2020年のNHKの大河ドラマ「麒麟がくる」。
2021年1月24日放送の第42話「離れゆく心」放送後の感想まとめ記事です。
ネタバレ注意!
1578年秋、正親町天皇(坂東玉三郎)から「信長が道を間違えぬよう、しかと見届けよ」とお言葉をいただいた明智十兵衛光秀(長谷川博己)。
松永久秀・荒木村重と、裏切りと戦続きの状況をなんとかしようと、光秀は将軍・足利義昭(滝藤賢一)に会いに行きます。
しかし織田信長(染谷将太)には光秀の発言はすべて否定的にとらえられ、ついには
着々と追い詰められていく光秀が心配になる第42回です。
前回(第41回)の感想はこちら。
「麒麟がくる」第41話「月にのぼる者」の感想
視聴率
「麒麟がくる」第42話「離れゆく心」の平均視聴率は1/25(月)に発表されます。
視聴率一覧表はこちらで速報更新しています。
「麒麟がくる」第42話を見た視聴者の感想
光秀、義昭に会いに行く
滝藤義昭の、ふっと見せるお坊さん時代の笑い方がほんと上手い。
光秀側から歴史を見ると今までと違って見える🤔
そして、歴史は繋がってると実感🤔
親世代には"武力政権"の記憶が残ってるわけだし🤔
今も激動の時代なだけに🤔
本能寺ゲージが溜まってくってこのことかー!釣りながらの公方様の話、切ないよ…
物語の主人公だから当然だけど、十兵衛に闇堕ちしてる自覚が全くないし、麒麟が呪いワードにしかならないな😇
備後の鞆の浦で毛利家の世話になっている義昭に忍んで会いに行く光秀。
しかし、義昭は「1日1匹」の鯛釣りを光秀と楽しむものの、「信長がいる京へは戻らぬ」とつれない返事でした。
僧侶姿時代のように穏やかですがかなり老け、枯れた様子の義昭が「タイを釣っていれば殺されることはない」という表情は泣き笑いで、切なくなってしまいました。
しかし、帝に次いで公方様と密会とは、光秀の行動はハラハラしますよね。
「秀吉フィルター」機能で信長へ「悪臭」として伝わるかと思うと、心配で仕方ないです。
義昭はのちに駒(門脇麦)への手紙で麒麟について触れたり、「そなた(光秀)一人の京であれば」と述べたりして、さらに光秀にフラグを立ててしまいます。
家康、光秀に本心を明かす
辛すぎて、岸ちゃんが離縁されて戻ってきた辺りから号泣なんですけど…
つまり本能寺の変の黒幕は秀吉以外全員ってことなの?
同じジャニーズなら松潤じゃなくて風間俊介の家康がもうちょっと見たいな。伊賀越え以降も見たい。
みんな、十兵衛に期待しすぎでないか?
これが本当なら、本能寺の変の後、どうして誰も十兵衛に見方してやらなかったんだろうってくらい(笑)
本能寺で襲うより帰蝶が言う通り、毒殺の方が天下とれたかもね…(^^;
光秀は忍んできた菊丸(岡村隆史)の願いを聞いて、徳川家康(風間俊介)と摂津沖の船中で密会します。
従来信長と家康は兄弟分だというイメージでしたが、このドラマでは「使役されている」という感じが強く、信康と築山殿の問題でも胸を痛めていました。
「あまりに理不尽な申されようなら、己を貫くしかありませぬ」と言う気持ちも良くわかりました。
それにしても、戦国武将同士の付き合いとは、一筋縄ではいかないものなのですね。
以前、足利義輝将軍・細川藤孝・明智光秀が、同じ塚原卜伝の剣の流派であることで親密になった話題がありました。
今度は和歌の指南で三条西実澄卿を通じて、徳川家康と明智光秀も裏からつながっていました。
ほかにも商人・今井宗久の縁などもあり、人間関係が立体的に感じられる「麒麟がくる」です。
信長に打ち据えられる光秀、決心?
麒麟がくる、十兵衛の周囲からの頼られ感がすごい。本能寺はもう必須必然と思わせる状況。乱暴する信長もひどいけど、信長も苦しそうで、一体どうしたらよかったのやら。本能寺黒幕は1つじゃなくて複数説なのかな。そして有岡城の戦いつらかった。早く結末が見たいような、見たくないような
信長は人の心が解らず承認欲求の為に暴走し、どんどん人心が離れて孤独になっていく。
十兵衛は主君自身を見ずに麒麟ばかり追い求めた結果、周囲に本能寺への道を舗装されてしまう。
互いに一生懸命なのに、歯車が噛み合わなくて本能寺へ向かっていく流れ、現実にも有り得そうで切ないな…
黒幕は光秀に関わったひとみんな! っていう構成が緻密な伏線回収になっててたまらなくおもしろい
十兵衛は皆に後押しされた正義のHEROのはず。本能寺後がどのように描かれるのかが楽しみ。どう見ても秀吉が怪しい動きをしそうだけど、十兵衛をたてた皆もどう動くか。
正義なだけではHEROはやっていけないって事だろうな
帝に拝謁し、義昭の説得を試み、家康から三河の内情を打ち明けられる光秀。
正親町天皇の言葉を「恐れ多いから」と信長に明かさない光秀は、信長に扇で何度も打ち据えられます。
「言え!」としつこく迫る信長の怒りには、自分の頭越しに光秀が行動したという嫉妬が多く占められているように思いました。
「白黒つける」と、強権で周囲を試すことに熱心になっている信長には、敬意から内裏の規則を守ろうとする光秀の気持ちは通じませんでした。
きっと秀吉だったら平気で宮中での会話を明かし、信長をヨイショするのでしょうね。
打擲の限りを尽くす信長vsすごい顔になっても抵抗しない光秀と、2人のシーンは緊迫感にあふれていたのですが、何故か信長の方がより傷ついているようにも見えました。
しかし信長は、以前は「何年かかっても良い」と言っていた丹波攻めにすらあと1年と期限を切って、さらに光秀を追いつめます。
次回の見どころ
第43回『闇に光る樹』では、地位は上りながらも焦りを隠せない信長の様子、そして歴史としても有名な、光秀が公の宴席で信長に打擲されるシーンが描かれます。
今まではあくまで2人だけの時の言い合い・いさかいでしたが、ついに不仲が公然化してしまうのですね。
また、予告に登場した、美濃に戻った帰蝶の爆弾発言「毒を盛る、信長様に」とのセリフも大いに気になります。
帰蝶にまで背中を押され、光秀は謀反を決心するのでしょうか…。
これまでの視聴者の感想
当サイト読者の方から寄せられた「麒麟がくる」放送後の感想をこちらの記事で紹介しています。
- 「麒麟がくる」第1話の感想「光秀、西へ」
- 「麒麟がくる」第2話の感想「道三の罠」
- 「麒麟がくる」第3話の感想「美濃の国」
- 「麒麟がくる」第4話の感想「尾張潜入指令」
- 「麒麟がくる」第5話の感想「伊平次を探せ」
- 「麒麟がくる」第6話の感想「三好長慶襲撃計画」
- 「麒麟がくる」第7話の感想「帰蝶の願い」
- 「麒麟がくる」第8話の感想「同盟のゆくえ」
- 「麒麟がくる」第9話の感想「信長の失敗」
- 「麒麟がくる」第10話の感想「ひとりぼっちの若君」
- 「麒麟がくる」第11話の感想「将軍の涙」
- 「麒麟がくる」第12話の感想「十兵衛の嫁」
- 「麒麟がくる」第13話の感想「帰蝶のはかりごと」
- 「麒麟がくる」第14話の感想「聖徳寺の会見」
- 「麒麟がくる」第15話の感想「道三、わが父に非ず」
- 「麒麟がくる」第16話の感想「大きな国」
- 「麒麟がくる」第17話の感想「長良川の対決」
- 「麒麟がくる」第18話の感想「越前へ」
- 「麒麟がくる」第19話の感想「信長を暗殺せよ」
- 「麒麟がくる」第20話の感想「家康への文」
- 「麒麟がくる」第21話の感想「決戦!桶狭間」
- 【名場面スペシャル】「独眼竜政宗」の感想
- 【名場面スペシャル】「国盗り物語」の感想
- 【名場面スペシャル】「利家とまつ」の感想
- 【名場面スペシャル】「秀吉」の感想
- 「麒麟がくる」【総集編】第1回の感想
- 「麒麟がくる」【総集編】第2回の感想
- 「麒麟がくる」【総集編】第3回の感想
- 「麒麟がくる」第22話の感想「京よりの使者」
- 「麒麟がくる」第23話の感想「義輝、夏の終わりに」
- 「麒麟がくる」第24話の感想「将軍の器」
- 「麒麟がくる」第25話の感想「羽運ぶ蟻」
- 「麒麟がくる」第26話の感想「三淵の奸計」
- 「麒麟がくる」第27話の感想「宗久の約束」
- 「麒麟がくる」第28話の感想「新しき幕府」
- 「麒麟がくる」第29話の感想「摂津晴門の計略」
- 「麒麟がくる」第30話の感想「朝倉義景を討て」
- 「麒麟がくる」第31話の感想「逃げよ信長」
- 「麒麟がくる」第32話の感想「反撃の二百挺」
- 「麒麟がくる」第33話の感想「比叡山に棲む魔物」
- 「麒麟がくる」第34話の感想「焼討ちの代償」
- 「麒麟がくる」第35話の感想「義昭、まよいの中で」
- 「麒麟がくる」第36話の感想「訣別」
- 「麒麟がくる」第37話の感想「信長公と蘭奢待」
- 「麒麟がくる」第38話の感想「丹波攻略命令」
- 「麒麟がくる」第39話の感想「本願寺を叩け」
- 「麒麟がくる」第40話の感想「松永久秀の平蜘蛛」
- 「麒麟がくる」第41話の感想「月にのぼる者」
- 「麒麟がくる」第42話の感想「離れゆく心」
- 「麒麟がくる」第43話の感想「闇に光る樹」
- 「麒麟がくる」最終回の感想「本能寺の変」
オンエアを見逃しても視聴する方法
日曜の本放送を見逃しても大丈夫!
オンエア済みの放送回を見る方法があるので、ここからご紹介していきます。
再放送
「麒麟がくる」のオンエア後、次の週末に再放送されています。
- 土曜 13:05~[NHK総合]
- 翌週日曜 8:00~[BS4K]
本編を見逃してしまったら、次の土日の再放送の録画予約を必ずチェックしましょう!
再放送も見逃したらネット配信
ネットの動画配信サービスを利用すれば、「麒麟がくる」を視聴することができます。
「麒麟がくる」のフル動画は「Amazonプライム・ビデオ」で視聴できます。
すぐに動画を見るならこちら。
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Amazonプライム・ビデオ
とは、通販大手のAmazonが提供している動画配信サービス。
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そんなAmazonプライム・ビデオのメリット/デメリットをまとめてみました。
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「麒麟がくる」キャストの出演作品
Amazonプライム・ビデオで配信している作品を調べてみました。
下記はほんの一部ですので、まだまだ作品はありますよ。
長谷川博己 出演作品
- シン・ゴジラ
- 鈴木先生
間宮祥太朗 出演作品
- 半分、青い。
- べしゃり暮らし
木村文乃 出演作品
- 羊の木
- ピース オブ ケイク
堺正章 出演作品
- 無理な恋愛
門脇麦 出演作品
- 二重生活
- 世界は今日から君のもの
尾野真千子 出演作品
- そして父になる
- 後妻業の女
染谷将太 出演作品
- 寄生獣
- ぶどうのなみだ
吉田鋼太郎 出演作品
- おっさんずラブ
- 死命 ~刑事のタイムリミット~
ユースケ・サンタマリア 出演作品
- なぎスケ!
- 踊る大捜査線 THE MOVIE
向井理 出演作品
- アキラとあきら
- 永遠の0
谷原章介 出演作品
- 血の轍
- マグマ
眞島秀和 出演作品
- CRISIS 公安機動捜査隊特捜班
- アンフェア
佐々木蔵之介 出演作品
- 清須会議
- 超高速!参勤交代
安藤政信 出演作品
- デイアンドナイト
- さくらん
金子ノブアキ 出演作品
- モテキ
- 新宿スワンⅡ
陣内孝則 出演作品
- 超高速!参勤交代
- なくもんか
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まとめ
正親町天皇の憂い、義昭のつぶやき、家康の我慢の限界に信長の魔王化…並べてみると、光秀がどうこう考える前に着々と外堀が埋められていくような恐ろしさを感じます。
もはや光秀の信長への謀反は「みんなの願い」だったような雰囲気ですが、それでも「本能寺の変」後の明智光秀は孤立状態だったわけですよね。
時代に望まれている者と信義を貫こうとする者が同一ではないのだということを、しみじみ感じてしまいます。