2020年のNHKの大河ドラマ「麒麟がくる」。
6月7日放送の第21話「決戦!桶狭間」放送後の感想まとめ記事です。
ネタバレ注意!
今川義元(片岡愛之助)は武田・斎藤との同盟を経て、順風満帆で尾張へと進軍して来る雰囲気でした。
一方で織田信長(染谷翔太)の方は、家臣へは「籠城」を宣言し、ひっそりと桶狭間での合戦を決定します。
背水の陣ではあるものの、意外に計算づくでの勝利!という感じでした。
遅れて駆けつけた明智十兵衛光秀(長谷川博己)の目に、一段成長した信長はたくましく見えたのですね。
コロナ禍による大河休止前の、キメの21回です。
前回(第20話)の感想はこちら。
大河ドラマ「麒麟がくる」第20話の感想
「麒麟がくる」第21話視聴率
大河ドラマ「麒麟がくる」第21回の平均視聴率は16.3%でした。
前回比+1.0%、非常に安定した推移を継続しています。
次週からしばらくの間は放送休止となってしまうので、再開後の視聴率にどれほどの影響を与えるのか気になるところですね。
視聴率一覧表はこちらで速報更新しています。
「麒麟がくる」第21話を見た視聴者の感想
今川勢余裕の進軍とコキ使われる元康
『麒麟がくる』今川義元がカッコよすぎた…。こんなに義元をカッコよくしてくれた大河ドラマなかったんでは?桶狭間に関しての考証も細かくて、今までにない仕上がりだわ。桶狭間時点の、信長も、すごく未完成でまだ父親の世代の仕事が大きいってところもリアリティある。
「殿(今川義元)が三河守に就任された」
これを現場の上司が元康に嬉しそうに言うのは駄目だわな…。そりゃ怒るよと。三河出身豪族にとっては乗っ取られたも同然だから。
家康もこのあと三河支配を確実にするために三河守にわざわざなるし。
元康が、敢えて織田方優位になるように動いた、と言うことなのかな?
今川義元(片岡愛之助)は総勢2万の兵で
はじめは母の嘆きや菊丸(岡村隆史)の進言に涙しつつも、自分の手勢や人質となった正室・築山御前を見捨てられないからと今川に従う気持ちだった元康。
しかし、今川からのお目付け役・鵜殿長照から「物資を運べ」「砦へ急げ」などとコキ使われたあげく、今川義元が朝廷から“三河守”の官位を頂戴したと聞き、ついにキレてしまいます。
この間のジレンマや心の動きを風間俊介が上手く演じていましたね!
大高城に居座った家臣団が長照に対し凄むように足踏みして見せるシーンは、いかにも“頑固な土着の三河者”というイメージで印象が強かったです。
信長と帰蝶と十兵衛と
信長さまの敦盛と台詞にメロディが流れる、戦国鍋脳。
奇妙丸と引き合わせた後に「あっ、サプライズプレゼントしたけど、なんかちょっと怒られるかも?」と、膝を折って「すまぬ、黙っていた事は謝る」と帰蝶に許しを乞う信長公が…。でも家臣の世継ぎがいない不安の声を帰蝶に聞かせずにいてくれたのよね…。
「この十年、わしはそなたを頼りにしてきた」という信長の帰蝶への発言に「うん、あなたはそうだよね」と思いっきり頷いた……
死ぬ可能性大の戦に出かける夫から急に愛人と隠し子の存在を告げられた正妻の気持ちとは…
強い帰蝶を見せてばかりだから信長くんはすっかり帰蝶を理想の母のように見るようになってる。
母(=女)は何でも許す喜んでくれる存在と思ってる。真のマザコンとはこういうこと。
ダメなら死ぬとか言うし
急に隠し子出してくるし
信長なんてやつ!!!怒、って思ったけど、
最後に母じゃ、って言ったから
なーんだ信長わかってんじゃん、って簡単に信長許したちょろい視聴者はわたしです
今川の密偵を恐れ、表向きは「清須城に籠城」ということにして、若い家臣・簗田政綱(内田健司)を使って情報収集に励んでいた信長(染谷翔太)。
いつになく強い目ヂカラで帰蝶(川口春奈)に『人生50年』を吟じて、急襲攻撃の出陣を宣言します。
この「帰蝶に」というところが、この「麒麟がくる」独特のピュアながらメンヘラチックな信長らしいですよね。
個人的にはもう少ししっかり舞い踊ってほしかったのですが、抱き合わせで隠し子の奇妙丸…のちの信忠を帰蝶に託すあたり、いかにも「策略家!」という感じでした。
さすがの帰蝶も浮気を咎める間もなく、決死の信長を見送った後、十兵衛に「来るのが遅い」と弱音を見せてしまいました。
泣きそうな困った顔もなかなか素敵な川口春奈です。
神頼みではなかった桶狭間の合戦
翼くんの毛利新介、ジャンプして刺したのも良いけど
義元殿討ち取ったあとに
槍をくるっと回して持ち直した姿も最高に格好いい
愛之助さんの黒目に、飛んだ翼が映っているのを確認。細かい演出が多いですね。
このドラマでの信長も対今川戦で迷いがなかったわけではないのですが、情報収集の結果と2人の父の教えが決心を固めさせます。
曰く、
- 今川義元が駿河からノコノコ出てきたのだから討つしかない!
by 斎藤道三(本木雅弘) - 義元は用心深いので東にも備えの兵を残しているはず
by 織田信秀(高橋克典)
…ということですね。
2万vs3千という無謀な戦いではなく、兵数を読みに読んで、3百の兵で奇襲までさせて今川本陣を5千近くまで削り、桶狭間で激突します。
決戦を仕掛けた時にはもう雨は上がっていた設定なので、意外に神頼みでもなく、戦略の勝利!という感じでしたね。
最終的に毛利新介(今井翼)が義元をジャンピングダイブで討ち取り、織田勢の勝利が決定しました!
ってか十兵衛いつも間に合わないなぁ
あの信長が『美濃をとったら帰蝶が喜ぶ!』と向かう先に待ち受ける龍興くん、美濃を逐われてなお徹底して反信長方につき信長への抵抗を貫いた龍興くん、本木道三の孫にして伊藤義龍の息子の龍興くん、楽しみにしてるんではよキャスト出て。
信長の勝利の帰陣を出迎えて、水を差し出した十兵衛は、いささか中途半端な立場になってしまいました。
しかし、とやかく言うでもなく笑顔で接した信長には、ようやく「お家形さま」ともいえる風格が出てきた感じがしましたね。
「帰蝶はいつもホメてくれる」と語り、次は帰蝶のために美濃を取ると宣言する信長に、十兵衛は道三が指摘した通りの大器を感じた様子でした。
きっと、この「『大きな国』を作る男」に仕えたいとの決心が固まったことでしょうね。
次回(第22話)の見どころ
麒麟がくる ホントに来るのか? きっと来る!少しお休みするだけです🤣
今年の大河ドラマは本当に映像が綺麗で感動している。話も面白い。特に信長がどう描かれていくのか楽しみ。7月から再開されるかな?待ち遠しいな。
独眼竜政宗のオープニングテーマ曲が頭の中をぐるぐるしてる🌀
超カッコいいのよ、OP曲…
「麒麟がくる」前に「独眼竜」がくるあたり、グッドチョイス👍️✨
麒麟がくるが来週からお休みなのでロスになるかなって思っていたら独眼竜政宗だの国盗り物語だの利家とまつだのでロスになってる暇ねぇな!って思いました
(ただし土曜の最麒麟見たらまた感じ方が変わるかもしれない)
次週からは特集番組『「麒麟がくる」までお待ちください 戦国大河ドラマ名場面スペシャル』が同じ時間に放送されます。
6月14日は「独眼竜政宗」編、1987年放送の大河ドラマの特集を中心に、戦国時代について語られます。
昔見た懐かしのシーンや「あの俳優さん、若い!」などという感動が味わえそうですね。
これまでの視聴者の感想
当サイト読者の方から寄せられた「麒麟がくる」放送後の感想をこちらの記事で紹介しています。
- 「麒麟がくる」第1話の感想「光秀、西へ」
- 「麒麟がくる」第2話の感想「道三の罠」
- 「麒麟がくる」第3話の感想「美濃の国」
- 「麒麟がくる」第4話の感想「尾張潜入指令」
- 「麒麟がくる」第5話の感想「伊平次を探せ」
- 「麒麟がくる」第6話の感想「三好長慶襲撃計画」
- 「麒麟がくる」第7話の感想「帰蝶の願い」
- 「麒麟がくる」第8話の感想「同盟のゆくえ」
- 「麒麟がくる」第9話の感想「信長の失敗」
- 「麒麟がくる」第10話の感想「ひとりぼっちの若君」
- 「麒麟がくる」第11話の感想「将軍の涙」
- 「麒麟がくる」第12話の感想「十兵衛の嫁」
- 「麒麟がくる」第13話の感想「帰蝶のはかりごと」
- 「麒麟がくる」第14話の感想「聖徳寺の会見」
- 「麒麟がくる」第15話の感想「道三、わが父に非ず」
- 「麒麟がくる」第16話の感想「大きな国」
- 「麒麟がくる」第17話の感想「長良川の対決」
- 「麒麟がくる」第18話の感想「越前へ」
- 「麒麟がくる」第19話の感想「信長を暗殺せよ」
- 「麒麟がくる」第20話の感想「家康への文」
- 「麒麟がくる」第21話の感想「決戦!桶狭間」
- 【名場面スペシャル】「独眼竜政宗」の感想
- 【名場面スペシャル】「国盗り物語」の感想
- 【名場面スペシャル】「利家とまつ」の感想
- 【名場面スペシャル】「秀吉」の感想
- 「麒麟がくる」総集編(1)「旅立ち」の感想
- 「麒麟がくる」総集編(2)「動乱」の感想
- 「麒麟がくる」総集編(3)「誇り高く」の感想
- 「麒麟がくる」第22話の感想「京よりの使者」
- 「麒麟がくる」第23話の感想「義輝、夏の終わりに」
- 「麒麟がくる」第24話の感想「将軍の器」
- 「麒麟がくる」第25話の感想「羽運ぶ蟻」
- 「麒麟がくる」第26話の感想「三淵の奸計」
- 「麒麟がくる」第27話の感想「宗久の約束」
- 「麒麟がくる」第28話の感想「新しき幕府」
- 「麒麟がくる」第29話の感想「摂津晴門の計略」
- 「麒麟がくる」第30話の感想「朝倉義景を討て」
- 「麒麟がくる」第31話の感想「逃げよ信長」
- 「麒麟がくる」第32話の感想「反撃の二百挺」
- 「麒麟がくる」第33話の感想「比叡山に棲む魔物」
- 「麒麟がくる」第34話の感想「焼討ちの代償」
- 「麒麟がくる」第35話の感想「義昭、まよいの中で」
- 「麒麟がくる」第36話の感想「訣別」
- 「麒麟がくる」第37話の感想「信長公と蘭奢待」
- 「麒麟がくる」第38話の感想「丹波攻略命令」
- 「麒麟がくる」第39話の感想「本願寺を叩け」
- 「麒麟がくる」第40話の感想「松永久秀の平蜘蛛」
- 「麒麟がくる」第41話の感想「月にのぼる者」
- 「麒麟がくる」第42話の感想「離れゆく心」
- 「麒麟がくる」第43話の感想「闇に光る樹」
- 「麒麟がくる」最終回の感想「本能寺の変」
オンエアを見逃しても視聴する方法
日曜の本放送を見逃しても大丈夫!
オンエア済みの放送回を見る方法があるので、ここからご紹介していきます。
再放送
「麒麟がくる」のオンエア後、次の週末に再放送されています。
- 土曜 13:05~[NHK総合]
- 翌週日曜 8:00~[BS4K]
本編を見逃してしまったら、次の土日の再放送の録画予約を必ずチェックしましょう!
再放送も見逃したらネット配信
ネットの動画配信サービスを利用すれば、「麒麟がくる」を視聴することができます。
「麒麟がくる」のフル動画は「Amazonプライム・ビデオ」で視聴できます。
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「麒麟がくる」キャストの出演作品
Amazonプライム・ビデオで配信している作品を調べてみました。
下記はほんの一部ですので、まだまだ作品はありますよ。
長谷川博己 出演作品
- シン・ゴジラ
- 鈴木先生
間宮祥太朗 出演作品
- 半分、青い。
- べしゃり暮らし
木村文乃 出演作品
- 羊の木
- ピース オブ ケイク
川口春奈 出演作品
- にがくてあまい
- しろときいろ ~ハワイと私のパンケーキ物語~
堺正章 出演作品
- 無理な恋愛
門脇麦 出演作品
- 二重生活
- 世界は今日から君のもの
高橋克典 出演作品
- サラリーマン金太郎
- 匿名探偵
染谷将太 出演作品
- 寄生獣
- ぶどうのなみだ
檀れい 出演作品
- 感染列島
- 美しい隣人
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まとめ
主人公・十兵衛としてはあくまで「見届ける人」なので、出番の少なかった桶狭間の合戦でした。
残念ながら新型コロナウィルスの影響で「麒麟がくる」は再開時期未定で一旦中断されます。
後半は室町幕府の義輝将軍暗殺や義昭将軍擁立など、また京付近のキナ臭い動きを中心に不穏なストーリーから始まりそうですね。
今回駿河から帰京を決めた東庵先生(堺正章)やお駒(門脇麦)も前途多難なわけです。
また、藤吉郎こと羽柴秀吉(佐々木蔵之介)も早々に台頭してくる様子です。
個人的には予告映像で松永久秀(吉田鋼太郎)に十兵衛が鉄砲を突きつけていたシーンも気になります。