2020年のNHKの大河ドラマ「麒麟がくる」。
2021年1月10日放送の第40話「松永久秀の平蜘蛛」放送後の感想まとめ記事です。
ネタバレ注意!
前回より『天下静謐』から『天下布武』を唱えるようになった織田信長(染谷将太)と大和国での筒井順慶(駿河太郎)との勢力争いに焦りを抱えた松永久秀(吉田鋼太郎)の確執が表面化します。
久秀が戦線離脱だけでなく「本能寺方に寝返る」と明言したのは驚きでしたが、やはり大和の守護問題が決め手だったのですね。
明智光秀十兵衛(長谷川博己)にとってはどちらも大事な人物であるため、公方様・義昭の時以上に心を痛めている様子が伝わってきました。
さて、久秀の大炎上に際しての「十兵衛のウソ」とは…?
前回(第39回)の感想はこちら。
「麒麟がくる」第39話「本願寺を叩け」の感想
視聴率
「麒麟がくる」第40話「松永久秀の平蜘蛛」の平均視聴率は1/12(火)に発表されます。
視聴率一覧表はこちらで速報更新しています。
「麒麟がくる」第40話を見た視聴者の感想
光秀と久秀、涙の盃
この家には妻も娘もいなくなるのか…
普段からあまり感情を出さない光秀だからこそ、寂しさがにじみでる‥
役者があれこれ台詞を言わずとも音楽が心情を雄弁に語る作品だなあ
平蜘蛛が光秀に渡るとは…
フラグ🚩立ちまくり。
妻・熙子の死を悲しむ間もなく光秀は伊呂波太夫(尾野真千子)からの手紙で呼び出され、寝返りを決意した松永久秀から、秘蔵の茶釜「古天明平蜘蛛」を託されます。
久秀の眼光の鋭さにはそぐわない切なめのBGMで場面が始まり、光秀の涙と久秀の目尻のピクピクと共に音楽が高まっていて、伊呂波太夫もいつになくもらい泣きの風で、悲壮感が漂っていました。
この感じ、ドラマというよりまるで舞台での真剣勝負を見ているようでした!
さすが吉田鋼太郎と長谷川博己です。
しかし、久秀は光秀の涙の説得に応じず、涙で別れの盃を交わすことになります。
久秀、炎の切腹!
「久秀が爆死するか否か」はネットでも結構待たれていたのでしたが、「麒麟がくる」では自分で茶器に放った炎の中、立ったままの切腹でした。
カッコよいというか、久秀の戦国武将らしい生き方を体現しているというか…何とも見事でした。
語彙力が足りないので(苦笑)、ネットでの感想を紹介させていただきますね!
吉田さん、ありがとう‼︎かっこよかったです、お疲れ様でした!
吉田鋼太郎と炎はなんて合う組み合わせなんだ
松永久秀立ちながら切腹とか、切った後もしばらく立っていたりとか最期のパワーが凄まじかった。あと眼力も
独り暗い部屋で泣いているノッブは、久秀の死を悼んでいたのかどうなのか…ただ、その顔に僅かに浮かんだ笑みは、あの死に様を「久秀らしい」と思ったような気もした。また、あの表情を見て「本能寺で己の死を悟る時、案外、ほっとした顔をして笑いそうだな、この信長は…」とも思った。
松永さんの本当の爆弾は平蜘蛛だったのか・・・。
茶釜はワナor爆弾?帰蝶の約束もフラグか
馬鹿正直で、もうちょっと本音と建前を使い分けて上手く世渡りしなよ…なんて思ってた十兵衛がここで嘘をつき、本能寺一直線になるなんて…
本能寺は帝黒幕説でも秀吉黒幕説でもなく十兵衛なりの落とし前が動機になりそう。自分も落武者狩りに遭うところまでが祟り。
久々の帰蝶さま!と思ったら美濃に帰るとか……。久々なのにノッブとの絡み少なくない?
そういえば、安土城の大広間で帰蝶さまは下段と思しきところにお座りであった。ノッブの隣ではなかった。
泣ける。
怖ぇぇ。
信長も秀吉も帰蝶もみんな怖ぇぇ。
もはやサスペンスや..
光秀に託された茶釜「古天明平蜘蛛」。
結局爆破も消失もせず、無事伊呂波太夫から光秀へと届けられるのですが…。
光秀は信長に平蜘蛛のことを隠しましたが、実は秀吉経由で初めての“ウソ”を見抜かれていたのでした。
それに気づいてはいなかったでしょうが、光秀は夕陽に映える茶釜に向かって思わず「ワナだ!松永様の笑い声が聞こえる」と口走ります。
茶釜は光秀と信長の間に溝を作る爆弾だったというわけです。
個人的には伊呂波太夫が伝言した通り、久秀が「心美しき、誇りを失わぬ者」と光秀を認めたという風にとらえたいのですが、本人が“ウソ”の件にしこりを抱えているのだから、結局は本能寺への布石になってしまうのですね。
しかも、久々に登場した帰蝶(川口春奈)は、光秀に信長の上昇志向に疲れたので美濃へ帰省する旨を語ります。
正妻が自ら別居宣言とは異質ですが、加えて信長がそれを「背を向ける」と解釈しているのだから、なおさら怖いです。
帰蝶の「美濃で茶を飲もう」との約束は、これまた本能寺へのフラグだと考えられますね。
次回の見どころ
第41回『月にのぼる者』では、正親町天皇と光秀が影ながら再会、最近の信長について懸念を共有するシーンが描かれます。
まるで「竹取物語」のようなたとえが披露される様子、風流です。
また、光秀は秀吉(佐々木蔵之介)に対して、久秀との密会を信長に告げたことをとがめ立てするようですが、藪蛇になるのではないかと心配ですね。
久々に足利義昭(滝藤賢一)も登場、元将軍のその後の暴れぶりも見られそうです。
これまでの視聴者の感想
当サイト読者の方から寄せられた「麒麟がくる」放送後の感想をこちらの記事で紹介しています。
- 「麒麟がくる」第1話の感想「光秀、西へ」
- 「麒麟がくる」第2話の感想「道三の罠」
- 「麒麟がくる」第3話の感想「美濃の国」
- 「麒麟がくる」第4話の感想「尾張潜入指令」
- 「麒麟がくる」第5話の感想「伊平次を探せ」
- 「麒麟がくる」第6話の感想「三好長慶襲撃計画」
- 「麒麟がくる」第7話の感想「帰蝶の願い」
- 「麒麟がくる」第8話の感想「同盟のゆくえ」
- 「麒麟がくる」第9話の感想「信長の失敗」
- 「麒麟がくる」第10話の感想「ひとりぼっちの若君」
- 「麒麟がくる」第11話の感想「将軍の涙」
- 「麒麟がくる」第12話の感想「十兵衛の嫁」
- 「麒麟がくる」第13話の感想「帰蝶のはかりごと」
- 「麒麟がくる」第14話の感想「聖徳寺の会見」
- 「麒麟がくる」第15話の感想「道三、わが父に非ず」
- 「麒麟がくる」第16話の感想「大きな国」
- 「麒麟がくる」第17話の感想「長良川の対決」
- 「麒麟がくる」第18話の感想「越前へ」
- 「麒麟がくる」第19話の感想「信長を暗殺せよ」
- 「麒麟がくる」第20話の感想「家康への文」
- 「麒麟がくる」第21話の感想「決戦!桶狭間」
- 【名場面スペシャル】「独眼竜政宗」の感想
- 【名場面スペシャル】「国盗り物語」の感想
- 【名場面スペシャル】「利家とまつ」の感想
- 【名場面スペシャル】「秀吉」の感想
- 「麒麟がくる」【総集編】第1回の感想
- 「麒麟がくる」【総集編】第2回の感想
- 「麒麟がくる」【総集編】第3回の感想
- 「麒麟がくる」第22話の感想「京よりの使者」
- 「麒麟がくる」第23話の感想「義輝、夏の終わりに」
- 「麒麟がくる」第24話の感想「将軍の器」
- 「麒麟がくる」第25話の感想「羽運ぶ蟻」
- 「麒麟がくる」第26話の感想「三淵の奸計」
- 「麒麟がくる」第27話の感想「宗久の約束」
- 「麒麟がくる」第28話の感想「新しき幕府」
- 「麒麟がくる」第29話の感想「摂津晴門の計略」
- 「麒麟がくる」第30話の感想「朝倉義景を討て」
- 「麒麟がくる」第31話の感想「逃げよ信長」
- 「麒麟がくる」第32話の感想「反撃の二百挺」
- 「麒麟がくる」第33話の感想「比叡山に棲む魔物」
- 「麒麟がくる」第34話の感想「焼討ちの代償」
- 「麒麟がくる」第35話の感想「義昭、まよいの中で」
- 「麒麟がくる」第36話の感想「訣別」
- 「麒麟がくる」第37話の感想「信長公と蘭奢待」
- 「麒麟がくる」第38話の感想「丹波攻略命令」
- 「麒麟がくる」第39話の感想「本願寺を叩け」
- 「麒麟がくる」第40話の感想「松永久秀の平蜘蛛」
- 「麒麟がくる」第41話の感想「月にのぼる者」
- 「麒麟がくる」第42話の感想「離れゆく心」
- 「麒麟がくる」第43話の感想「闇に光る樹」
- 「麒麟がくる」最終回の感想「本能寺の変」
オンエアを見逃しても視聴する方法
日曜の本放送を見逃しても大丈夫!
オンエア済みの放送回を見る方法があるので、ここからご紹介していきます。
再放送
「麒麟がくる」のオンエア後、次の週末に再放送されています。
- 土曜 13:05~[NHK総合]
- 翌週日曜 8:00~[BS4K]
本編を見逃してしまったら、次の土日の再放送の録画予約を必ずチェックしましょう!
再放送も見逃したらネット配信
ネットの動画配信サービスを利用すれば、「麒麟がくる」を視聴することができます。
「麒麟がくる」のフル動画は「Amazonプライム・ビデオ」で視聴できます。
すぐに動画を見るならこちら。
→ Amazonプライム・ビデオ公式サイト
Amazonプライム・ビデオ
とは、通販大手のAmazonが提供している動画配信サービス。
テレビドラマやアニメ、映画などの作品を視聴することができます。
オリジナル作品が豊富なのもAmazonプライム・ビデオの特長です。
そんなAmazonプライム・ビデオのメリット/デメリットをまとめてみました。
Amazonプライム・ビデオのメリット
Amazonプライム・ビデオのデメリット
「麒麟がくる」キャストの出演作品
Amazonプライム・ビデオで配信している作品を調べてみました。
下記はほんの一部ですので、まだまだ作品はありますよ。
長谷川博己 出演作品
- シン・ゴジラ
- 鈴木先生
間宮祥太朗 出演作品
- 半分、青い。
- べしゃり暮らし
木村文乃 出演作品
- 羊の木
- ピース オブ ケイク
堺正章 出演作品
- 無理な恋愛
門脇麦 出演作品
- 二重生活
- 世界は今日から君のもの
尾野真千子 出演作品
- そして父になる
- 後妻業の女
染谷将太 出演作品
- 寄生獣
- ぶどうのなみだ
吉田鋼太郎 出演作品
- おっさんずラブ
- 死命 ~刑事のタイムリミット~
ユースケ・サンタマリア 出演作品
- なぎスケ!
- 踊る大捜査線 THE MOVIE
向井理 出演作品
- アキラとあきら
- 永遠の0
谷原章介 出演作品
- 血の轍
- マグマ
眞島秀和 出演作品
- CRISIS 公安機動捜査隊特捜班
- アンフェア
佐々木蔵之介 出演作品
- 清須会議
- 超高速!参勤交代
安藤政信 出演作品
- デイアンドナイト
- さくらん
金子ノブアキ 出演作品
- モテキ
- 新宿スワンⅡ
陣内孝則 出演作品
- 超高速!参勤交代
- なくもんか
無料トライアルの手順
- 下のリンクからAmazonプライム・ビデオ公式サイトへ
- 「30日間無料トライアル」をクリック
- Amazonアカウントでログイン/もしくは新規作成
- 登録完了
Amazonプライム・ビデオの無料おためしはこちら。
→ Amazonプライム・ビデオ公式サイト
まとめ
前回の三淵藤英といい松永久秀といい、旧知の人物が次々信長から離反していくのを見るのは光秀にとって辛いでしょうね。
茶釜の件を信長に話さなかったのは、きっとはじめは「遺言だから」「遺品だから」という気持ちだったのでしょうが、今となっては、いつ信長との間で爆発するかわからない爆弾となってしまったわけです。
重臣である佐久間信盛をもあしざまに言い、帝や帰蝶をも自分に背も向ける者として敵視しつつある信長に、光秀も従いにくくなっている様子。
「共にタタリを受けるべき者」として、光秀の信長への心が決まる日も近そうですね。