2020年のNHKの大河ドラマ「麒麟がくる」。
11月1日放送の第30話「朝倉義景を討て」放送後の感想まとめ記事です。
ネタバレ注意!
1569年夏、京は二条城が建ち御所も織田信長(染谷将太)が修繕して平穏無事なように見えますが、ついに朝倉義景(ユースケ・サンタマリア)の「成り上がり者信長!」との気持ちに火が付きます。
しかし朝倉も意外に独りよがりなわけではなく、摂津晴門(片岡鶴太郎)らと示し合わせての行動だったわけで、タチが悪いですね。
心情的には完全に信長シンパの明智光秀十兵衛(長谷川博己)は、幕臣ながら信長を孤立させないように飛び回ることになります。
前回(第29回)の感想はこちら。
「麒麟がくる」第29話「摂津晴門の計略」の感想
視聴率
「麒麟がくる」第30話「朝倉義景を討て」の平均視聴率は11/2(月)に発表されます。
視聴率一覧表はこちらで速報更新しています。
「麒麟がくる」第30話を見た視聴者の感想
十兵衛、帰蝶や熙子と再会
ブラッディ帰蝶。やっぱいいわ~。
久々の帰蝶様麗しかった〜✨安定の帰蝶Pっぷりが見れて嬉しい笑
来週は金ヶ崎撤退戦か…無双やりたくなってきた…
「京に来るか」という十兵衛の問いに対して、食い気味に「はい」と答えた煕子が本日のツボです。#麒麟がくる pic.twitter.com/vNalXajW1t
— Kenzy (@KenzyPowell) November 1, 2020
十兵衛は「妻子に会いに行く」との半口実で岐阜城に向かい、9年ぶりの帰蝶(川口春奈)や越前以来の妻・熙子(木村文乃)たちと再会します。
久々の帰蝶登場にSNSも沸いていますね。
感想としては「変わらず美しい!」、「変わらず強い!」の2つに尽きるのではないでしょうか。
奇妙丸を立派に育て、亡き父の仇である甥・斎藤龍興が絡んでいるとはいえ朝倉義景との戦についてキッパリ意見を述べる姿は「北の方」というだけにとどまらない凛々しさでした。
また、熙子が娘の岸、玉にかこつけて「京へお呼びいただけませんか?」と申し出たシーンも、真摯な熙子に十兵衛が押され気味で印象的でした。
考えてみれば、十兵衛はドラマの中でも5年間は越前に美濃にと単身赴任状態、熙子も正室として思うところがあって当然ですよね。
しかし、この「上京」がおそらく将来の「お玉→細川ガラシャ夫人」へと結びつくのかと思うと、切ない気持ちになります。
信長、帝のお言葉に大感激!
帝の姿が映し出されたとき、一切の音が無くなってものすごい"圧"を感じた
きっと帝を前にしたらああいう感覚に陥るんだろうな
玉三郎様の帝は…玉三郎様の帝は是非もないよ……
そりゃ信長も骨抜きになるわ、、
褒められて伸びる魔王#麒麟がくる pic.twitter.com/oZHi4ch1Mw
— ジェニー (@jenny_canopus) November 1, 2020
お日様の次に尊い御方に「誉められ」て感極まる信長さん…ピュアであり…哀切でもある…
ところで東庵先生がさらに妖怪じみて来てるんですが。なんであんたが帝と碁打ってんだよ。(あまり深く考えたく無い)
いよいよ朝倉義景が「対信長」の旗印を明確にしたので、十兵衛は織田信長に帝への拝謁を勧め、味方を増やすように努めます。
正親町天皇を演じるのは坂東玉三郎、静かな演出でしたがさすがのオーラでしたね!
ただ気になるのが、帝が信長についての情報を入手しているのが医師・東庵先生(堺正章)らしいというのが気にかかりましたが…
東庵先生、何者なのでしょう!?(苦笑)
それにしてもさすが「お天道様→帝→将軍」の信長、帝のお褒めの言葉に十兵衛も驚くほどの大感激でした!
そもそもの「勅命」という大義名分をゲットしたことよりも、あくまで「武勇の誉れ」と承認されたことへの嬉しさにあふれている様子でした。
こんな信長だからこそ、万一「裏切られた」となった時の怒りは即座に沸騰するだろうと予想できて怖いですよね。
ピュアな義昭将軍と室町幕府の闇
各々にそれぞれの正義というか理屈があって、みんなが仰ぎ見るような大きなものはない状態だからまとまらず混沌としてる、それが今の「麒麟がくる」なんだろうな
将軍と摂津と三淵のシーン見てると会社の会議を思い出す。
あと駒ちゃん、お主何者
そのツッコミは正しいと思います。#麒麟がくる pic.twitter.com/sbJiz6XnoV
— スマホを持ってる明智光秀@NHK「光秀のスマホ」配信中! (@nhk_mitsuhide) November 1, 2020
十兵衛の作戦は信長の気持ちを高めたものの、味方を増やす効果としてはイマイチとなってしまいましたね。
駒(門脇麦)とお救い小屋や蛍デート(!)に盛り上がっているピュアな将軍・義昭(滝藤賢一)は、「将軍の役目は和平の取り持ち」と言って頼りになりません。
しかも、摂津晴門と三淵藤英(谷原章介)がタッグを組んで、あからさまに「幕府は京を動かない」、「信長さまもわきまえられよ」と不動の姿勢です。
摂津の方はもともと朝倉と旧知とのことでしたが、三淵については何だかもう「闇」としか言いようがない感じですね。
そもそも朝倉義景を義昭の烏帽子親としておきながら、義景が邪魔になると嫡男・阿君丸を暗殺(今回摂津が十兵衛に暴露)、今度は義景vs信長を「気が進まぬ、ご武運を」と無視してかかります。
なんだかキラキラした緑と金の装束が悪魔的に見えてしまう、三淵藤英でした。
次回の見どころ
第31回『逃げよ信長』では、対朝倉・浅井戦にて信長が窮地に陥る「金ケ崎の戦い」が描かれます。
この大河ドラマではあまり浅井家については描かれていないのですが、浅井長政役は金井浩人、信長の妹・お市の方は井本彩花が演じていますね。
挟み撃ちにされ苦戦する信長を逃がすためにしんがり(最後尾)を務めるのは、ご存知木下藤吉郎(佐々木蔵之介)です。
十兵衛が信長に足蹴にされたらしい予告の意味は?…そして普段はひょうきんな藤吉郎の決死の覚悟を見るのが楽しみです!
これまでの視聴者の感想
当サイト読者の方から寄せられた「麒麟がくる」放送後の感想をこちらの記事で紹介しています。
- 「麒麟がくる」第1話の感想「光秀、西へ」
- 「麒麟がくる」第2話の感想「道三の罠」
- 「麒麟がくる」第3話の感想「美濃の国」
- 「麒麟がくる」第4話の感想「尾張潜入指令」
- 「麒麟がくる」第5話の感想「伊平次を探せ」
- 「麒麟がくる」第6話の感想「三好長慶襲撃計画」
- 「麒麟がくる」第7話の感想「帰蝶の願い」
- 「麒麟がくる」第8話の感想「同盟のゆくえ」
- 「麒麟がくる」第9話の感想「信長の失敗」
- 「麒麟がくる」第10話の感想「ひとりぼっちの若君」
- 「麒麟がくる」第11話の感想「将軍の涙」
- 「麒麟がくる」第12話の感想「十兵衛の嫁」
- 「麒麟がくる」第13話の感想「帰蝶のはかりごと」
- 「麒麟がくる」第14話の感想「聖徳寺の会見」
- 「麒麟がくる」第15話の感想「道三、わが父に非ず」
- 「麒麟がくる」第16話の感想「大きな国」
- 「麒麟がくる」第17話の感想「長良川の対決」
- 「麒麟がくる」第18話の感想「越前へ」
- 「麒麟がくる」第19話の感想「信長を暗殺せよ」
- 「麒麟がくる」第20話の感想「家康への文」
- 「麒麟がくる」第21話の感想「決戦!桶狭間」
- 【名場面スペシャル】「独眼竜政宗」の感想
- 【名場面スペシャル】「国盗り物語」の感想
- 【名場面スペシャル】「利家とまつ」の感想
- 【名場面スペシャル】「秀吉」の感想
- 「麒麟がくる」【総集編】第1回の感想
- 「麒麟がくる」【総集編】第2回の感想
- 「麒麟がくる」【総集編】第3回の感想
- 「麒麟がくる」第22話の感想「京よりの使者」
- 「麒麟がくる」第23話の感想「義輝、夏の終わりに」
- 「麒麟がくる」第24話の感想「将軍の器」
- 「麒麟がくる」第25話の感想「羽運ぶ蟻」
- 「麒麟がくる」第26話の感想「三淵の奸計」
- 「麒麟がくる」第27話の感想「宗久の約束」
- 「麒麟がくる」第28話の感想「新しき幕府」
- 「麒麟がくる」第29話の感想「摂津晴門の計略」
- 「麒麟がくる」第30話の感想「朝倉義景を討て」
- 「麒麟がくる」第31話の感想「逃げよ信長」
- 「麒麟がくる」第32話の感想「反撃の二百挺」
- 「麒麟がくる」第33話の感想「比叡山に棲む魔物」
- 「麒麟がくる」第34話の感想「焼討ちの代償」
- 「麒麟がくる」第35話の感想「義昭、まよいの中で」
- 「麒麟がくる」第36話の感想「訣別」
- 「麒麟がくる」第37話の感想「信長公と蘭奢待」
- 「麒麟がくる」第38話の感想「丹波攻略命令」
- 「麒麟がくる」第39話の感想「本願寺を叩け」
- 「麒麟がくる」第40話の感想「松永久秀の平蜘蛛」
- 「麒麟がくる」第41話の感想「月にのぼる者」
- 「麒麟がくる」第42話の感想「離れゆく心」
- 「麒麟がくる」第43話の感想「闇に光る樹」
- 「麒麟がくる」最終回の感想「本能寺の変」
オンエアを見逃しても視聴する方法
日曜の本放送を見逃しても大丈夫!
オンエア済みの放送回を見る方法があるので、ここからご紹介していきます。
再放送
「麒麟がくる」のオンエア後、次の週末に再放送されています。
- 土曜 13:05~[NHK総合]
- 翌週日曜 8:00~[BS4K]
本編を見逃してしまったら、次の土日の再放送の録画予約を必ずチェックしましょう!
再放送も見逃したらネット配信
ネットの動画配信サービスを利用すれば、「麒麟がくる」を視聴することができます。
「麒麟がくる」のフル動画は「Amazonプライム・ビデオ」で視聴できます。
すぐに動画を見るならこちら。
→ Amazonプライム・ビデオ公式サイト
Amazonプライム・ビデオ
とは、通販大手のAmazonが提供している動画配信サービス。
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そんなAmazonプライム・ビデオのメリット/デメリットをまとめてみました。
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「麒麟がくる」キャストの出演作品
Amazonプライム・ビデオで配信している作品を調べてみました。
下記はほんの一部ですので、まだまだ作品はありますよ。
長谷川博己 出演作品
- シン・ゴジラ
- 鈴木先生
間宮祥太朗 出演作品
- 半分、青い。
- べしゃり暮らし
木村文乃 出演作品
- 羊の木
- ピース オブ ケイク
堺正章 出演作品
- 無理な恋愛
門脇麦 出演作品
- 二重生活
- 世界は今日から君のもの
尾野真千子 出演作品
- そして父になる
- 後妻業の女
染谷将太 出演作品
- 寄生獣
- ぶどうのなみだ
吉田鋼太郎 出演作品
- おっさんずラブ
- 死命 ~刑事のタイムリミット~
ユースケ・サンタマリア 出演作品
- なぎスケ!
- 踊る大捜査線 THE MOVIE
向井理 出演作品
- アキラとあきら
- 永遠の0
谷原章介 出演作品
- 血の轍
- マグマ
眞島秀和 出演作品
- CRISIS 公安機動捜査隊特捜班
- アンフェア
佐々木蔵之介 出演作品
- 清須会議
- 超高速!参勤交代
安藤政信 出演作品
- デイアンドナイト
- さくらん
金子ノブアキ 出演作品
- モテキ
- 新宿スワンⅡ
陣内孝則 出演作品
- 超高速!参勤交代
- なくもんか
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まとめ
いよいよ、いわば旧体制派vs信長派という構図が明らかになってきた「麒麟がくる」。
十兵衛は幕臣になる道を選んだものの、摂津晴門や三淵藤英とは共感できず、幕府内で孤立の一途をたどっている感じですね。
せっかく帝が信長に勅命を下したのに頼りない将軍・義昭を動かすこともできず、イマイチ活躍できていない十兵衛が、信長シンパを明確にしていく展開が気になります。