとと帰京して愛人と遊んでいるのですから、チャランポランですよね。
でも、信長や光秀も仏像を背負って騒いでいる割にはいちいち公方様に作戦のお伺いを立てずに動いているのだから、不仲になるのも仕方がないのでしょうか。
次回の見どころ
第33回『比叡山に棲む魔物』では、金ヶ崎以上の窮地に陥った信長の、比叡山に対する決断が描かれます。
「ワシも神仏を尊ぶ」と公言していた信長の、歴史に言う「焼き討ち」命令までの流れをどう持っていくのか、興味津々です。
魔物とはズバリ
また、予告によると久しぶりに三河の菊丸(岡村隆史)も登場する様子、楽しみです。
これまでの視聴者の感想
当サイト読者の方から寄せられた「麒麟がくる」放送後の感想をこちらの記事で紹介しています。
- 「麒麟がくる」第1話の感想「光秀、西へ」
- 「麒麟がくる」第2話の感想「道三の罠」
- 「麒麟がくる」第3話の感想「美濃の国」
- 「麒麟がくる」第4話の感想「尾張潜入指令」
- 「麒麟がくる」第5話の感想「伊平次を探せ」
- 「麒麟がくる」第6話の感想「三好長慶襲撃計画」
- 「麒麟がくる」第7話の感想「帰蝶の願い」
- 「麒麟がくる」第8話の感想「同盟のゆくえ」
- 「麒麟がくる」第9話の感想「信長の失敗」
- 「麒麟がくる」第10話の感想「ひとりぼっちの若君」
- 「麒麟がくる」第11話の感想「将軍の涙」
- 「麒麟がくる」第12話の感想「十兵衛の嫁」
- 「麒麟がくる」第13話の感想「帰蝶のはかりごと」
- 「麒麟がくる」第14話の感想「聖徳寺の会見」
- 「麒麟がくる」第15話の感想「道三、わが父に非ず」
- 「麒麟がくる」第16話の感想「大きな国」
- 「麒麟がくる」第17話の感想「長良川の対決」
- 「麒麟がくる」第18話の感想「越前へ」
- 「麒麟がくる」第19話の感想「信長を暗殺せよ」
- 「麒麟がくる」第20話の感想「家康への文」
- 「麒麟がくる」第21話の感想「決戦!桶狭間」
- 【名場面スペシャル】「独眼竜政宗」の感想
- 【名場面スペシャル】「国盗り物語」の感想
- 【名場面スペシャル】「利家とまつ」の感想
- 【名場面スペシャル】「秀吉」の感想
- 「麒麟がくる」【総集編】第1回の感想
- 「麒麟がくる」【総集編】第2回の感想
- 「麒麟がくる」【総集編】第3回の感想
- 「麒麟がくる」第22話の感想「京よりの使者」
- 「麒麟がくる」第23話の感想「義輝、夏の終わりに」
- 「麒麟がくる」第24話の感想「将軍の器」
- 「麒麟がくる」第25話の感想「羽運ぶ蟻」
- 「麒麟がくる」第26話の感想「三淵の奸計」
- 「麒麟がくる」第27話の感想「宗久の約束」
- 「麒麟がくる」第28話の感想「新しき幕府」
- 「麒麟がくる」第29話の感想「摂津晴門の計略」
- 「麒麟がくる」第30話の感想「朝倉義景を討て」
- 「麒麟がくる」第31話の感想「逃げよ信長」
- 「麒麟がくる」第32話の感想「反撃の二百挺」
- 「麒麟がくる」第33話の感想「比叡山に棲む魔物」
- 「麒麟がくる」第34話の感想「焼討ちの代償」
- 「麒麟がくる」第35話の感想「義昭、まよいの中で」
- 「麒麟がくる」第36話の感想「訣別」
- 「麒麟がくる」第37話の感想「信長公と蘭奢待」
- 「麒麟がくる」第38話の感想「丹波攻略命令」
- 「麒麟がくる」第39話の感想「本願寺を叩け」
- 「麒麟がくる」第40話の感想「松永久秀の平蜘蛛」
- 「麒麟がくる」第41話の感想「月にのぼる者」
- 「麒麟がくる」第42話の感想「離れゆく心」
- 「麒麟がくる」第43話の感想「闇に光る樹」
- 「麒麟がくる」最終回の感想「本能寺の変」
オンエアを見逃しても視聴する方法
日曜の本放送を見逃しても大丈夫!
オンエア済みの放送回を見る方法があるので、ここからご紹介していきます。
再放送
「麒麟がくる」のオンエア後、次の週末に再放送されています。
- 土曜 13:05~[NHK総合]
- 翌週日曜 8:00~[BS4K]
本編を見逃してしまったら、次の土日の再放送の録画予約を必ずチェックしましょう!
再放送も見逃したらネット配信
ネットの動画配信サービスを利用すれば、「麒麟がくる」を視聴することができます。
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そんなAmazonプライム・ビデオのメリット/デメリットをまとめてみました。
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「麒麟がくる」キャストの出演作品
Amazonプライム・ビデオで配信している作品を調べてみました。
下記はほんの一部ですので、まだまだ作品はありますよ。
長谷川博己 出演作品
- シン・ゴジラ
- 鈴木先生
間宮祥太朗 出演作品
- 半分、青い。
- べしゃり暮らし
木村文乃 出演作品
- 羊の木
- ピース オブ ケイク
堺正章 出演作品
- 無理な恋愛
門脇麦 出演作品
- 二重生活
- 世界は今日から君のもの
尾野真千子 出演作品
- そして父になる
- 後妻業の女
染谷将太 出演作品
- 寄生獣
- ぶどうのなみだ
吉田鋼太郎 出演作品
- おっさんずラブ
- 死命 ~刑事のタイムリミット~
ユースケ・サンタマリア 出演作品
- なぎスケ!
- 踊る大捜査線 THE MOVIE
向井理 出演作品
- アキラとあきら
- 永遠の0
谷原章介 出演作品
- 血の轍
- マグマ
眞島秀和 出演作品
- CRISIS 公安機動捜査隊特捜班
- アンフェア
佐々木蔵之介 出演作品
- 清須会議
- 超高速!参勤交代
安藤政信 出演作品
- デイアンドナイト
- さくらん
金子ノブアキ 出演作品
- モテキ
- 新宿スワンⅡ
陣内孝則 出演作品
- 超高速!参勤交代
- なくもんか
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まとめ
室町幕府の中で徐々に信長の評価が下がっていく様子、それに比例してか光秀の言動に武士らしさが増していく様子に、すごく「戦国時代」を感じました。
摂津晴門も、今となっては公方様義昭も、いわば幕府の復興は「人のフンドシで相撲」状態であるのに、コロコロと信長から心移りできるなぁという雰囲気です。
信長は光秀の支えもあって気丈に戦を切り盛りしていますが、いよいよ“魔王スイッチ”が入る勢いで、気がもめますね。